「沖縄の歴史」を語るカフェの店主から学ぶこと ーバランスよい情報の集め方ー
(本日のお話 1335字/読了時間1分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
また夕方からは13kmのランニングでした。
*
さて、本日のお話です。
この週末に、沖縄の拠点での
近所のカフェに行ったのですが、
その際に店主さんが
「沖縄の歴史と闇」
のような話を熱く語られていました。
その時の話もなかなか
興味深いものでしたが
その一連のお話を聞きながら、
”情報を取得する際に
心がけたほうがよいこと”
について思うことがありました。
今日はそんなテーマでの気づきを
皆様にご共有させていただければと思います。
それではまいりましょう!
タイトルは、
【「沖縄の歴史」を語るカフェの店主から学ぶこと ーバランスよい情報の集め方ー】
それでは、どうぞ。
■「島文化が強いからね。
本州から来た人を
”ナイチャー”って呼んで、
排他的にする文化は確かにあるかもね」
先日行ったカフェにて
数年前、関西から
沖縄に引っ越してきたという店主が
そんな話を教えてくれました。
(なんだか時間がありそうで、
いっぱい話しかけてくれました)
続いて、こんな話もしてくれます。
「沖縄で、村に溶け込みたいならね、
やっぱり歴史を知ることだよ。
そうすると、一目置かれるよね」
とのこと。
■どうやら、その店主さんは
沖縄の歴史に関して
相当調べて来られたようす。
ご自身でも史実に関する資料を集め、
また、Youtube番組も持っており、
「沖縄の歴史の真実」
的な内容で配信をしている、、、
とのことでした。
■正直、
陰謀論的な(?)激しめな内容もあり、
話を聞きながら
ほうほう、
そんな観点もあるのか、、、
と興味深く思っておりましが
ふとそのお店の本棚を見てみると、
並んでいるタイトルが
『◯◯の陰謀』
『隠された秘密』
『本当の沖縄の真実』
なる内容の書籍が
比較的多くん揃っている事に気づきます。
帰り道に妻と、
「本当の歴史の真実はわからないけど、
読んだ本によって、
その人の信じる”真実”は
固まっていくのかもねえ」
などと振り返っていた、、、
というお話。
■しばしば
「その人の本棚を見れば
どのような考えかわかる」
と言われることがあります。
人の信念や価値観は
鶏が先か、卵が先かはわかりませんが、
興味がある本を手に取り、
時間をかけて読んだ内容で
自らの考え方や価値観は
色濃く影響されるもの。
かつ、
”本人が手に取る時点で
バイアスがかかっている”
わけですから、
色々と本を読んで
情報を広く取得しているつもりでも、
気づけば
自分の考えを支持してくれるようなものばかり
手に取っている、
そしてだいぶ、
右だったり左だったりに
気づかないうちによってしまうことも、
大いに有り得るものです。
■本を読んで
「視点を広げる」はずが
そうしたバイアスに気づかずに
惹かれる本を手に取り読めば読むほど、
ある特定の方向の意見が
強くなってしまう、、、
こうしてしまうと
教養を高める読み方でなく、
視野狭窄に陥る読み方に
なってしまうかもしれません。
■としたときに、
自分に合っていて
自然と手にしたい本も読むことが
大事である一方、
”敢えて自分とは
真逆の考えの本を読む”
ことも、視点を広げる上で
同じくらい大事なことだろう、
などと思ったのです。
右・左・中庸。
両極端と中立の考えを、
それぞれ知った上で
自分ありの持論を設けること。
自分が信じている意見と反対意見は
それぞれどのようなことがあるのかを理解すると、
バランスを持った見方に
より近づくことができるのだろうな、、、
そんなことを
やや一方向に寄り気味と感じた
沖縄の店主さんのトークを聞きつつ、
思った次第です。
今日は短めに。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。
自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる
アインシュタイン
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