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3175号 2022年10月31日

アレもコレも盛り込んで、何が言いたいのかわからなくなる病

(本日のお話 2854字/読了時間4分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日日曜日は、大学院の論文記述など。
その他10キロのランニングでした。



さて、本日のお話です。

しばしばコーチング研修などをしていて、
思うことがあります。

それは、ベテラン(年長者)になるほど、

”自分が話をしてしまう”
(そして話が長い)

というシーンが目立つように思う、
ということ。


この話に関して、

現在大学院にて
師事しております中原先生の動画を見つつ、

なるほどなあ、と自戒を込めて思いましたので、
今日はそのお話について、
学びと気づきをご共有させていただければと思います。


タイトルは、



【アレもコレも盛り込んで、何が言いたいのかわからなくなる病】



それでは、どうぞ。



■話が長い人、いますね。

話始めるとスイッチが入ってしまい
ひたすら話してしまう人。


私も振り返ると、
研修や発表などで

「はい、どうぞ。
 しゃべってください」
 
という場を用意されて、
一旦スイッチが入ってしまうと、

とめどなく喋ってしまって
止まらなくなるクチです(汗)



■そんな中で、 

以下の動画にて、
年を取ると話が長くなる理由が述べられていました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
”年を取ると話が長くなる残念な理由”

中原淳 立教大学経営学部教授 
『話し合いの作法』3/PHP研究所刊
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=3d-3gC1U1MY
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

見てみると、

なるほど確かに、、、

と思わされる内容です。


詳細はぜひご覧いただければと思いますが、
その理由は大きく、以下の3つとのことでした

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1,全部伝えたくなってしまう
 (知識や経験が蓄積して、それ爆発してくる)
 
2,誰も求める人がいない
 (年齢が上がると、言ってくれなくなる)

3,沈黙(間)に耐えられない
 (どうなの?→部下沈黙→居心地悪く、間を埋めるために喋るを繰り返す)
  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とのこと。



■そして上記を見てみるて、

必ずしも年長者とまでは言わずとも、
自分自身気をつけなければ、、、

と思わされます。


もちろん会話もそうですが、
「文章」についても
同じような傾向があるのかもしれません。


あれもこれも伝えたくなって、
あちらこちらへ脱線する。

そして伝えるボリュームが増えるほど、
何が一番言いたいか、見えなくなる、
ということがままあるかもしれない、、、

そんなことを現在自分が書きながら
やたら長くなってしまった論文のある章を見つつ、

考えたのでした。



■話が長くなるのには、
色々な理由があるとのことですが、

1点自戒を込めて


『「伝えたいこと」を絞る』


というのは基本的なことですが
常々認識しておく大切なことであろう、

そんなことを思った次第です。


そしてそのためには、
ぱっと思いつきで喋る以上に、

自分の中で
伝えたいことを全部書き出して、

その上で優先順位を付けて取捨選択する、
「言わないことを決める」ということも
大切になってくるのでしょう。


、、、ということで

今日はアレもコレもいわなように
ということで短く終わらせたいと思います。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

言葉多ければ口の過ち多く、人に憎まれ、災い起こる。
つつしみて多く言ふべからず。

貝原益軒(江戸時代の儒学者)

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