映画『スラムダンク』『Blue Giant』に共通する、心が震える理由
(本日のお話 2160字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は朝6時半から
30キロのランニング。
その後3件のアポイントでした。
30キロというと長いのですが
走ると意外と2時間30分~3時間で終わります。
大体シャワーを浴びても
10時くらいには仕事が始められるので、
こうした早朝ランニングをもうちょっと
多くしていきたいな、と思いました。
*
さて、本日のお話です。
先日、妻とともに
前から観に行きたかった
映画『スラムダンク』をようやく観にいきました。
また立て続けに、その翌日は
映画『Blue Giant』を一人で観にいきました。
いずれも
「めちゃくちゃ良かった」
「めちゃ泣けた」
の一言。
どちらもマスクが涙が染み込み
塩っぽくなっていました。
今日はそれらの映画について
(ネタバレがない程度で)
感想と思うところをお伝えできればと思います。
それでは参りましょう!
タイトルは
【映画『スラムダンク』『Blue Giant』に共通する、心が震える理由】
それでは、どうぞ。
■映画スラムダンク。
一緒に観た妻曰く、
「熱すぎて、コメントできねえ」
とのこと。
できねえ、とは言っていませんが
似たようなニュアンスでした。
あまりアツい作品に
心揺さぶられる系ではない人なので
「意外だな」と思いつつ、
それくらい映画の
作品としてのパワーがあったのだと、
感じずにはいられませんでした。
■ちなみに、
『スラムダンク』とは、
井上雄彦氏によるバスケットボールを題材とした漫画作品です。
1990年から1996年にかけて
週刊少年ジャンプにて連載され、
アニメ化もされました。
現在の30~40代の男性は
少年時代に激ハマりした人も
少なくないのでは、
と思われます。
そんな作品の映画版ですが
詳細は語れないものの
・美しい映像(特に試合のシーン)
・ひたむきさ
・家族のつながり
など
バスケットだけではない魅力が
満載の素晴らしい作品でした。
詳しく言いたいのですが、、、
我慢します(苦笑)
■そして、次に
映画『Blue Giant』です。
『Blue Giant』は、
石塚真一氏によるジャズを題材とした漫画作品。
2013年から2018年にかけてビッグコミックスピリッツにて連載されました。
この漫画は
「音が聞こえる漫画」
と言われることで有名です。
ジャズの音楽のリアリティや音色、
演奏シーンの緻密な描写が特徴で
ストーリは
高校でジャズに出会った宮本大が
「世界一のジャズプレイヤーになる!」といい
その中で夢を諦めず、
ひたむきに努力を重ねて成長を続け、
どんどん新しい世界に出会う姿に、
心が揺さぶられます。
■そして今回の映画化。
今回は実際の「音楽」が入るので、
私のように漫画で観た人は
さらに期待値が高まっているので、
むしろハードルが高いのかもしれません。
映画のストーリーだけでなく
”ジャズ”という音楽を通じた
感動を届けることが求められるからです。
、、、が、そんなのは杞憂で
これまた素晴らしき作品でした。
劇中の音楽をプロのピアニストである
「上原ひろみ」さんが担当され、
その曲がまた素晴らしく、
実際の映画でもジャズの演奏シーンが
かなり多く描かれている中、
ジャズの演奏+映像を観ながら
なぜだか涙が出てしまうような作品でした。
音楽と映像で
ここまで熱くさせられるのか、、、
と心を揺さぶられたのでした。
■、、、と、2つの漫画と
それを元にした映画作品。
この両者について、
なぜここまで感動させられたのか?
その理由も複合的なものですが
「1つの共通点」について
あくまでも私個人の意見ですが
思うことがありました。
それは、どちらも
”『今この瞬間』に全力をかけている”
ことです。
これが観ている人の心に、
火を灯し、震わせるのだと
私は感じました。
これは主人公の設定でもある
10代という若さもあるかもしれません。
またキャラクターの個性も
あるのかもしれません。
しかし
「前も先も考えない。
今に全力を注ぐ!」
と決めてひた走る姿は
ひたむきさや純粋さでもあり
同時に脆さやリスクでもある
”怖いこと・不安なこと”
でもあると私は思います。
そうした影のような感情を振り切って
前を向こう、今できることを言い訳なく
ただただやりきろう、
そう思う心の強さ、美しさに出会い、
私たちは惹かれ、共鳴するように感じます。
■思えば社会に出て、
仕事でもその他でも
色々な人と関わって日々過ごす中で
・合理的に考えること
・先を見通していること
・リスクを事前に抑えておくこと
を当たり前のように
行ってきたように思います。
それが悪いわけでもないし、
そうすることの良さもあります。
それが大人になる、ということのように。
しかし、一方、
「理屈はないけど、
燃えるような情熱がある」
という感情の美しさは
やはりどこか後回しにしてきたのかもしれないし、
そうしたことの大切さも
以前よりは忘れかけていたのかもしれない。
映画を観ながら
人の中にある、
可能性をあきらめたくないとか
なにかに情熱を燃やしたいという
部分を刺激されたように思ったのでした。
■「Blue Giant」。
あまりにも高温すぎて、
赤を通り越して青く輝く恒星。
こうした想いを自分は
何に注ぐことができているのだろうか、
注いでいきたいのだろうか、
きっとそれは
どんな些細なことでも、
燃えている姿は感動を与えるし、
自分もそういう瞬間を
いくつになっても
少しでも多く生きていきたい、
、、、
青臭いようですが
そんなことを考えさせられた作品でした。
どちらももう一度観に行きたい
アツい作品でございました。
とてもおすすめです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
青春とは、心の若さである
サミュエル・ウルマン
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