ミニトマトの生存戦略から学ぶこと
(本日のお話 1496字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日日曜日は大学院の授業。
引き続き「リーダーシップの理論」を
学んでおりました。
またその後、12キロのランニング。
久しぶりに身体を動かせて、
実に気持ち良い時間でした。
*
さて、本日のお話です。
完全な私事ですが、
2ヶ月ほど前からベランダで
プランター栽培をしております。
育てているのは、
・バジル → 虫に侵食されて枯れた
・落花生 → 虫に侵食されるも退治して復活
・ローズマリー → 放っておいても元気
・ミニトマト → 実を4つつけた
と、それぞれの育ち方(?)をしています。
その中で、際立った動きを見せているのが、
「ミニトマト」であります。
その彼の日々の成長、
枝と枝の間の養分の奪い合いなどを
見ている中で
『生存戦略のためのシステム』
を目の前で学ばせてもらっているようで
刺激を受けております。
今日はそのお話について、
ゆるりと皆さまにご共有させていただければと思います。
それでは参りましょう!
【ミニトマトの生存戦略から学ぶこと】
それでは、どうぞ。
■「植物って、生き残るための
精巧なシステムがあるんだね・・・」
先日、陽の光を浴びるために
枝を2メートル以上伸ばして
ベランダ外にはみ出しているミニトマトを見て、
妻と共に語らっておりました。
■2ヶ月ほど前に植えたミニトマト。
育てやすいということで、
苗から植えてみたところ、
最初は順調に育ち始めました。
緑で可愛いものでした。
、、、しかし今は
サバイバルの様態を醸し出しています。
■ミニトマトは育てやすいと言われますが、
一つ我家のベランダは
難点がありました。
窓が東南向きであったため、
太陽が11時以降。あまり当たらないのです。
そうすると
いくつも分かれた枝 VS 枝で
陽の光の奪い合い、養分の奪い合いをするようで、
生い茂る箇所と、
茶色く枯れていく箇所が
目まぐるしくわかれていきます。
■実がついた時は、
実に栄養を集めるために、
その他の部分はどんどん枯れていく。
その実が回収されると、
次は、太陽の光を長く浴びるために
枝を伸ばす方向に栄養の配分を変えたようで、
その他の下の部分の枝は、
どんどん茶色く枯れていきます。
限られた太陽の光。
限られたプランターの養分。
その中で、いくつも分かれた
ミニトマトのシステム全体の中で、
「どうすれば、
後世に種を保存し続けることができるのか」
「どうすれば
我々はもっと生存・繁栄できるのか」
を問い、
その選択をしているように見えて、
その姿を考えさせられていました。
■この姿を見て、
思い出したことがあります。
それが、20世紀最高の経営者とも言われた
CEOのジャック・ウェルチの言葉、
『選択と集中』 です。
ウェルチは、
”業界の1位か2位になれる事業だけに
経営資源を集中させる(それ以外は売却か撤退)”
という意思決定をしました。
、、、そして、
「ああ、目の前のミニトマト、
まさにこれやっているじゃん」
と一つを生き残らせるために、
他を枯らしていく(撤退していく)姿を
目の当たりにしつつ、
大きいシステムとしての生存、繁栄に
通ずるものを感じて、
ひとり感動していたのでした。
■そしてそれは、
組織やチームでも同じことが言えるし
個人でも同じことが言えるのでしょう。
私も自分で事業を営んでおりますが、
結局、あれもこれもできません。
何が自分にとって
自他ともに有益になるであろう
最も伸ばす枝なのか。
生い茂らせるための葉っぱなのか。
これらのことを改めて
自らに問うてみたい、
そんなことを思った
日曜日の昼下がりでございました。
と、なんだか
小学生の夏休みの自由研究のような
内容になってしまいましたが(汗)
家庭菜園、考えさせられること
学びになる事が多くて面白いです。
おすすめでございます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
変革せよ。変革を迫られる前に。
ジャック・ウェルチ
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