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3308号 2023年3月15日

「強みの発現」を見極める4つのポイント

(本日のお話 2101字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
加えて社内の戦略会議。
夕方からは15キロのランニング。



さて、本日のお話です。

今日も「ポジティブ・コーチング」のお話を
引き続きお届けできればと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは

【「強みの発現」を見極める4つのポイント】

それでは、どうぞ。

■ポジティブ心理学では

「上手く行っているとき」や
「最高の状態のとき」

に注目して、

そこから人を

”さらによい状態”

にすることを目指しています。

■その中での重要な
キーワードの一つが、

「強み」

であります。

ただ、この「強み」なるキーワードも
なかなか掴みづらく、

わかったような、
わからないような
なんだか抽象的なものと感じられる方も
少なくないのでは、、、

と思っております。

■その中で

『ポジティブ・コーチングの教科書』
ロバート・ビスワス=ディーナー (著)
https://amzn.asia/d/hdppZxB

の中で語られている

”「強み」の定義”

が、強みについての因果を
わかりやすいモデルとして示されていました。

内容としてはこういうものです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<『強み』とは>

・「人に元々備わっている思考・感情・行動のパターン」で、

・「本物」であり、

・「エネルギー」を生じさせ、

・「最高のパフォーマンスを導く」もの

※P28より引用
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とのこと。

■「強み」は

”最高のパフォーマンスを導くもの”

であり

その「強み」に繋がる条件が3つある、
というわけです。

それが、

1,「人に元々備わっている思考・感情・行動のパターン」である
2,「本物」である
3,「エネルギー」を生じさせる

という条件です。

■第一に、

1,「人に元々備わっている思考・感情・行動のパターン」

であること。

つまり、

「人には元々備わっている、
生まれ持っての能力」

が強みの元になるといいます。

実際

「才能」と考えたとき、
”生まれ持ったもの”と考える人は少なくない、

と思います。

遺伝レベルのものに
なにかの期待をしているし、したくなるもの。

■もちろん

人の「思考・感情・行動のパターン」も
因数分解をして考えると

・遺伝要素
・家庭環境
・文化的な要素
・これまでの経験
・憧れ

など様々な影響があり、
出来上がっているものです。

それが先天的なものか
あるいは後天的なものかを、

きっぱり因数分解して
わけることは難しいものです。

しかも、
人は自分で自分のことは見えないので、

「これは先天的な行動だ」
「これは後天的に身につけた考えだ」

と峻別するのも、やはり難しいでしょう。

■たとえば、

私(紀藤)の例で言えば

”こだわった特定のものを
しつこく続けることができる”

というネバっとした(?)
強みがあります。



ちょっとだけ共有すると、

これは思い返すと
小学校2年生頃のお話です。

なぜだか「たんぽぽ」について
たくさん作文を書きたくなり、
放課後ひたすら作文を書いていました。

貧困な語彙しかないため、
同じ文章の繰り返しではあるものの
ひたすら文字数を重ねており、

最終的に原稿用紙20枚分書く、
という謎な行為をしていた記憶があります。

多分こうした
「こだわるととことん続けたくなる」のは

”生まれ持った思考・感情・行動のパターン”

に何かしら関連していると思われます。

■ただし、これが

・遺伝的な要素なのか

・幼少期の教育なのか

は詳しくはわかりません。

■そこで、「強み」に繋がる要素の

第二が

「本物である」

です。

シンプルなのですが、

”なりたくてなったわけでも
努力してなったわけでもないものか?”

ということです。



例えば、

「朝型人間がカッコイイ」

と思っても、遺伝的に
夜型のほうが向いている人は、
やはりいるものです。
(逆もまた然り)

あるいは

「短距離ランナーに憧れる」

と思っても、遺伝的に
筋肉の性質が長距離向きな人も
やはりいるものです。

■これは、

”なりたくてなったわけでも
努力してそうなったわけでもない
ありのままの自分(=本物)”

であるかということ。

これが「強み」を見極める、
一つの観点である、といいます。

■そして最後、第三が

「エネルギーを生じさせる」

です。

これは、

”やる気やエネルギーや情熱が
湧き出るか”

ということ。

”人が自分の強みを使っている時や

強みを使った場面を語っている時には、

生き生きして活気に満ちて
身振り手振りを使うなど
てきぱきした興奮状態になる”

のです。

この状態になっているかが

「強みが発現している」状態を
見極める一つの要素である、

と言えるかと思います。

■そしてこれらの、

1,「人に元々備わっている思考・感情・行動のパターン」である
2,「本物」である
3,「エネルギー」を生じさせる

ものが、

4,「最高のパフォーマンス」を導いている

状態であるときに、

それを『強みが活かされている』と呼べる、
そのように言われています。

■自分が何をやっているときに

自分の本来感を感じるか?

自分らしさを感じるか?

またエネルギーを感じるか?

、、、

このあたりにアンテナを立てることで
より自分や他者の強みを知り、
活用することができるようになります。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

薔薇はなぜという理由もなく咲いている。
薔薇はただ咲くべく咲いている。
薔薇は自分自身を気にしない。
人がどう見ているかどうかも気にしない。

シレジウス(ドイツの詩人)
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