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3113号 2022年8月30日

「運動をすると、なぜさらに幸せになれるのか」。その3つの理由

(本日のお話 2032字/読了時間2分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日まで夏休み。
実家で非常にゆっくりできたよい時間でした。



さて、本日のお話です。

先日の週末、愛知県の鳳来寺山なる
日本三大東照宮とされている場所に、
家族でプチ観光として巡ってきました。

表参道から石造りの階段をのぼっていくと、
そこにお寺があるのですが、その階段の数、
なんと1425段。

日本トップ3に入るらしいです。

その中で、数日運動の機会がなかったので、
「30分で階段を駆け上がって降りる」という
一人トレイルランニングをやってみたのですが

心地よい疲労感とともに
改めて運動がもたらす効能を全身で感じておりました。

そんな中で「やっぱり運動っていいなあ」と思いつつ
その「運動」が幸福度に与える影響が

ポジティブ心理学の観点から書かれた書籍

『幸せがずっと続く12の行動習慣』
(ソニア・リュボミアスキー/著)

にて解説されておりました。

その内容がとても
納得できる有益なものと感じましたので

本日はそのお話について、
皆様に学びをご共有させていただければと思います。

それではまいりましょう!

タイトルは

【「運動をすると、なぜさらに幸せになれるのか」。その3つの理由】

それでは、どうぞ。

■カリフォルニア大学の心理学教授
リュボミアスキーは、

「幸せに関わる要因」を
科学的アプローチにより実証的に研究し、
12の項目を明らかにしました。

以下の内容です。

(ここから)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<幸せがずっと続く12の行動習慣>

1,感謝の気持を表す
2,楽観的になる
3,考えすぎない、他人と比較しない
4,親切にする
5,人間関係を育てる
6,ストレスや悩みへの対抗策を寝る
7,人を許す
8,熱中できる活動を増やす
9,人生の喜びを深く味わう
10,目標達成に全力を尽くす
11,内面的なものを大事にする
12,身体を大切にする瞑想と運動
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ここまで)

とのこと。

■この話の詳細は
書籍を読んでいただければと思いますが

今日注目頂きたいのは

「12,身体を大切にする瞑想と運動」

でございます。

運動がもたらす効果効能について、
ぜひ掘り下げてみたいと思います。

■不思議なもので、運動をすると、
気持ちが晴れ晴れとする感覚がします。

私の場合はランニングですが、
最初はだいたい「めんどくさいなあ」と思うのです。
(何度やっていてもちょっと思います)

しかし、走ってみると、ほぼ100%
「やっぱりランニング最高!幸せ!」となります。
(単純なものですが本当にそう)

このシンプルなプロセス、不思議だなあ、
と毎度のことながら興味深く思っていました。

■そんな中、先述の書籍で

「12,身体を大切にする瞑想と運動」

で語られるように

”瞑想と運動”

とは特別な効果をもつ行動として
過去の膨大な数のポジティブ心理学の研究が
この行為を取り上げているのです。



では、なぜ瞑想と運動(特にここでは運動)
が幸せに繋がるのか?

以下その効果について、
まとめてみたいと思います。

(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<運動をすると、なぜさらに幸せになれるのか?>

{まとめ}
「運動はあらゆる活動の中でも、
とても効果的に幸福度を高めてくれる方法である」ことが
長期にわたる介入からわかった。

「運動には2種類の効果」がある。
1つ目は、運動をするだけでたちまち高揚感が得られること
2つ目は、長期間、運動を継続していると体調が改善されること がある

{心身にプラスが出る3つの理由}
「運動によって心身の健康にプラスの影響が出る理由」として
以下3点を挙げることができる。

◯理由1)自尊心と習熟度が高まる

・スポーツや運動療法を始めると、
自分の体や健康をコントロールしている気持ちになる。

・フロー体験(その時間に没頭している体験)ができ、
ポジティブな気持ちが増えて、不安や悩みが追い出される。

◯理由2)瞑想に近い性質が得られる

・”瞑想と運動”の2つの活動は、不安感を減らして
気分を向上させるホルモンを増加させることがすでに証明されている。

・どちらもポジティブな感情を生み出すが、
”運動”は、興奮状態にある感情(エネルギー、熱意、活力)を生み、
”瞑想”は、興奮状態にない感情(安らぎ、平和、落ち着き)を生む。

◯理由3)社会的関係を築けて、友情が深まる

・誰かと一緒に運動をすると、社会的関係を築くことができ、
まわりの人々からの支援が強化され、友情が深まる。
・孤独感や孤立感も少なくなる。

※参考:ソニア・リュボミアスキー(2017)『幸せがずっと続く12の行動習慣』.日本実業出版社 P265-266
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)

とのこと。

■なるほど。

確かにその通りだな、
と思うものばかりです。

例えば、

・運動をすると、その直後に高揚感を得られること

・明らかに何かの脳内ホルモンが出ているとしか思えないくらい
ポジティブな感情に包まれること

・長期にわたって、体調も改善すること
体力もつくこと

・私の場合(ランニング仲間)との関係が構築されて
新しい出会いも広がっていく

こと。

肉体だけではなく、社会関係にまで
影響が広がっていくということ、
確かにあると感じさせられます。

■もちろん、
無理してやるものではありません。

ただ、このような選択がある、
ということは知っておいて損はない、

と思います。

少なくとも私(紀藤)の場合、

この運動習慣を組み込むことが
「日々の幸福度」に多大な影響を与えていると
自覚していますし

ゆえに週2~3回は運動習慣を組み込むことで
自分の気分をよい状態に保つことができる、
と感じています。

■人それぞれ、その手法は
違ってくるかとは思います。

しかし、一つの選択肢として、
これは大事だなあ、と思い、
共有をさせていただいた次第。

もうすぐスポーツの秋。
涼しくなってきそうですし、
ぜひ運動も楽しんでいきたいものですね。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

精神、そして特に肉体は、
規則的に運動しないと一生涯、
十分な力を発揮せずに終わってしまうことになりかねない。

ジョン・トッド
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