下手の考え休むに似たり症候群
(今日のお話 1437文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
読書熱が高まってきている今日この頃。
最近はメルマガのために、
ナナメ読みばかりしていましたが、
腰を据えて読んでみると発見が多く、
まだまだ知らないばかりと痛感。
その中で、妙に共感してしまう言葉がありました。
■囲碁や将棋の世界で、
「下手の考え休むに似たり」
という言葉があります。
意味は、
”よい考えも浮かばないのに、いくら時間をかけて考えても無駄なことで、
休んでいるのと同じで時間の浪費でしかないということ。”
この言葉を聞いて、
私自身、しばしばこの、
「下手の考え休むに似たり症候群」
に嵌ってしまうことがあるなあ、
と反省をいたしました。
■私だけでなく、
皆さまもご経験があるかもしれませんが、
答えが見つからないと、
「こっちの方法がいいだろうか」
「いや、あっちの方法がいいかもしれない」
「まてまて、そっちの方法が効果的に思えてきた」
というように、
沼地にはまり込んだように、
考えて考えて考えた結果、逆に動けなくなってしまったり、
あるいは
石橋を叩いて叩いて、
叩きまくったけど、叩いてばかりいて、
結局なかなか渡れない(行動出来ない)、
というようなことが、
あるのではないでしょうか。
特に、
何かを変えたいとき、
上手くいっていないときなどは、
尚更そうかもしれません。
■しかしながら、先ほどの
「下手の考え休むに似たり」
ということばにあるように、
1日悩んでも結論が出ないようなことは、
結局、同じところをループしているだけの場合が、
往々にしてあります。
とすると、それこそ
「休むに似たり」ということで、
実際は何も変化させられていなかったりする。
悩んでいる、考えているのに、
結局、現状は何も変えられていない・・・
こんな悲しいことになりうるわけです。
■私が以前働いていた会社の行動基準で、
まず成果を求めるのであれば、
『動いて考える、動いて考える』
を大事にせよ、という教訓がありました。
行動量がモノをいう営業でしたが、
面白いもので、動いた方が答えがでたり、
悩みが晴れたり、結果が出たりするもので
事あるごとに、
「これは大事だよな」
とよく思ったもの。
だから、今でも覚えています。
■何かを変えよう、としたとき、
一部の非常に知的でない人以外、
または、
計画・目的があった思考などを除いて、
【なんにせよ、とりあえず動く】
という選択肢に軸足をおき、
先ずは動くことを重視するのが大事である。
「下手の考え休むに似たり」
という言葉と、
自分の最近の状況を照らし合わせ、
そのように思ったのです。
■「7つの習慣」では、
”第一の習慣 主体的である”という習慣において、
『「影響の輪」に集中する』
という教訓があります。
考えるだけでは、
何か生まれることはない。
しかしながら、行動をすれば、
何かが生まれる可能性がある。
「行動すること」は『影響の輪』です。
【下手の考え休むに似たり症候群】
にならないよう、
悩んだり、考えがまとまらないときは、
とりあえず動く。
そんなコテコテの体育会系スタンスも、
何かを変化させるときには、大事なのでしょうね。
まず、動く。
もっともっと動く。
自分にも戒めたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。