アレもコレも盛り込んで、何が言いたいのかわからなくなる病
(本日のお話 2854字/読了時間4分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日日曜日は、大学院の論文記述など。
その他10キロのランニングでした。
*
さて、本日のお話です。
しばしばコーチング研修などをしていて、
思うことがあります。
それは、ベテラン(年長者)になるほど、
”自分が話をしてしまう”
(そして話が長い)
というシーンが目立つように思う、
ということ。
この話に関して、
現在大学院にて
師事しております中原先生の動画を見つつ、
なるほどなあ、と自戒を込めて思いましたので、
今日はそのお話について、
学びと気づきをご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【アレもコレも盛り込んで、何が言いたいのかわからなくなる病】
それでは、どうぞ。
■話が長い人、いますね。
話始めるとスイッチが入ってしまい
ひたすら話してしまう人。
私も振り返ると、
研修や発表などで
「はい、どうぞ。
しゃべってください」
という場を用意されて、
一旦スイッチが入ってしまうと、
とめどなく喋ってしまって
止まらなくなるクチです(汗)
■そんな中で、
以下の動画にて、
年を取ると話が長くなる理由が述べられていました。
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”年を取ると話が長くなる残念な理由”
中原淳 立教大学経営学部教授
『話し合いの作法』3/PHP研究所刊
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=3d-3gC1U1MY
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見てみると、
なるほど確かに、、、
と思わされる内容です。
詳細はぜひご覧いただければと思いますが、
その理由は大きく、以下の3つとのことでした
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1,全部伝えたくなってしまう
(知識や経験が蓄積して、それ爆発してくる)
2,誰も求める人がいない
(年齢が上がると、言ってくれなくなる)
3,沈黙(間)に耐えられない
(どうなの?→部下沈黙→居心地悪く、間を埋めるために喋るを繰り返す)
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とのこと。
■そして上記を見てみるて、
必ずしも年長者とまでは言わずとも、
自分自身気をつけなければ、、、
と思わされます。
もちろん会話もそうですが、
「文章」についても
同じような傾向があるのかもしれません。
あれもこれも伝えたくなって、
あちらこちらへ脱線する。
そして伝えるボリュームが増えるほど、
何が一番言いたいか、見えなくなる、
ということがままあるかもしれない、、、
そんなことを現在自分が書きながら
やたら長くなってしまった論文のある章を見つつ、
考えたのでした。
■話が長くなるのには、
色々な理由があるとのことですが、
1点自戒を込めて
『「伝えたいこと」を絞る』
というのは基本的なことですが
常々認識しておく大切なことであろう、
そんなことを思った次第です。
そしてそのためには、
ぱっと思いつきで喋る以上に、
自分の中で
伝えたいことを全部書き出して、
その上で優先順位を付けて取捨選択する、
「言わないことを決める」ということも
大切になってくるのでしょう。
、、、ということで
今日はアレもコレもいわなように
ということで短く終わらせたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
言葉多ければ口の過ち多く、人に憎まれ、災い起こる。
つつしみて多く言ふべからず。
貝原益軒(江戸時代の儒学者)
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