「強みの発現」を見極める4つのポイント
(本日のお話 2101字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
加えて社内の戦略会議。
夕方からは15キロのランニング。
*
さて、本日のお話です。
今日も「ポジティブ・コーチング」のお話を
引き続きお届けできればと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは
【「強みの発現」を見極める4つのポイント】
それでは、どうぞ。
■ポジティブ心理学では
「上手く行っているとき」や
「最高の状態のとき」
に注目して、
そこから人を
”さらによい状態”
にすることを目指しています。
■その中での重要な
キーワードの一つが、
「強み」
であります。
ただ、この「強み」なるキーワードも
なかなか掴みづらく、
わかったような、
わからないような
なんだか抽象的なものと感じられる方も
少なくないのでは、、、
と思っております。
■その中で
『ポジティブ・コーチングの教科書』
ロバート・ビスワス=ディーナー (著)
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の中で語られている
”「強み」の定義”
が、強みについての因果を
わかりやすいモデルとして示されていました。
内容としてはこういうものです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<『強み』とは>
・「人に元々備わっている思考・感情・行動のパターン」で、
・「本物」であり、
・「エネルギー」を生じさせ、
・「最高のパフォーマンスを導く」もの
※P28より引用
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とのこと。
■「強み」は
”最高のパフォーマンスを導くもの”
であり
その「強み」に繋がる条件が3つある、
というわけです。
それが、
1,「人に元々備わっている思考・感情・行動のパターン」である
2,「本物」である
3,「エネルギー」を生じさせる
という条件です。
■第一に、
1,「人に元々備わっている思考・感情・行動のパターン」
であること。
つまり、
「人には元々備わっている、
生まれ持っての能力」
が強みの元になるといいます。
実際
「才能」と考えたとき、
”生まれ持ったもの”と考える人は少なくない、
と思います。
遺伝レベルのものに
なにかの期待をしているし、したくなるもの。
■もちろん
人の「思考・感情・行動のパターン」も
因数分解をして考えると
・遺伝要素
・家庭環境
・文化的な要素
・これまでの経験
・憧れ
など様々な影響があり、
出来上がっているものです。
それが先天的なものか
あるいは後天的なものかを、
きっぱり因数分解して
わけることは難しいものです。
しかも、
人は自分で自分のことは見えないので、
「これは先天的な行動だ」
「これは後天的に身につけた考えだ」
と峻別するのも、やはり難しいでしょう。
■たとえば、
私(紀藤)の例で言えば
”こだわった特定のものを
しつこく続けることができる”
というネバっとした(?)
強みがあります。
*
ちょっとだけ共有すると、
これは思い返すと
小学校2年生頃のお話です。
なぜだか「たんぽぽ」について
たくさん作文を書きたくなり、
放課後ひたすら作文を書いていました。
貧困な語彙しかないため、
同じ文章の繰り返しではあるものの
ひたすら文字数を重ねており、
最終的に原稿用紙20枚分書く、
という謎な行為をしていた記憶があります。
多分こうした
「こだわるととことん続けたくなる」のは
”生まれ持った思考・感情・行動のパターン”
に何かしら関連していると思われます。
■ただし、これが
・遺伝的な要素なのか
・幼少期の教育なのか
は詳しくはわかりません。
■そこで、「強み」に繋がる要素の
第二が
「本物である」
です。
シンプルなのですが、
”なりたくてなったわけでも
努力してなったわけでもないものか?”
ということです。
*
例えば、
「朝型人間がカッコイイ」
と思っても、遺伝的に
夜型のほうが向いている人は、
やはりいるものです。
(逆もまた然り)
あるいは
「短距離ランナーに憧れる」
と思っても、遺伝的に
筋肉の性質が長距離向きな人も
やはりいるものです。
■これは、
”なりたくてなったわけでも
努力してそうなったわけでもない
ありのままの自分(=本物)”
であるかということ。
これが「強み」を見極める、
一つの観点である、といいます。
■そして最後、第三が
「エネルギーを生じさせる」
です。
これは、
”やる気やエネルギーや情熱が
湧き出るか”
ということ。
”人が自分の強みを使っている時や
強みを使った場面を語っている時には、
生き生きして活気に満ちて
身振り手振りを使うなど
てきぱきした興奮状態になる”
のです。
この状態になっているかが
「強みが発現している」状態を
見極める一つの要素である、
と言えるかと思います。
■そしてこれらの、
1,「人に元々備わっている思考・感情・行動のパターン」である
2,「本物」である
3,「エネルギー」を生じさせる
ものが、
4,「最高のパフォーマンス」を導いている
状態であるときに、
それを『強みが活かされている』と呼べる、
そのように言われています。
■自分が何をやっているときに
自分の本来感を感じるか?
自分らしさを感じるか?
またエネルギーを感じるか?
、、、
このあたりにアンテナを立てることで
より自分や他者の強みを知り、
活用することができるようになります。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
薔薇はなぜという理由もなく咲いている。
薔薇はただ咲くべく咲いている。
薔薇は自分自身を気にしない。
人がどう見ているかどうかも気にしない。
シレジウス(ドイツの詩人)
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