メールマガジン バックナンバー

3369号 2023年5月15日

「ChatGPT活用術」のセミナーで学んだ2つのこと

(本日のお話 2593字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は、朝から仲間と10キロのランニング。
ウルトラマラソンまであと1週間を切りました。
よい状態で出場できるよう整えたいと思います。

また昼からは「ChatGPT」のセミナーに参加。



さて、本日のお話です。

昨日、

『爆速GPT4活用術!新しい時代のビジネス手法とは』

なるタイトルのセミナーに参加しました。

というのも、ChatGPTを使って
検索やまとめなどをするものの、

”もっと他に使える方法が
あるのではなかろうか?”

と感じていたから。

今日はそのセミナーから学んだことの一部を
皆様にご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは

【「ChatGPT活用術」のセミナーで学んだ2つのこと】

それでは、どうぞ。

■ChatGPT、皆さま
活用しておりますでしょうか。

きっと少なくない方が既に活用している、
触っているのではなかろうか、

と想像しています。

私も例に漏れず、多少は活用しており、
GPT4で毎月20ドルの課金もしています。

、、、が、実際のところ
無課金との違いがよくわからん、

という素人ユーザーです(汗)

■使い方も、

「◯◯って何?」
「◯◯について簡単にまとめて」

という「検索&要約」に使う、
みたいなイメージ。



見聞きするところによると、

・ChatGPTに、提案書を書いてもらう
・ChatGPTに、データの処理を任せる
・ChatGPTに、プログラム言語を書いてもらう
・ChatGPTに、マクロの計算式を書いてもらう

みたいな使い方もあるようす。

しかしそれらの幅広い使い方の
1割も引き出せていないのだろうな、と感じつつ、

実際にどうすればよいのかは
よくわかりませんでした。

■ということで、

困ったらその道の人に聞け!

で参加をしてみたのですが、
色々と勉強になりました。

思った感想は2つです。

1つは、

『ChatGPTの現在地がわかった(気がする)』

こと。
(実際は多分わかってないのでしょうが汗)



現在、ChatGPTの他に、

Being(Microsoft)
Bard(Google)

など出てきていますが、
これらのものがどう違うのか?

また個人情報へのリスクを
どう考えればよいのか?

などについてです。

正直、私からすると
「色々あるんだなあ・・・」と

そのIT業界のスピード感の速さと、
そこに関わる人々のタフさを想像して、
ひたすら驚くばかりですが、

これから、

Googleの検索と同じくらい、
普通に使うように日常のあらゆるところ
(スマフォ、ブラウザなど)

にこの機能が装填されていくようです。

■、、、とすると、現在、

「まずググれ(Googleで検索せよ)」

と言われたときのように

「まずGPれ(ChatGPTで要約等せよ)」

みたいになることも、想像されます。

ゆえに、このChatGPTも、
情報収集におけるビジネスパーソンの必須スキルに
なるのではなかろうか、

と感じました。

■次に2つ目の感想。

それが

『ChatGPTによってできることが、
リアルに想像できた』

ことです。

知られているようにChatGPTでは

”プロンプト(動作を促すコマンド)”

によってアウトプットの質が
変わってきます。

ChatGPTは人間ではないので、
ドライに処理をします。

わかりやすく明確な指示、
また文脈を学習させた上での指示なのか、

それとも曖昧な情報なままで伝えているのか

によって、その成果が変わります。

よってChatGPTの力を引き出す

『プロンプトの引き出し』

を持っていることが、
活用に直結するといえます。

■Microsoftの畠山氏による
ChatGPTの解説によると、

ChatGPTはプロンプトにより
以下の事ができると紹介しています。

これは実にわかりやすかったです。

(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【ChatGPTでできるタスク】

◯・・・以前からできるタスク
◎・・・新しくできるタスク

<情報抽出系>
◯要約:
「小学生にもわかるように300文字程度で要約して」

◯感情分析:
「喜び/怒り/悲しみの表現を0~5で表現して」

◯エンティティ分析:
「場所/人物名/組織名を抽出して」

<文脈理解系>
◯キーフレーズ抽出:
「次の文章の重要なフレーズを抽出して」

◎インサイト抽出:
「次のレビューから商品の改善点を考えて」

<チェック系>
◯構成:
「誤字脱字/タイプミスを見つけて」

◎添削/評価:
「◯◯の基準で10点満点で評価して」

<翻訳系>
◯翻訳:
「次の文章をフォーマルな日本語に翻訳して」

<分類系>
◯テキスト分類:
「次のニュース記事のカテゴリを教えて」

<文章生成系>
◎思考の壁打ち:
「〇〇という考えで抜けている点を指摘して」

◎問題生成:
「次の文章から4択問題を作成して」

◎コード作成:
「OpenAIのAPIを実行するコードを書いて」

◎記述アシスタント:
「このメールの日程調整をするメールを書いて」

◎アイデア創出:
「人気の出るブログの内容案を提案して」

◎情報検索:
「WEBアプリの要件定義について教えて」

※引用:Microsoft 畠山 大有氏『ChatGPT の概説 - Software Engineer じゃない方向け -』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)

とのこと。

これを見ても、
自分が使っているやり方は、
ごく一部に限られていた事に気づきます。

メールのアシスタントなどは、
自分の書き方を学習させて、
その上で書いてもらうと役立ちそう。

ぜひ使ってみたいですね。

■そして他にも勉強になったことは

『ゴール探索プロンプト』

なる技です。

あるあるなのが、

自分でも何が目標かわからない・・・
何を聞けば良いのかわからない・・・

という状況。

その中で、

”ゴールを導き出すためのプロンプト”

なるものを活用して、
問いを明確にすることができるのです。

「問い」は人でなければ作れない、

などと言われますが、
そこを越えつつあります。

■言葉にすると難しいのですが、
こんなイメージです。

1,20行ほどの
「ゴールを探索するプロンプト」を入力する
(フォーマットがあります)

2,「ゴールを宣言します
”マネジメント研修の提案書を書く”です」
と暫定のゴールを入力する

3,ChatGPTが質問を返してくる

という流れです。

それによって、

不明瞭なところ、
明確にすべきところを、
限定すべきところなどを明確にし

ゴールを探索することができる、
というようなイメージ。

(まだ私も練習が必要です)

■と、学んだことの一部を
つらつらと述べさせていただきました。

この勉強会を経て、

「世の中はどんどん前に進んでいく」

ということ、そして

「自分も学び続けなければ
相対的に後退していく」

ことを痛感させられました。

のんびりしたい気持ちもありますが、
学び続けること、新しいことに挑戦することは、

毎日ちょっとずつでも組み入れていくことが
大事なのだろうな、、、

そんなことを思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

==========================
<本日の名言>

物事を始めるチャンスを、私は逃さない。
たとえマスタードの種のように小さな始まりでも、
芽を出し根を張ることがいくらでもある。

ナイチンゲール

===========================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す