「言葉・態度のソフトキリング」に気を付ける
(今日のお話 1888文字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
その他計画など。
週末に参加したセミナーの、
田坂広志先生の話を聞き、
やたらとやる気になってきた今日この頃。
まだまだ出来ることはある、
ということで精進してまいります。
■さて、今日のお話。
日曜日に聞いた免疫学についての講話より、
感じたことを共有させて頂きます。
テーマは「ソフトキリング」について。
■「最も悪名高い医者」と言われている、
内海聡氏のお話より。
内海聡氏は、自ら「キチガイ医」と名乗る、
かなり過激なドクターです。
彼は、元々内科のドクターとして活躍していましたが、
医療体制に疑問を持ち、結果、
「薬に頼った現代の医学は間違っている」
ということで、薬からの離脱を測る、
独自の療法をお伝えしている方です。
”民間で独自の療法”
”薬を使わず”
というと、何だか怪しい健康商法のようですが、
その独特な思想からも、考えさせられることが
多くありました。
そんな彼の話の中で、
注意すべき現代社会の罠として、
『ソフトキリング』
と呼ばれる害悪がある、といいます。
劇的な悪はもたらさないけれど、
ゆっくり体にダメージを与えていく、
そんなものだそうです。
代表的なものだと、
良く言われる「食品添加物」など。
ご存知の通り、
食べてもすぐ病気になるわけではない。
しかし、一つ一つの添加物を構成する化学物質を、
20年30年かけて食べ続けた場合、
どの器官に、どのように蓄積されて、
どんな結果が生まれるか、
ということは既に判っているそう。
しかしながら、
医者もメーカーも、
そして食する私たちですら、
20年、30年のスパンではなく、
四半期~1年の結果を考えてしまう。
また、遺伝子組み換えの食べ物も
同じように「ソフトキリング」の性質を持つのだ、
と彼は続けます。
現状の実験では90日間、
ある遺伝子組み換えの食品を、
ラットに食べさせて、発がん率などを調べるそうです。
そして、発がんの可能性の
「あるなし」を決める。
しかし、同じ実験を、
90日→700日で実験をしたところ、
なんと70~80%の確率でガンが発症したという
実験があったそうです。
(恐ろしいですね・・・)
■・・・と、前置きが長くなりましたが、
今日私がお伝えしたいのは、
・遺伝子組みかえ食品はよくない
・食品添加物はとるな
とかいう、健康情報についてではありません。
そもそも本当にそうなのかは、
私には何とも言えませんし、
それはそれぞれの責任の下でやることでしょう。
しかしながらこの話を聞いて思ったのが、
私たちは
”「ソフトキリング」に、
もっと気を遣わなければならない”
のではないか、ということ。
そしてそれは何も、
・食品添加物
・遺伝子組み換え食品
・歯磨きのフッ素
・界面活性剤満点のシャンプー
・農薬
など物質的なモノだけではないのでは、
と思ったのです。
■例えば、”悪習慣”。
これはもう、まさしく
「ソフトキリング」
の代表格ではないか。
そのように思うわけです。
何かあるたびに、
・悪口・陰口を言う
・ネガティブな発言がやたら多い
・人のせいにする
などの”悪習慣”を繰り返す人がいるとします。
そうすると、その時は、
すぐ嫌われる、
仕事が減る、とか
友達が少なくなる、などはないでしょう。
でも、ネガティブで悪口ばかりで、
誰かのせいにしている人の周りに、
良い人間関係が生まれるだろうか、
そういった人が、
ビジネスでも成果を生み続ける事ができるだろうか、
と考えてみると、疑問符が浮かびます。
また、若いうちは良いかもしれません。
でも、そんな悪習慣が、
10年、20年、30年、
と続いていったとしたら、
果たしてどんな結果が待っているのか。
不平不満の悪習慣から
深い皺が顔面に刻み込まれ、
近寄りがたい空気を醸し出し、
気付けば周りに誰もいなくなった、
そんなこともありえるかもしれません。
食品添加物を食べ続けても、
1か月、1年ではわからなかったとしても、
10年20年のスパンで考えれば
「ソフトキリング」は蓄積物が形となり、
間違いなく大きな影を落としてくる。
そんなことを考えると、
食品添加物もそうですが、
同様に「悪習慣」に代表されるような
【言葉・態度・習慣の「ソフトキリング」】
にも、十分気を付ける必要があるのではないか、
そう思ったわけです。
■もちろん、小さな害悪を
100%完璧に取り除くのは、
添加物でも、悪習慣でも難しいものです。
でも、
「この習慣はソフトキリングではなかろうか」
と疑問を持ちながら、自分自身の言葉、態度、
習慣などを、時折振り返ることは是非しておきたいもの。
取り返しがつかなくなる前に、
ソフトキリング(=弱い害悪)を排除し続ける習慣、
もちたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。