モルック日本代表から学ぶ「意思決定基準」のお話
(本日のお話 1813字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
また夜は前職の上司の方と
人材開発関連の社長さんたちとの食事会でした。
*
さて、本日のお話です。
先日の食事会で初めてお会いした、
とある人材開発会社の代表を勤めている方が
「モルック(molkky)」
というスポーツの日本代表とのことで
そのお話が興味深いものでした。
今日はそのお話について
皆様にご共有させていただければと思います。
それではまいりましょう!
タイトルは
【モルック日本代表から学ぶ「意思決定基準」のお話】
それでは、どうぞ。
■『モルック(mollky)』
というスポーツがあります。
私も初めて聞いたのですが、
こんなスポーツだそうです。
(以下、ChatGPTによるまとめ)
***
”モルック(Mölkky)は、フィンランド生まれの屋外投げゲームです。
このゲームは、2~26人のプレイヤーが競い合います。
木製のピン(番号1から12まで)を立て、
モルックと呼ばれる投げ棒を使ってピンを倒します。
倒されたピンの数だけではなく、
倒されたピンの番号によってもポイントが決まります。
最初に50ポイントちょうどを達成したプレイヤーが勝者となります。
ただし、3回連続でピンを全く倒せなかった場合は失格となります。
モルックは簡単に学べ、あらゆる年齢層で楽しむことができます。”
***
とのこと。
■日本での競技人口は300チームほど。
世界大会も開かれているそうです。
体格差や年齢を問わず
参加することができるので、
その方(Sさん)は、
家族ぐるみで、子供と奥さんと
一緒に参加をしている、
と言っていました。
そして、Sさんご家族は
皆が日本代表の上位ランカー(?)
だそうで、かなりの実力者のようす。
■こうした競技は、
様々なことに通ずるもの。
特に人材開発に関わっている人だと
何かと「教訓」につなげてしまいます。
(というような偏見かもですが)
そんな文脈も連想させつつ
こんなお話を聞かせてくれました。
Sさん
「モルックにも、色んな戦略があるんですよね。
3回相手がミスしたら、
自分たちの勝ちになるので、
それを待つというチームもあります。
いわゆる、「ミス待ち」です。」
「何が正しいかはわからないのですが、
私たちのチームは判断に迷ったときは、
”ミス待ちはしない”
ことを意思決定基準にしています。
たとえば50:50くらいで
どちらを選ぼうかという微妙なときは
”ミス待ちをするくらいなら
攻めて負けることを選ぶ”
ことで合意しています」
だそう。
■その意思決定基準を
貫き始めたばかりのときは
「無謀だ」
「セオリーではない」
というような批判もあったそうです。
しかし、その方法をチームで合意をして
一貫してやっていくうちに勝てるようになった、
そしてそれはブレずにやっていることも
ひとつの要因としてあるのかも、、、
そんなお話を教えてくれたのでした。
そして、そのスタンスは
息子さんの教育にも影響しているそうです。
(ミス待ちするくらいなら攻めろ!
というスタンス)
■このお話を聞きながら、
この攻めていく姿勢こそが
中長期的に成長を促してくれるものだよなあ、、、
と納得すると共に、
「チームのカルチャーとは
こういうことなのだよな」
とも感じておりました。
チームのカルチャーとは
目に見えないものがありますが、
このモルック日本代表の話で言えば
『ミス待ちはしない』
という言葉がシンボルのように機能して
チームメンバーの中で
共有されていたことがわかります。
そうすると、
メンバーが判断するときも、
一つの指針ができるし、
もしそれで失敗をしても、
必要以上に落ち込まなくても良い、
という効果も期待できるのでしょう。
■もちろん、
モルックというスポーツの、
ある場面を切り取った話ではありますが、
こうした、
「このときはこうする」
(ミス待ちか攻めるか迷った時は、攻める)
を”言葉として決めておく”ことで
(↑ここがポイント)
不要に悩む・迷うことは
少なくなるのかもしれない、、、
そんなことを思いました。
■仕事でも日常の場面でも
迷いに迷って、結局どちらがいいか
選ぶに選べず、時間が経つことがあります。
ただそのときは、
個人にせよチームにせよ、
まさに「攻める」を大事にすると決めた
日本代表のモルックチームのように
『自分(たち)が大切にしたい
価値基準はなにか?』
これを軸として言語化しておくことが
迷いない行動をする上で
必要な一要素であるのだろうな、、、
そんなことを思った次第。
■ランニングも、モルックも、
プライベートの活動から
学べる教訓は色々あるなあ、
などと思った夜でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
事を成し遂げる秘訣は、一時に、ただ一時をなすにあり。
エイブラハム・リンカーン
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