自己実現している人が、自動的にしている3つのこと
(本日のお話 1546字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
先日は2件のアポイント。
その他研修プログラムの作成でした。
*
さて、本日のお話です。
昨日マズローの著書
『人間性の心理学 ーモチベーションとパーソナリティ』
https://www.amazon.co.jp/dp/4382049245/ref=cm_sw_r_tw_dp_BXMVNMG0Z8PFJEXW8GRC
をご紹介いたしました。
今日もその書籍の中から、
グッときた一文を取り上げつつ、
学びと気づきについて、
皆様にご共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは
【自己実現している人が、自動的にしている3つのこと】
それでは、どうぞ。
■心理学者のマズローは
「欲求五段階説」
で有名です。
※こんなモデルです。
↓↓
自己実現の欲求 (Self-actualization)
承認(尊重)の欲求 (Esteem)
社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
安全の欲求 (Safety needs)
生理的欲求 (Physiological needs)
■この中での一番上の
”自己実現の欲求”以外は、
「欠乏欲求」に分類されます。
そして人は、
足りないものを埋めようと、
奮闘するときに努力するときに力を発揮し、
その過程で有意義感を感じる、といいます。
著書の言葉を借りると、
こんな風に表現されています。
”明らかに我々は、
欠乏しているものを求めて奮闘する時や、
そのような願望を満たそうと努力して
持てる能力を組織するときに、最もよく機能する。
(中略)
多くの人では、有意義な人生の定義は唯一つ
「本質的に欠乏しているものがあり
それを求めて努力すること」
である。(序章 xxix)”
とのこと。
■ふむ、なるほど。。。
確かに「足りない」という
欠乏エネルギーは感覚的にも
強いものがあります。
ゆえに、言わんとすることは
至極当然のように感じます。
そして、マズローはこのように続けます。
”私の観察では、
欲求充足はつかの間の幸福をもたらすにすぎず、
順に他の高次の不満が続いて生じるようである。
あたかも、永遠の幸福を求める人間の望みは
けっして叶うことがないかのようである。”
(中略)
”既に得た恩恵を当然のことと思ったり、
忘れたり、意識から消失したり、
ついには価値がないものとさえする ー少なくともそれが取り上げられるまでー
ことがほぼ普遍的に見られることに注意しなければならない(序章 xxxより)”
とのこと。
一つのことを満たすと、
次々により高いレベルの欲求を持つようになる。
かつ、既に得たものについては、
当たり前と思ってしまい、
感謝をすることもなくなってしまう。
そして欲求はさらにさらに、と高まっていく。
どうやら、こうした
人間的な特性があるようだぞ、とマズローは述べています。
■では、そんな中、
”自己実現している人間とは
果たしてどういう特徴を持つのか”
について、マズローが言っていたことが
印象に残りました。
以下、引用いたします。
"もしこういう人間特性に十分気づき、
永遠の絶えることのない幸福という夢を
あきらめることができ、
歓喜ははかなく、次に必然的にそれ以上を求めて
不満・不平が生じるという事実を受け入れることができるならば、
一般の人々に、自己実現している人が自動的にしていること、
すなわち与えられた恩恵の価値を知ることができ、感謝でき、
二者択一する罠を避けることができる、
ということを教えることは、可能である。”
(序章 xxxi)
とのこと。
■実にシンプルです。
「自己実現をしている人」が
自動的にしていることとは、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1,与えられた恩恵の価値を知る
2,感謝できる
3,二者択一する罠を避ける
(=完全か不完全か、あれかこれかではなく、
あるがままに受け入れること)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
といえるようです。
■おそらく、著書を読み進める中で
「自己実現」に至るには、
他にも様々な要素があるということを
これから知っていくのだと思いますが、
それでも、
・与えられた恩恵の価値を知る
・感謝できる
・あるがままを受け入れる
であれば、
そうしようと意識的な努力くらいは
できそうな気もします。
自分もこうしたスタンス、
改めて大切にしていきたいものだ、
そんなことを感じさせられた次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
地位ますます高くなれば、
いよいよ謙虚にならなければならない。
キケロ(古代ローマの政治家)
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