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3385号 2023年5月31日

「沖縄の歴史」を語るカフェの店主から学ぶこと ーバランスよい情報の集め方ー

(本日のお話 1335字/読了時間1分半)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。
また夕方からは13kmのランニングでした。



さて、本日のお話です。

この週末に、沖縄の拠点での
近所のカフェに行ったのですが、

その際に店主さんが

「沖縄の歴史と闇」

のような話を熱く語られていました。

その時の話もなかなか
興味深いものでしたが
その一連のお話を聞きながら、

”情報を取得する際に
心がけたほうがよいこと”

について思うことがありました。

今日はそんなテーマでの気づきを
皆様にご共有させていただければと思います。

それではまいりましょう!

タイトルは、

【「沖縄の歴史」を語るカフェの店主から学ぶこと ーバランスよい情報の集め方ー】

それでは、どうぞ。

■「島文化が強いからね。

本州から来た人を
”ナイチャー”って呼んで、
排他的にする文化は確かにあるかもね」

先日行ったカフェにて

数年前、関西から
沖縄に引っ越してきたという店主が
そんな話を教えてくれました。

(なんだか時間がありそうで、
いっぱい話しかけてくれました)

続いて、こんな話もしてくれます。

「沖縄で、村に溶け込みたいならね、
やっぱり歴史を知ることだよ。
そうすると、一目置かれるよね」

とのこと。

■どうやら、その店主さんは

沖縄の歴史に関して
相当調べて来られたようす。

ご自身でも史実に関する資料を集め、
また、Youtube番組も持っており、

「沖縄の歴史の真実」

的な内容で配信をしている、、、

とのことでした。

■正直、

陰謀論的な(?)激しめな内容もあり、
話を聞きながら

ほうほう、
そんな観点もあるのか、、、

と興味深く思っておりましが

ふとそのお店の本棚を見てみると、
並んでいるタイトルが

『◯◯の陰謀』
『隠された秘密』
『本当の沖縄の真実』

なる内容の書籍が
比較的多くん揃っている事に気づきます。

帰り道に妻と、

「本当の歴史の真実はわからないけど、
読んだ本によって、
その人の信じる”真実”は
固まっていくのかもねえ」

などと振り返っていた、、、

というお話。

■しばしば

「その人の本棚を見れば
どのような考えかわかる」

と言われることがあります。

人の信念や価値観は
鶏が先か、卵が先かはわかりませんが、

興味がある本を手に取り、
時間をかけて読んだ内容で

自らの考え方や価値観は
色濃く影響されるもの。

かつ、

”本人が手に取る時点で
バイアスがかかっている”

わけですから、

色々と本を読んで
情報を広く取得しているつもりでも、

気づけば
自分の考えを支持してくれるようなものばかり
手に取っている、

そしてだいぶ、
右だったり左だったりに
気づかないうちによってしまうことも、
大いに有り得るものです。

■本を読んで

「視点を広げる」はずが

そうしたバイアスに気づかずに
惹かれる本を手に取り読めば読むほど、

ある特定の方向の意見が
強くなってしまう、、、

こうしてしまうと

教養を高める読み方でなく、
視野狭窄に陥る読み方に
なってしまうかもしれません。

■としたときに、

自分に合っていて
自然と手にしたい本も読むことが
大事である一方、

”敢えて自分とは
真逆の考えの本を読む”

ことも、視点を広げる上で
同じくらい大事なことだろう、

などと思ったのです。

右・左・中庸。

両極端と中立の考えを、
それぞれ知った上で
自分ありの持論を設けること。

自分が信じている意見と反対意見は
それぞれどのようなことがあるのかを理解すると、

バランスを持った見方に
より近づくことができるのだろうな、、、

そんなことを
やや一方向に寄り気味と感じた
沖縄の店主さんのトークを聞きつつ、
思った次第です。

今日は短めに。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。
自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる

アインシュタイン
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