「隙間時間」を、鼻息荒く、活用しない
(今日のお話 1509文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
「7つの習慣」をご導入頂いた企業様での、
定着化の話や、女性活躍推進の話など。
ちなみに最近、
初めての方とお会いする機会が増えています。
私は、初対面は割と得意なほうですが、
やっぱり初めてお会いする方の場合、
通常より集中力が必要なことが多いです。
そんな折、
”脳が疲れたときのリセット術”
という記事が紹介されていました。
「なるほどな」と思ったので、
今日はその話を、皆様にご共有したいと思います。
■私の話になりますが、
営業という職種柄、移動が多いです。
昨日も、東大和市→品川→赤坂と移動し、
3時間程度、電車で移動しました。
その間、たくさんの時間ができます。
ですから、「どう使おうか」
ということをよく考えるのです。
例えば、
・英語の勉強
・読書
・次のアポイントの整理
・メルマガのネタ集め
などなど。
「効率的に、無駄のない時間を過ごすぞ!」
なんて気合を入れて、
”隙間時間の活用”を鼻息荒く、意識するわけです。
いつなんどきも、そうした方が、
「早く成長できるし、結果もでる!」
そう信じながら。
■しかし、ある記事にて、
国立病院機構で脳のリハビリテーションに従事される
作業療法士の菅原さんという方が、
こんなことを言っていました。
「メール、会議、資料作成、商談…。
私たちは、仕事では常に新しい情報を入れ続け、
移動中や家でもスマホでニュースやSNSをチェックし、
職場の人や友達と過ごす時間も、情報を入れっぱなし。
こんなとき、情報を処理しきれず、
「理解しない」情報が脳内に増えていくのです。
すると、考えがまとまらなくなり、
焦燥感を覚えてさらに情報を詰め込もうとして、
ストレスが高まっていく悪循環になるのです。」
...あれ?もしかすると、
「隙間時間を活用しよう!」と、
常に頭を働かせ続けていることが、
逆に生産性を低くしているのかも...
このように思い、少し「ギクリ」とします。
そして、菅原さんは次のように続けます。
「悪循環にハマらないポイント一つとして、
【新規の仕事やハードワークの日は、移動中の勉強や読書を避ける】こと。
忙しい日や、新規の仕事に取り組む日は、
移動中に読書や勉強など、
新しい情報を入れるのは避けるのです。
電車内などでボーッとすることで、
仕事のアイデアが浮かんだり、
商談の内容からヒントを得られたりと、
脳の“まとめモード”が働き、疲れた脳が元気になります」
■この記事を見て、
「確かにそうかもな」
としみじみ感じたのです。
皆様も同じようなご経験があるのでは、と思いますが、
普段よりもハードな日、
通常と違う事をたくさん実行した日は、
どこか頭が疲れて、一向に仕事が進まない、
ということ、ありませんでしょうか。
(私は、ちょくちょくあります汗)
しかし、
「頑張りが足りない」
「気合が足りない」と自らに鞭打っても
脳が酸欠状態だから、当然なわけ。
■私も、恥ずかしながら割と古い考え方で、
「たくさん足を動かすことは”善”」
と思いがちですが(汗)、
これからの時代求められるのは、
よく言われるように、
「何を結果として残したのか」
が、より重要になってくるのだと思います
と、するのであれば、
「隙間時間の活かし方」を
鼻息荒く考えることももちろん大事なのですが、
同時に、
・『脳の効率的な休ませ方』
・『隙間時間を活かすべきとき or そうでないとき』
などの「時間当たりの質」を高める、
工夫や理論も同時に学んでおく必要があるのでは、
そのように改めて思ったのです。
「7つの習慣」でも
”第七の習慣 刃を研ぐ(はをとぐ)”
において、自分の肉体をメンテナンスし続けることが、
成果に繋がると伝えています。
きちんと働く脳で、
毎日快適に過ごせる工夫を考え、
意識したいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。