「成長を喜ぶ」というプレゼント
(本日のお話 2331字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
以前からの友人かつ沖縄出身の経営者の方と
沖縄に関連した
人材開発・キャリア開発周りでお話し、
いくつかアイデアが出ましたが
大変楽しそうで、ワクワクしております。
自分にも周りにも、
未来に向けて良いものを残して活きたいな、
と思うこの頃です。
まだまだやれることはあります。
*
さて、本日のお話です。
先日の夜、
自宅にて夕食を食べながら
「成長を喜ぶ
ことの大事さを感じる
とあるシーンがありました。
夫婦の何気ない会話ではありますが、
その学びと気づきについて
皆様にご共有させていただければと思います。
(ごく私的な話ではありますが、
よろしければご笑覧くださいませ)
それでは早速まいりましょう!
タイトルは
【「成長を喜ぶ」というプレゼント】
それでは、どうぞ。
■個人的な話ですが
この4月から
妻が通信制の大学に通い始めました。
科目は心理学。
これから4年かけて大学の卒業、
そこから加えて2年で大学院を経て
「公認心理師」になることを目指し
これから学びを続けていくようです。
■もちろん人生、
何が起こるかわかりません。
ゆえに、
計画通りに行くとも限りません。
しかし、
なにかを始めることや
挑戦することは
いくつになっても
素晴らしいことだと私は思います。
月並みですが、人生100年時代。
未来に向けた自己投資は
アラフォーだろうがアラフィフだろうが
全く遅くはありません。
■さて、そんなわけで
「大学生」という役割も
担っている妻ですが、
通信制の大学は
定期的にレポートが出ます。
かつ、大学なので
一般教養(パンキョ)も
あるようです。
そしてその中の一つに
「語学(英語)」も含まれます。
*
美術系の専門学校卒の妻は
受験勉強をしていません。
ゆえに、英語をガッツリ勉強した経験も
ありません。
あるとすれば、
10数年前、夫婦でチャレンジしよう!
と購入したロゼッタ・ストーンは、見事に挫折。
1ヶ月で返品しました(汗)
■しかしながら、先日、
夕食の際に、この英語学習について
妻がこんなことを言っていました。
「英語のレポートが出たんだけどね。
『逆転の英文法』って本を読んで
問いに答えるというの。
英語とか興味なかったけど、
読んでみると意外と面白かったんだよねー」
「たとえば、"dog"って
概念として辞書では出てくるけど、
実際に使うのは”a dog"とか”dogs”とか
冠詞をつけたり、複数形にしたりするのが普通で、
He とかもそれだけで急に
言葉としては使わないとか・・・
ほげほげ」
と、学んだことを
ややテンションを高めに
話をしていました。
■私も適当な相槌はいけない、
と思いつつ、
「へー、そうなんだね」
「確かにそんな感じするよね」
と聞きながら
英語勉強を若干かじった自分も、
変な対抗意識を燃やしながら
会話をしていたのですが、
その中で、ふと妻が
こう言ったのでした。
「、、、こうして、学んだことを話したとき、
聞いて、リアクションがあると嬉しいよね」
「小さい頃、こういう話をしたときって
ふうん、、、って薄いリアクションで
終わってたのを思い出したよ」
、、、とのこと。
■そして、この話を聞いて、
個人的にはなんだか複雑な感情が
沸き起こりました。
まず前提として、
妻の家庭は荒れていたとか、
そういうわけではなく、
とても平和で良い家庭です。
ただこと「勉強」について
当時は家族の中では、
さほど重要な位置を占めていなかった、
(あまり皆が興味を持っていなかった)
というのは事実のようです。
■しかし、
私ごとながら思うのは、
妻は
・天才とか秀才ではないけれど
学ぶことを楽しむことができる
・成長欲求もあり、
自分に対しても他者に対しても、
その成長を大切なものとして考えられる、
人物であると感じます。
■これは
誰もに当てはまる
「もしも」の話ですが、
子供の頃にもし、
何かしらのパズルのピースが
違っていたとしたら、
「大学に行くという選択は
当時はなかったというルート」
ではなく、
「勉強が好きになって、
違う選択肢を選んでいたルート」
もあったのかもしれない、、、。
今という現実は認めつつも、
あったかもしれないさらなる可能性を
「新しく学んだことを
楽しそうに話をしている」
という現状に対して、
もったいなさにも似た感情が芽生え、
なんとも言えない気持ちになったのでした。
■そして、この話から
思ったことが、大きく2つありました。
まず1つが、
『成長を喜ぶ』
ことの大切さです。
人は、環境に影響を受けるものです。
だからこそ、もし自分が
成長を支援する側にいるときには、
「その人が喜びを感じた成長に
興味を持ち、できれば共に喜ぶこと」
これは大人でもそうだし、
特にまだ自立しきっていない
子供にとっては、特に大きな影響になると思います。
家庭の中で喜ばれることは、
子供にとっては大きなことなのだ、
と感じました。
■そして2つ目が、
『大人になっても学ぶこと、
成長することを喜ぶこと』
です。
大人になって学び始めることも、
全く遅くはないという時代です。
むしろ、生涯、学び続けることが
求められる時代です。
そんな中で、
自分の心が震えること、
楽しいと思えること、
そうした自らの感性に素直になって
そこを足がかりとして
新しい挑戦に踏み出すことは、
自分へのプレゼントです。
もしそれが、やり残したと思うことならば
そこに取り組むことは、
「過去の自分が
やり残した可能性を今、取り戻すこと」
とも言えます。
■完全に私的な話でありましたが、
自分や大切な他者に対して
「成長を喜ぶこと」
シンプルな行動は、
一つのプレゼントのようなもの。
大きな影響を持っているのだな、
と感じさせられたというお話でした。
(ちなみに、本日の話は、妻の許可を得ています)
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
鈍刀の骨を切るは
必ず砥(といし)の助けによる。
空海
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