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3350号 2023年4月26日

ソーシャル・ラーニングの効果 ー「人と学ぶこと」は幸せにつながるー

(本日のお話 2356字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は、4件のアポイント。
その他、コーチング(受ける方)でした。



さて、本日のお話です。

先日、立教大学にて
学ばせていただいた中原先生と

慶應義塾大学大学院で
ウェルビーイングを研究されている前野先生が

「はたらく幸せフォーラム」

にて、ウェルビーイングについての対談を
行われたとのことでした。

(その対談の内容は

『約30%いる、活躍度と幸福度が高いビジネスパーソンの学び方
立教大・中原教授が語る、ウェルビーイングの高い社会人の学習の特徴』
https://logmi.jp/business/articles/328543

の記事にまとめられています)

その記事を読みながら、
「なるほどなあ」と納得しつつ、

我が身を振り返って、
改めて学びに対する大切なことに
気付かされたように思いました。

、、、ということで、今日は
学びとウェルビーイングをテーマに
学びと気づきを皆様にご共有できればと思います。

それでは、早速参りましょう!

タイトルは、

【ソーシャル・ラーニングの効果 ー「人と学ぶこと」は幸せにつながるー】

それでは、どうぞ。

■昨晩の話。

大学院での同期のメンバーと、

「マネジメント研修のプログラムを、
一緒に考えませんか」

ということで、2回目の
ミーティングをしておりました。

その中で、
ふとお互いの口から出た言葉は

「こうした場
(一緒に学び・何かを創る場)は
とても有意義だよねー」

という(ような話)が
漏れ出ておりました。

■思えば、
大学院に通っているときは

様々な人と学び合うのは、
とても楽しく充実している反面、

時間のやりくりなど
大変さを感じることもありました。

、、、しかし、

卒業して1ヶ月も経つと、
大変さなどは忘れて、
甘く楽しい時間ばかりが思い出されます。

特に

”様々な大人達が、
共に学び合う場が希少であった”

ことを改めて思います。

それを

1人で研修プログラムを考えるのではなく、

同じ視座を持っている仲間と
色々とアイデアを出しながら考えることで
加速され、深まる体験を通じて感じるのでした。

ゆえに、

「誰かと共に学ぶ時間」

は実に贅沢なことだな、、、
と思った昨晩の話。

■、、、と
私の個人的な話でありましたが、

それに関連して、

冒頭の中原先生と前野先生の
ウェルビーイングにおける対談で
こんなテーマに触れられています。

それが

『学びとウェルビーイングの関係』

です。

この話の詳細は、上記の記事と、
またパーソル総合研究所から出されている、

『若年就業者のウェルビーイングと学びに関する定量調査(persol, 2021)
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/hatachikara.pdf

をご参照いただければと思いますが、

”若年層(25~35歳)の就労者に対して、
活躍とウェルビーイングに重要な資質・能力・適性、
また学び・経験の関係を探った”

という調査があります。

そのことについて、
中原先生が触れていました。

■ちなみに、

調査の結論からお伝えすると
以下がポイントとなります。

(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<幸せな活躍には「5つの学び特性」が影響している>

・幸せな活躍をしている若手社会人は「全体の30.6%」であった。

・幸せな活躍をしている層は、「学びや学習に前向きに取り組んでいる」人が
平均より1.8倍多かった。

・幸せな活躍には、以下の「5つの学び特性」が影響していた
ー ソーシャル・ラーニング:人を巻き込みながら学ぶ
ー ラーニング・レジリエンス:困難なことからこそ学ぶ
ー ラーニング・ブリッジング:いくつかの学びや経験を架橋する
ー ラーニング・グリッド:一貫してコツコツ学び続ける
ー ラーニング・デジタル:デジタルツールを積極的に使う

・中でも「ソーシャル・ラーニング」は
共通して幸せな活躍につながっている。

※引用『若年就業者のウェルビーイングと学びに関する定量調査(persol, 2021)
P6から一部抜粋
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)

とのこと。

■さて、ここで注目したいのが、
一番最後の項目

『「ソーシャル・ラーニング」は
共通して幸せな活躍につながっている』

というところ。

「ソーシャル・ラーニング」
すなわち”人を巻き込んで学ぶ”ことは、
幸せな活躍につながるのです。

具体的に、「人を巻き込む」とは以下の項目です。

・周囲の人や上司に自分の関心のある領域を積極的に伝えている、
・学びや経験を共にする仲間がいる。
・勉強会や読書会など、学習のためのコミュニティを主催したことがある。
・関心のある分野の専門家や詳しい人に話を聞きに行くことがある。
・周りの人から積極的に意見をもらうようにしている。

とのこと。

人を巻き込んだ学びが
ウェルビーイングにつながるというのは、
実に興味深いことです。

同時に、とても納得できることでもある、
とも思います。

■また個人的な話で恐縮ですが
ふと思えば、大学院に入るための準備として、

「大学院受験プロジェクト」

と称して読書勉強会を開催したことは
もう2年以上前ですが、
未だに「幸せな思い出」として蘇ります。

その時間が
学びにおいても、応援されている感覚からも
実に充実した時間であったこと、

一緒に学んだ人が
大学院に合格されたりなど、

幸福に影響する要因はいくつもありますが、
いずれにせよ、

「ソーシャル・ラーニング」=人を巻き込んで学ぶ

ことは幸福感を高めてくれると感じます。

■、、、と、こんなことを調査結果から、

そして個人的な体験からも
振り返ってみると、

【ソーシャル・ラーニングの効果】
(誰かと学ぶことは幸せにつながる)

を改めて感じます。

せっかく学ぶなら、誰かと学ぶ。

このことを意識するだけで、
学びの面白さも、継続性も
意図的に高めることができるのだろうな、、、

そんなことを思う次第です。

(ちなみに余談ですが、このメルマガはおそらく、
「ラーニング・グリッド:一貫してコツコツ学び続ける」です。

学び続けているという
小さな自信は積み上がっていきますが、
一方、幸福度が高まるかというとそうでもない気もします)

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

若者を確実に堕落させる方法がある。
違う思想を持つ者よりも同じ思想を持つ者を
尊重するように指導することである。

フリードリヒ・ニーチェ
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