メルマガは誰のためのものか
(本日のお話 1,884字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
その他論文のまとめや研修の企画など。
夜はかねてよりお世話になっている
クライアントの方との会食でした。
*
さて、本日のお話です。
論文を読んで
得られることもたくさんありますが
他者との対話の中で
得られることも実にたくさんあります。
自分が信頼をしている方からの
率直なフィードバックほどありがたく、
感情が刺激され、考えさせられるものはありません。
そんな意味で「お食事会」も
私にとって大いなる学びの場でございます。
ということで本日は
昨日の会食の対話の中で私の気付きについて、
お伝えさせていただければと思います。
(完全なる私の振り返りではございます。
よろしければ、読み進めくださいませ)
それではまいりましょう!
タイトルは
【メルマガは誰のためのものか】
それでは、どうぞ。
■「最近の紀藤くんのメルマガは、
肩ひじを張っているんじゃない?」
先日の会食の中で
かねてからお世話になっている社長より
そんなフィードバックを頂きました。
ちなみに少し前に我が母
(このメルマガを読んでいる)から
「最近のメルマガは難しいよ
だから、編集後記しか読んでいないよ」
と言われたことと重なり、
メルマガについて振り返り、
そしてそこから派生するように
最近の自分のスタンスについて
振り返っておりました。
■ちょっとした告白ですが、
正直な話、最近のメルマガは、
論文や書籍からの引用が多いです。
”「大学院生の期間に論文を読まねば」という
自らに課した学びの外圧をかける”
という己の勉強のために
まとめている側面もあれば、
別の側面からすれば
ちょっとした”逃げ”のような心理も
実はあるのです。
■それは
”「論文の内容を紹介するのは、ある意味安牌だから」
という保守的な理由”
も実はあります。
メルマガで特に今日のように、
自分自身の振り返りと
そこからの学びを記述する場合、
誰かの経験や思考、考察を主にして
自分がコメントを添える、
というかたちで構成されます。
それはかつての
「自分の日々の経験を振り返って
教訓にする」
という行為が、時に浅はかで
無用だと思われるリスクを避けることができます。
■このメルマガも
対外的に配信している以上
ごくごく小さなメディアです。
そこには
・発信者(紀藤)の伝えたい思いと
・読者の皆様のニーズ
があり、その交点を模索しています。
また、読者の中にも
最近登録頂いた方(特に大学院入学以降)で、
人材開発・組織開発の頑強な知見を求める(と思われる)方もいれば、
古くからの付き合いで(まさに母など)
自分の率直な思い、振り返り、そこからの気付きという
洗練されていないけど生っぽい思考
を求められる方もいると思われます。
その中でどのような発信をするのか
揺れ動くのが発信です。
■そして
時に論文のメルマガを書いたり、
時に自分の振り返りのメルマガを書く中で
見えてくる一つのことが
実は(急に話が飛ぶようですが)
『他者からの評価を軸に
行動を決めている』
という自分の姿でございました。
・大学院の同期に論文のメルマガすごいねと
いわれるから論文をまとめる、
・お世話になっている社長から
こう言われから振り返りのメルマガを書く、
・登録が増えるからこういうメルマガを書く、
・メルマガの解除が少ないから、
安牌的なメルマガを書く、
、、、こうした
自分以外の他者からの影響を受けて
右往左往しながら配信することは
まさに
「自分が何を配信したいかではなく
他者にどう見られるかを軸に行動している象徴」
とも言えそうだ
そんなことを、
振り返りながら思ったのでした。
■別にそれが悪いわけではなく、
その右往左往するのすら、
「自分らしい」ということも
できるのかもしれませんが、
他者の評価に判断軸を委ねて、
そうして自分の思考を休めることは
自分が何を軸にしているのか
何をしていきたいのか、
残したいのかを少しずつ見えなくしてしまう
、、、そんな気もするのです。
そんなことを、先日の会食での
「最近のメルマガは、
肩ひじを張っているんじゃない?」
というコメントから感じたのでした。
■自分の行動の軸は何か。
何となく安全だから
何となく受けがいいから、
行動を決めてはいないか。
「論文まとめのメルマガ」を最近書きながら、
自分の思考が未熟でも
その中から何か紡ぎ出そうとすることの価値を
もしかすると最近は忘れていたのかもしれない
そんなことを振り返り思ったのでした。
ということで、
まとまりがないようですが本日は
メルマガにまつわる内面の葛藤を吐露する、
の巻でございました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
==========================
<本日の名言>
お前の道を進め、人には勝手なことを言わせておけ。
ダンテ
==========================