まず出すことを決め、できる限りの品質で勝負をする
(本日のお話 1554字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、広告関連のマネジャーの皆様へ
ストレングス・ファインダーの対面研修の実施。
今週は毎日研修が続いており
刺激的な機会をいただいております。
*
さて、本日のお話です。
研修を終えるたびに思うこと。
それは
”場に立つことが品質を高める”
ということです。
そしてこれは研修以外でも
同じことが言えるように思います。
今日はそんな気付きについて
学びをご共有させていただければと思います。
それではまいりましょう!
タイトルは、
【まず出すことを決め、できる限りの品質で勝負をする】
それでは、どうぞ。
■世の中には、
2つのタイプの人がいると思います。
・じっくり考えて、
練りに練ってから実行する
思考優位のタイプ と
・まずはやってみて
それから改善を積み重ねる
行動優位のタイプ
です。
どちらも高いレベルで
行う事ができる人もいますが、
基本的にどちらかに傾向を持つのでは、
と個人的に感じています。
■それぞれに
メリット・デメリットがあり、
どちらがいいとはいえません。
ちなみに私(紀藤)としては
完全に後者の「行動優位タイプ」であり、
まず掲げて、やってみて
それからバージョンアップを
繰り返すタイプです。
失敗も多いですが、
機動力は高めです。
■ちなみに、「組織」という規模でも
この傾向の違いはあるように思います。
例えば
私もお世話になっているMicrosoft。
WindowsのOSのバージョンアップを
とにかく期日までにローンチし、
確認された大量のバクを潰しまくっていく、
、、、というイメージがあります。
(あくまでも一ユーザ目線の感想です)
一方、保守的企業で
あれやこれや潰せていないリスクを検討し
完璧を目指すゆえいつまで経っても前に進まない、
そして機を逸してしまう、、、
という組織もあるように感じます。
■結局、大事なのは
両者のバランスではなかろうか、
と思うわけですが、
そのバランスとして
個人的に素晴らしいなあ、と思うのが
「iPhone(Apple)」でございます。
というのも私、先日「iphone14」に
買い替えをいたしました。
それまで使っていたのは「iPhoneX」に
特に困ってことがあるわけではないのですが、
変更をすることにいたしました。
そして購入するときにふと思いました。
「iPhoneって、もう14回も
バージョンUPしているんだ」
と。
■あたりまえやないかい、
と言う話ですが改めて立ち止まって考えると
ハッとさせられたわけです。
もちろん、iPhoneの場合、
買い替えを促す戦略的なバージョンアップだとしても
iPhoneXでも十分な傑作だったのに
それでもさらにより良くしていくという前提で
商品を作っているスタンスに
・常にバージョンアップし続ける
・ゆえに完璧というものはない
というスタンスを感じ
それは「完璧主義の罠」のようなものを
脱却させるような気持ちがして
励まされるように思ったわけです。
(Apple社の場合、もちろん
両者を最高に持っていっているのだとは思います)
■そして急に話の規模が
ぐぐっと小さくなり恐縮ですが、
たとえば私の仕事でも、
「この研修のクオリティ、
もっと高めることができるのでは」
という余地を常に残しながら実施することも
決してゼロではありません。
それはとても不安なことではあります。
もちろん、そのときの最善を尽くしますが
一方、まだまだ叩けるところもある、
とも感じるわけです。
■じゃあ、
完璧じゃないからやらないのか?
というと、それこそ
機会を失うことになってしまう。
そんなジレンマの中で
・常にバージョンアップし続ける
・ゆえに完璧というものはない
という育て続けるというスタンスに立つと、
幾ばくか行動しやすくなるようにも
感じるのです。
■完璧ではないかもしれない。それでも、
1)まず出すことを決める
2)決められた期間で、
できる限りの品質で勝負する
3)1→2を高サイクルで繰り返す
ことにより、
結果的に品質も高まり、
競争力も高まって、
他の追随を許さない、、、
とまでは言わずとも
確実にクオリティは高まり、
顧客にも貢献することができるようになる、
そんなことを感じます。
■色々と研修をやらせていただく中で
その都度バージョンアップをしながら
レベルを高められてきたように思います。
そんな道のりを振り返りつつ、
【まず出すことを決め、できる限りの品質で勝負をする】
ことの大切さを感じている次第。
最初から完璧を目指すと、
身動きがとれなくなります。
まずやってみること、大切にしたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
いまはまたリスクが溢れている。
これはとてもいいことだ。
そのリスクを覗いて向こう側を見てみると、
なんだか大きく化けそうだと思えてくる。
スティーブ・ジョブス
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