「しみる薬」はよく効く
(本日のお話 1901字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は大学院のプロジェクトの介入施策の実施。
とある企業のマネジャー、リーダーに
コーチングの技法をお伝えいたしました。
ただ研修をやるのではなく、
理論と実践を結んで現場や経営に貢献するとなると
またぐぐっと難易度があがります。
自分なりに120%出し切れるよう
限られた時間の中でもたゆまず行動したいと思います。
自戒を込めて。
*
さて、本日のお話です。
仕事でも研修でも、
その他の何かしらの領域について成長するには
「フィードバック」
が不可欠であると感じます。
今日はこのお話について、
学びと気づきをご共有させていただければと思います。
それでは早速参りましょう!
タイトルは、
【「しみる薬」はよく効く】
それでは、どうぞ。
■人は自分が可愛いものです。
相談をする時でも
なんとなく自分で
どんな答えが返ってくるのか
どんな答えがほしいのか
無意識に想像して相談をする相手を
選ぶことがある気がしています。
■アオハルっぽい
たとえをするならば、
「彼に告白しようかどうかと思うんだけど、
、、、、どう思う?!」
みたいなのでしょうか。
周りから見ていれば、
「結局、背中押して
欲しいだけでしょ!」
と見え見えであるように
”言われたい言葉”は
自分の中で決まっているという、アレです。
■そしてこれは、
10代のアオハルだけではなく、
大人になってからもそういう傾向は、
なきにしもあらず、と思います。
自分が可愛いものだから、
特に頑張った時は、
”痛みを伴う厳しいフィードバック”
はもらうと、
大ダメージがあったりします。
そして、大人になって、
痛みをしってしまったがゆえに、
そういった予測される痛みを
なんとなく避けてしまうことが
あるように思うわけです。
(、、、とお恥ずかしながら
私も、そういった側面が顔をだすことがあります)
■もちろん、大人なので、
目に見えて露骨に選ぶと、ダサいわけです。
ゆえに、
いいことしか言わない人を
選んでいないように見せて、
それでも
「それなりのことを言ってくれる適度な人」
を選んでいるのかもしれません。
つまり、フィードバック探求をしつつも、
安全圏から抜け出せていない、
ということかもしれません。
■では、どうしたら良いのか?
個人的には、
1,自分より視点が高い人
2、自分の成長を信じてくれる人
3,かつ率直に言ってくれる人
と言う3つが揃っている人は
かなり良いフィードバックがもらえる、
と思っています。
*
私で言えば、
・大学院の仲間・先生、
・コーチングの大先輩
・同業の人材開発・組織開発関連の経営者
などはそうです。
■その道で本気でやっていて、
妥協せずにやっている人。
そういった人は、
”細部の妥協点、未完成点”
を見事に見抜いてきます。
自分の作った研修プログラムでも、
自分が行っているコーチングでも、
一般的な人がみたら、
「いい感じですね」で終わってしまうところを、
そういった人が見ると、
◯◯の部分が熟考できていない、
✕✕の部分のワークの意図が曖昧である
△△の部分の説明がわかりづらい
など、多くのフィードバックをもらいます。
それは的を射ているからこそ、痛いものです。
でも、だからこそ、よく効くのです。
まるで、傷口にかける消毒薬のようです。
■余談ですが、
今ピアノを月1で習っています。
まあ、練習をしてちょっと上達して
先生に聞いていただくわけですが、
やっぱり毎回、更に上達するための
愛あるフィードバックを頂きます。
それは美しい曲を知っている
上位の先生だからこそのフィードバックです。
そのフィードバックを聴くと、
自分まだまだだな、と思います。
あるいは、家族もそうです。
普通の知人とかであれば
「へー、上手だね」で本音は言わないのですが、
身内の遠慮がない人に聞いてもらうと
「ヘタクソじゃん笑。音の粒がバラバラ」と
率直な声をもらったりします(汗)
、、、と、いうように
1,自分より視点が高い人
2、自分の成長を信じてくれる人
3,かつ率直に言ってくれる人
があってこそ、
人は自分の伸びしろを見つめることができて、
そして次のステージに自分を持っていくことができるのだろう、
と思ったのでした。
(ピアノにおける家族はよくわかりませんが)
■ということで、
率直かつ厳しいフィードバックは
どこかで避けていたり、
大人だからこそ、
なかなかもらえなかったりしますが、
厳しいことだからこそよく効くわけですし、
プロフェッショナルの道を目指すのであれば
そうしたフィードバックの雨あられに耐えて、
そして磨き上げたものを提供してこそなのだろう、
そんなことを自戒を込めて、思った次第です。
未完成だったとしても、
もっともっと、フィードバックを
もらいにいきたいと思います。
(、、、という話を妻にしたところ、
「でも頑張ったことは
(自分で)認めてあげていいと思うよ」
という言葉をもらいました。
厳しさも、優しさもどっちも大事ですね)
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
人間はいかに円くとも、
どこかに角がなければならぬ。
渋沢栄一
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