コーチングのスーパービジョン体験談 ー自分のコーチングを録音して聞く効果ー
(本日のお話 2177字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
またコーチングのトレーニング
(受けるほう)の実施でした。
また夜は5kmのランニングでした。
腰の痛みがぶり返してしまい、
日曜日の野辺山ウルトラマラソン100kmが
やや不安な状況、、、(汗)
とはいえ完走できるよう、
がんばりたい思います。
*
さて、本日のお話です。
昨日、
「コーチングのトレーニング(受けるほう)」
の実施とお伝えしましたが、
その体験から、
”自らを振り返ることの大切さ”
を感じておりました。
本日はそのお話について、
皆様にご共有させていただければと思います。
それではまいりましょう!
タイトルは
【コーチングのスーパービジョン体験談 ー自分のコーチングを録音して聞く効果ー】
それでは、どうぞ。
■「コーチング」なるスキルには、
いくつかの資格があります。
その中で有名な団体の一つが
”国際コーチング連盟(ICF)”
です。
そこではコーチングの資格を認定しており
全世界で1,300名資格取得、
日本人全体で
資格保有者は約1100名いるそうです。
(2023年8月時点)
■民間の資格はあるものの
1on1などでも
コーチングのスキルは必要とされますし、
世の中の副業、
また独立の一つの手段としても
「コーチング」というアイコンは
一つの武器にもなりえるようです。
この2年間で日本でも30%程度
資格取得者が増えています。
今後も、この流れは
続いていくと思いますし、
そういう意味でも注目できる資格である、
といえるのかもしれません。
(一方、コーチングやりたい人はいても
それを使う人がまだまだいない、
という問題もありますが、、、)
■そんなコーチングの資格は
いくつかのレベルに分かれています。
私毎ですが
ある程度の時間数を実施してきたので、
次のレベルの資格取得に
トライしてみようかと思いました。
すると、
「師匠からのコーチング」
(メンターコーチ)
を10時間は受ける必要が出てきます。
メンターコーチは、
別名「スーパービジョン」とも呼ばれ、
その内容は
”経験豊富なスーパーバイザー(指導者)が、
他のプロフェッショナル(この場合、コーチ)の仕事を見直し、
フィードバックを提供する”
ことを行います。
■具体的には
1,自分のコーチングの録音をして、
文字起こしをする
2,それをメンターコーチとともに改めて聞き、
フィードバックをもらう
3,行動の改善を宣言する
というような内容です。
こうしたプロセスが、
”コーチ自身の能力と理解を深め、
クライアントとの関係や手法、
対話の質などを考え直す機会になる”
とされています。
■まあ、シンプルに、
”自分の会話を聞いて、
良い点、改善点を考える”
のですが、
素材が自分であると、
誰のせいにもできません。
だって、自分なのですから。
ゆえに、問題点にも
向き合わざるを得ない。
一人だったら、
見て見ぬふりができるところも、
経験豊富なメンターとともに聞くと、
向き合いたくなくても、
向き合うきっかけが半強制的に訪れます。
■面白いもので、
聞いていると自分の課題が
なんとなく見えてくるものです。
例えば、私の場合。
先日のスーパービジョンで
「クライアントとの距離を感じる」
というフィードバックをもらいました。
もちろん、色んな文脈があるので
それが一概に良い悪いではありません。
ただ、「なぜそう見えたのか?」
という言動を追求し、探究をしてみると
見えてくるものもあります。
例えば
「”距離を感じさせる”ことを
象徴するような言動はどこか?」
を探究してみます。
そしてそこからさらに掘り下げて
その時何を感じていたのか?
も考えてみるのです。
すると、
「その言動を引き起こした、
自分の信念や不安はなにか?」
にも焦点が当たることになります。
■私の場合、
「コーチングをしているときに
よそよそしい感じに見える」
ことにいたったのは、
ある”信念”が影響しているようでした。
以前、大先輩のコーチから聞いた
”コーチはクライアントと一緒になって
蟻を数えてはいけない”
(=コーチは、クライアントの問題を
同じ目線で一緒に考えてウンウン悩んではいけないという意味)
という言葉が、自分の中に刻まれ、
信念のようになっていることが
思い当たりました。
自分が気分を高揚させて、
クライアントに向き合うと、
”コーチング的”ではない、、、
として、極端に興味を持つことを
恐れているのかもしれない、、、
そんなことを感じさせられたのでした
*
あるいは、先日資格を取得した
キャリアコンサルタントでは、
「まずはただ傾聴に徹すること」
が求められる文脈だったため
それも影響していた可能性もあるな、、、
そんな事も考えていました。
■、、、と、いうように、
「スーパービジョン」
を通じて我が身を振り返ると、
メタ的に自らを見ることになります。
トレーニングには
様々な方法がありますが、
その一つにこのような
「自分自身の行動を
経験豊富な人とともに見返す」
ということがあり、
特に効果があります。
実際に、管理職に対する
「1on1ミーティング」も、
実際にそれを動画に収めて
自分で見た上で振り返りをすると
絶大な効力があるもの。
こうした学びの手法、
ちょっと抵抗感はありますが、
改めて大事にしたいものだな、と思ったのでした。
これから合計10ヶ月に亘って
ひたすらこのスーパービジョンを
繰り返していきますので、
そのプロセスを通じて
私も自分のスキルを向上させ
より役に立てるようになりたいものだ、
そんなことを思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
美の対極にあるのは醜さではない。
無関心である。
エリ・ヴィーゼル
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