土台があるからこそ、テクニックが活きる
(今日のお話 1613文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
土曜日は、会社で主催したセミナーのお手伝い。
大前研一氏、田坂広志氏などのお話を聴講。
また日曜日は八王子にて、
免疫学の権威といわれる安保徹先生のお話を
聞く機会がありました。
どの世界においても、
一流の方々は言葉が深いなあ、
と感じさせられます。
「自分の言葉を持つこと」
改めて目指していきたいと思った週末。
(各先生のお話は、改めて共有したいと思います!)
そして隙間にはいつもながら、テニス。
本日も、週末テニスでふと気づいた事を、
お伝えさせて頂きたいと思います。
内容は「土台の大切さ」について。
■本当にどうでもよい話ですが
最近の私のテニスでの課題は
”サービス”
でした。
テニスのサービスは非常に重要です。
シングルスの試合であれば、
ゲームの内容によって変わるものの
1セット約45本のサービスを打つことも。
だから、勝敗を決める上で、
物凄く重要なスキルが
”サービス”になるわけです。
最近、そんなことを
ひしひしと感じさせられる場面が多かったため、
・本を読んで学んだり、
・家でイメージトレーニングしたり、
・コーチのサービスの動画を撮って研究したり、
自分なりに地味な努力を重ねてきました。
■そんな折、先日の練習で
コーチから、
「手首をもっとしならせるとよいですよ!」
と言われたのです。
そして、打ち方をちょっと変えてみた。
すると、どうでしょう。
面白いように、サービスの
回転、スピード、安定感が増したのです。
自分ごとながら、
ちょっと感動して、コーチにいいます。
「いやあ、ちょっと変えるだけで、
こんなに変わるものなんですね!!
びっくりです。」
それに対して、コーチは
こう答えます。
「いえいえ、それは紀藤さんが、
軸を安定させられるようになったからですよ。
下半身の動きがしっかりして、
【土台ができた】から、
手首の動きが活きるようになったんだと思いますよ」
・・・なるほど。
「土台ができたから、テクニックが活きた」のか。
この言葉を聞いて、
確かにそうかもしれないな、
とじんわりと感じました。
そして、この時にふと思ったのです。
「このことは、
テニス以外にも言えるのだろうな」
と。
■例えば、「7つの習慣」
なんてまさしくそう。
「7つの習慣」では、
”人が成功するためには、こんな習慣が大事”
といいます。
第一の習慣 主体的である
第二の習慣 終わりを思い描くことから始める
第三の習慣 最重要事項を優先する
第四の習慣 Win-Winを考える
第五の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
第六の習慣 シナジーを創り出す
第七の習慣 刃を研ぐ
しかしながら、
「7つの習慣」の冒頭には、
これらの習慣の前に、
【全ては「インサイド・アウト」から始まる】
(=自分から始める)
というお話があります。
しかも、この「インサイド・アウト」について、
コヴィー博士はひたすら
50ページ近くにわたって言っているわけです。
長いです。
言い換えれば、そのくらい重要ということ。
つまり、「7つの習慣」で言えば、
”「インサイド・アウト」(=自分から始める)
ことが土台になる”
ことが言え、その【土台】を忘れないからこそ、
他の習慣がきちんと機能するのだと思います。
■テニスで私が
手首の返しという技術が、
サービスにおいて効力を発揮したのは、
「”軸を安定させる”という土台」
が、出来はじめたから。
そして「7つの習慣」では、
・Win-Winを考える
・シナジーを創り出す
などの各習慣を機能させよう、と思うのであれば、
「”インサイド・アウト(自分から始める)”という土台」
があればこそ、なのでしょう。
「いやあ、あの〇〇課長が、
Win-Winをしてくれたらいいんだけどね」
「”傾聴”しても、
相手がわからずやだから、無理だよ」
みたいなことを言っていたら、
当然ながら、効力を発揮するわけもない。
「インサイド・アウト」という土台がなく
手首だけで打つヒョロヒョロサービスと同じでしょう。
■基礎・土台こそ大切。
テニスでは
”軸の安定”が鍵になり、
土台になります。
「7つの習慣」(効果的な人生を目指すこと)では、
”インサイド・アウト”が土台になる。
土台の大切さ、
改めて大事だなと思う次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。