キャリアコンサルタントの資格取得への旅(2)ー独学で何をすればいいか?編ー
(本日のお話 3005字/読了時間4分)
■おはようございます。紀藤です。
今日で3300号!!キリ版です。
(パチパチパチ←自分に)
また一歩一歩、積み重ねていきたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
昨日に引き続き、本日も
「キャリアコンサルタントの資格取得への旅」
をテーマにお届けしたいと思います。
改めてですが、
キャリアコンサルタントに興味がある、という
人事関連の方が一定数おりますため、
その方の今後のお役立てばよいな、
という思いで書かせていただきます。
(関係ない人、すみません)
私もアドバイスを資格保持者から
諸々いただきましたので、
おすそ分けのバトンを
渡させていただきたいと思います。
*
ということで、早速参りましょう!
タイトルは
【キャリアコンサルタントの資格取得への旅(2)ー独学で何をすればいいか?編ー】
それでは、どうぞ。
■昨日の10時に、
第22回キャリアコンサルタントの
学科試験の回答が、正式な機関の
ホームページから発表されました。
その結果、私の学科は
「40点(50点中)」
でした。
合格点の35点を超えていたので
学科としては通過したことになります。
すごくいい結果、
というわけではないですが、
合格ギリギリでもない、
そこそこの結果といえるかと思います。
■さて、私(紀藤)は今回
「経験者受検」なるものを
選択しました。
経験者受験とは
3年以上のキャリアに関する
実務経験がある人が選ぶもので
”養成講座に通わずに
「独学のみで勉強をする」パターン”
です。
ちなみに、
受験者の9割は
養成講座に通っているそうです
その中のコミュニティで
勉強する情報を得られたりするらしいですが、
独学の場合、
それらのコミュニティに所属しないため、
自分で調べたり、勉強を完結させる必要があります。
■では、
そういった「独学」という文脈において
キャリアコンサルタントの試験で
学科合格のレベルを目指すにあたって、
n=1の紀藤のケースより
1)いつから、どのように勉強を始めたのか?
2)試験対策は、具体的にどうやったのか?
について、
ご共有できればと思います。
重ね重ねですがあくまでも、
私(紀藤)のケースの場合です。
向き不向きもあると思うので、
その点はご参考までに、ということで
よろしくお願いいたします。
■まず、
「1)いつから、どのように勉強を始めたのか?」
についてお伝えします。
*
ちょっと遠回りですが、
そもそもキャリアに関して興味を持ったのは
2022年10月~12月にあった
立教大学大学院の「キャリアとリーダーシップ論」
という授業を受けたことがきっかけでした。
この授業では、
「キャリアの理論」に関して
基礎的なことを学びました。
各代表的なキャリアの理論家が提唱した
考えやワークを学生がまとめて発表する、そんな授業。
例えば、
・エドガーシャインの「キャリア・アンカー」
・ホランドの「6つのパーソナリティ・タイプ」
・サビカスの「キャリア構成インタビュー」
をまとめて、みんなで体験する、
みたいなワークです。
これが短い時間で
いろんな人の価値観や信念、
能力や働く動機の違いなどを知ることができて、
「めっちゃ面白いやん!」
と思ったのでした。
ある意味、
”ゆるやかに勉強が始まった時期”
とも言えそうです。
■しかし、
「試験に向けた勉強」
という意味では、
もう少し後、となるのでしょう。
やはり受験申し込みをしてからが
ちょっとだけ気持ちが変わりました。
キャリアコンサルタントの受験の申込みは、
受験日の約3ヶ月前ですので、
私がうけた2023年3月5日の第22回の試験の場合、
2022年12月24日が申込み締切でした。
この申込をしたところで、
「勉強していかないとな」と
思い始めたのでした。
■このあたりから
「私(紀藤)なりに
どのように勉強したのか」
が始まりました。
しかし、
大学院の論文提出と口頭試問が
1月にあったので、あまり時間はとれません。
当然仕事もありますので、、、。
*
その中で、私の勉強法は、
以下の一択でした。
『キャリアコンサルタントの中心的な2冊を読み
メルマガで学んだことをアウトプットする』
という方法です。
題材とした本は以下の2冊です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(1)『新版 キャリアの心理学[第2版] キャリア支援への発達的アプローチ』
渡辺 三枝子 (著)
→ キャリアの代表的な理論について学ぶことができる。
めっちゃおもしろい。
(2)『キャリアコンサルタント・人事パーソンのための キャリアコンサルティング』
浅野浩美 (著)
→ 人事向けのキャリアコンサルタントに関する知識を
網羅的に学ぶことができる。見やすい、わかりやすい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
です。
どちらも、めっちゃいい本です。
キャリアに興味がある人なら
知的好奇心を満たしながら
読めると思います。
※ちなみに、ですが
キャリアコンサルタントの資格取得だけに絞るなら、
(2)の本よりも、
『キャリアコンサルティング理論と実際 6訂版』
木村 周 (著), 下村 英雄 (著)
のほうが、おすすめされています。
理由は、試験の設問が
上記の書籍から多数引用されているからです。
ただし言っていることは変わりません。
『キャリアコンサルティングの理論と実際」のほうが
やや密度高く詳しく書かれており、
学校教育なども入っているイメージ。
私はメルマガで書きやすそう
+人事に特化しているということで、
『キャリアコンサルタント・人事パーソンのための~』の
書籍に絞って学びました。
■それら本を題材に
メルマガを
大学院の論文の合間合間に
書いていました。
例えば、
・キャリアを紐解く4つのアプローチ
ー特性論・精神力動・学習理論・発達論ー
・カウンセリングにおける5つのアプローチとは?
ーキャリアにおけるカウンセリングの理論(後編/包括的・折衷的アプローチ)ー
・カウンセリングってなんだ?
ーキャリアにおけるカウンセリングの理論
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/11089/
、、、などなど。
振り返ってみると、
・1月に16本
・2月に4本
合計20本
キャリアの理論やカウンセリングをテーマに
メルマガを書いていました。
このことを通じて、
「キャリアの理論」
「カウンセリング理論」
については下地づくりをしました。
■一方、反省点として
・労働市場の知識
・労働政策/労働関係法令
・社会保障制度
などの制度的な話は
メルマガに内容的にするのが難しかったため、
ほぼ無視して、ギリギリで勉強しました。
ゆえに、試験でも、
「✕」を大量に重ねる結果となりました(汗)
一方、
キャリア理論や
カウンセリング理論は
ほぼ間違いはありませんでした。
やっぱり、
しっかり咀嚼してアウトプットしたことは
理解が深まっているのだと痛感します。
■ということで、今日のまとめです。
キャリアコンサルタントの資格取得に際して
>「Q、いつから勉強したのか?」
・ゆるやかには、「6ヶ月前」
(=授業でキャリア理論に触れ始めた)
・本格的には、「2ヶ月前」
(=キャリア理論のメルマガを書き始めた)
>「Q,どのように勉強したのか?」
・『新版 キャリアの心理学[第2版] キャリア支援への発達的アプローチ』
渡辺 三枝子 (著)
・『キャリアコンサルタント・人事パーソンのための キャリアコンサルティング』
浅野浩美 (著)
の2冊についてメルマガでアウトプットすることで
知識の”下地づくり”を行った
となります。
振り返って思うと、
「上記の中心的な2冊を学べば、
独学でも十分いける」
と思います。
■明日は、試験対策に向けた
1ヶ月前からの勉強について
お伝えしていきたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
==========================
<本日の名言>
何はともあれ、夢を見るためには書斎とドア、
そして、ドアを閉め切る意思がなくてはならない。
スティーブン・キング
==========================