毎日ちょっとずつ触り続ける
(本日のお話 2202字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
夜は会食でした。
また昨日のメルマガで
立教大学大学院の修了報告をしたところ、
何人かの方からコメントを頂き、とても嬉しかったです。
(ありがとうございました!)
また日頃からの勉強仲間であり、
同大学の受験相談でお話をさせていただいた方が
見事合格されたことを知り、これまた嬉しい1日でもありました。
うん、春ですね。
*
さて、本日のお話です。
とはいいつつ、気づけば、
キャリアコンサルタントの試験まで
あと3日となってしまいました。。。
申し込んでおけば、
やる気が起こるかと思いきや、
残念ながら、
論文で消耗した身体が再生するには
もう少し時間が必要だったようで
あまり燃え上がる気持ちが湧かず、
中途半端に勉強をしてしまっている
今日この頃です(涙)
*
とはいえ、
地味に学科の過去問を
数回やっておりますが、
気づくことは
「面白いくらいに
学んだこと(書いたことすら)覚えていない」
ことです。
今日は、
そんな勉強の中で感じたことについて、
ゆるりとご共有させていただければと思います。
それでは、まいりましょう!
タイトルは、
【毎日ちょっとずつ触り続ける】
それでは、どうぞ。
■人の記憶力とは
実に頼りないものです。
できれば、一度読んで
そればバシッと記憶できる、
そんな聡明な頭の持ち主に
生まれることができれば
ありがたかったのですが
それを望めるはずもなく。
そして大抵の人は、
きっと私と同じように、
「覚えたつもりでも
次から次へと忘れていく」
なる宿命を持たれているのではないか、
と推察しております。
(私だけだったら悲しすぎますが)
■でも実際、
そうなのだろうな、
と思うエピソードがあります。
大学院の2年生になり、
さあ、これから論文を書き始める
プロジェクトが始まるぞ、というとき
ある聡明な先生が
「論文は、毎日コツコツ進めてください。
ちょっとだけでもいいので
”毎日触れる事”が大事です」
と強調されていました。
その理由として、
「忘れるから」
といっておりました。
*
当時は、
へえ、そうなんだ、
となんとなくそんなものとして
理解をしておりましたが、
今振り返ると「マジそうだった」と
実感を込めて思います。
自分で書いているはずの論文なのに、
・なぜこのストーリー展開にしたのか
・なぜこの尺度を活用したのか
・なぜこの先行研究を活用したのか
など、どんどん忘れてしまうのです。
そしてこうした現象は
程度の差こそあれ
雲上人の先生も
そういうものだと理解しているのだ、
となんだか共感を覚えた記憶があります。
■そして時は今に戻り、
先日のお話です。
キャリアコンサルタントの学科試験の
過去問題にチャレンジしたときも
記憶が揮発していることに
気が付かされます。
「キャリアの理論」
については、
これまでのメルマガでも
以下のような形でご紹介させていただきました。
例えば、タイトルを遡ってみると
・カウンセリングにおける5つのアプローチとは? ーキャリアにおけるカウンセリングの理論ー
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/11089/
・「統合的人生設計」ってなんだ?! ー仕事と人生を統合するための”ひとつの問い”ー
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/11084/
・「人生の転機」をどう乗り越えるか(前編)ートランジション・アプローチから紐解くー
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/11081/
・「丸いくぎは丸い穴に。」ー人と職業のマッチング理論のお話ー
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/11087/
などですね。
我ながら、
ちゃんと書いている気もしてきます。
■しかし、
4択問題で「キャリアの理論」パートをみると
5問中、3問不正解、
などなっており、
愕然とするわけです。
あり?あのメルマガで書いたのは
一体何だったのか
、、、と。
■自分でも思うのです。
本を読んで、
メルマガにしていると
「書いたことは
記憶できているんだろう」
そう思いますし、
何よりそのように期待します。
しかし、残念ながら
「なんか書いた記憶がある」
くらいで
実際に書いた内容の詳細は
書き起こした瞬間にどこかに忘れ去られています。
例えば、カウンセリングで
A、エリス_論理療法、ベック_認知療法
B、ベック_認知療法、エリス_論理療法
さて、どっちが正しいでしょう?
と言われても、
なんだか文字数も
漢字の密度も同じくらいなので
どっちも同じに見えてきます。
■ゆえに、
一度書いたくらいでは
テストで上記のような質問形式で
問われてもバンバン間違えるし、
そもそも
「書いたことは
おぼろげにしか覚えていない」
と痛感させられるのです。
■こんな風に書いてみると
”書いたものですら忘れる
書かないものはもっと忘れる”
と痛感します。
ゆえにそういうものだとして、
記憶力はいっそないものだとして、
どんどん書き溜めること。
外部記憶装置として
ブログなりノートなりに蓄積し、
必要な時に取り出せるようにする、
こうすることが
脳の記憶とのバランスで
最も効率的なのではなかろうか、
そんなことを思います。
■また、
たとえテストは間違えても、
自分で咀嚼して、
学んだことを自分の言葉で
再度書き直すことは、
1)表面的な言葉ではなく
その意味を自分で理解できる
2)一度書いたものを読み直すことで
記憶は浮かび上がってくる
という効果をもたらしてくれます。
4択問題でガンガン間違えても、
きっと何かしらの意味はあったはず。
過去問での「✕」の連続の負け惜しみ的に
そんなことを書いてみた、
の巻でした。
せっかく学ぶのなら、
ただの暗記ではなく、
使える活きた知識を身に着けたいものだ、
そんなことを
(やっぱり負け惜しみ的に)
思っている次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
果実を食べる者は少なくとも、
趣旨を植えるべきだ。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー
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