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3430号 2023年7月15日

「超ウルトラマラソン(263キロ)」とはこんな大会です

(本日のお話 2057字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は終日新入社員のフォロー研修の
2日目でした。

また研修終了後、
青森の弘前市へ新幹線にて移動。

深夜に到着とのことで、
大量の荷物と家族の大移動も含めて、
ヘロヘロになっておりました。。。



さて、本日17時より

「みちのく津軽ジャーニーラン(263キロ)」

がスタートです。

諸々の状況から完璧とは言い難い状況ですが
大会に参加するからには
最後まで完走したい、、、!

切にそう思っております。

本日は、そんなちょっと変わった(?)
「超ウルトラマラソン」について

どんなレースなのか、
そして走るに当たっての率直な気持ちについても
書きしたためてみたいと思います。

それでは、参りましょう!

タイトルは

【「超ウルトラマラソン(263キロ)」はこんな大会です】

それでは、どうぞ。

■「みちのく津軽ジャーニーラン」。

なんだかゆるーい名前の大会なのに、
実際はかなりしんどいレースです。

コースは
青森の弘前市の街中から始まり、

津軽半島の最北端の龍飛崎まで100キロ北上。
そして、ぐるりと半島に沿って南下、
弘前に戻ってくるというコースです。

合計263キロです。

直線距離だとちょうど
東京駅から名古屋駅までくらいです。

うーん、長い。。。

■100キロのマラソンを
「ウルトラマラソン」と呼びますが、

100キロ以上を
はるかに超えるマラソンを、
100マイルレース、

それをさらに超えるレースを
「超ウルトラマラソン」

と呼んだりすることも。

ウルトラなのに「超」。

超サイヤ人ゴッドブルーみたいな感じでしょうか。
(よくわかりませんけど)

■ちなみに私(紀藤)は

これまで超ウルトラマラソンに
相当するレースは4年前の2019年に

みちのく津軽ジャーニーランの
177キロ(短い部門)を走った経験があります。

その時の記憶を思い出すと、

「二度とやりたくない」

でした。

31時間ほどで完走しましたが、
尋常じゃないしんどさ。

睡眠不足と疲労により、幻覚も見えました。
(車が一瞬でワープしました)

そのあまりの辛さの中、さらに長い
263キロ(長い部門)を走る人を見て、

「絶対自分には無理」

と強く思った記憶があります。

(なのに申し込んだ理由は、また後ほど)

■ちなみに、
この大会のスケジュールは

7/15(土)17:00〜 スタート
7/17(月)~20:00 ゴール

です。

制限時間は51時間。

参加者は男性141名。
女性が22名です。

40代が多い印象です。

コースについては、

青森の津軽半島ですので、
田舎道または、海岸線沿いの道。

途中96キロ地点と、178キロ地点に、
大レストポイント(休憩所)があります。

そこで食事や仮眠をとることができます。

あとは自販機やコンビニ(ほぼないですが)を
頼りにしつつ、ひたすら走ります。

また、当たり前ですが、
街灯も山道にはありません。

ライトを持って走らないと
完全な闇。。。

■加えて、
後半は足が完全に壊れます。

走ることができず、
ほぼ歩きのようになります。

基本は1kmあたり11分くらいで走る(歩く)
ことをすればよいのですが、
それは休みなく動いた場合。

眠ることもできますが、
その分制限時間までの余裕がなくなるため、

2日間で眠れるのはおそらく
私の場合よくて4時間くらいと思われます。

■ちなみに、

こういった超ウルトラマラソンで
一番辛いのが何かというと、

「眠れない」

、、、これに尽きます。

どこかで

「拷問として
睡眠を絶つこと」

なんて話を
聞いたことがあります。

睡眠を絶たれると、
精神的な不安、頭痛、
ミスが増える,記憶障害、
イライラなどが発生します。

私は31時間の前回でも、
本当に生き地獄で、誰にともなく
「寝かせてくれ!!」と呟き
絶望的な気持ちになったことを覚えています。

マラソンのレースは、多くの場合
そのしんどさや痛みを忘れて
幸せな記憶だけ残るのですが、

この177キロはいまだに
恐ろしい記憶がのこっています。

■、、、とそんな心情も吐露しつつ、
なぜ申し込んだのか。

正確にはなぜ申し込んで”しまった”のか?

理由は一つ、

「新しい世界が、きっと見えるから」

です。

■人の限界はどこで来るのか。

それは自分で決めた精神的な限界であると
私は思っています。

初めて20kmを走るとき、
20kmなんて、絶対ムリ!と思いました。

でも、できました。

そして、次に背伸びをして
フルマラソン42kmを走るときも、
フルなんて絶対無理!と思いました。

でも、できました。

次に、100kmマラソンを友人に誘われたとき、
そんなのあり得ない、ムリ!と思いました。

でも、できました。

177kmマラソンも、
そんなの人間のすることじゃない、
と思いましたが、

なんとかできました。

そうやって、
何か新しいハードルを超えるたび、

”自分で定めていた
自分の可能性が広がっていく”

と感じ、それが自分の中で
しんどさを越えた喜びややりがいになっている、

と感じています。

これまでの自分とは
思考が一段変わる感覚。

この成長の感覚が気持ちよく、
また生涯の思い出になるのです。

■これまで、

出場したレースは一度も
「DNF(Do Not Finish=リタイヤ)」
をしたことはありません。

でも、今回は本当にわかりません。

天気予報は雨。
リスクもたくさんあります。

でも、きっと
これを超えた先に、
新しいことが見えるはず。

そう信じて頑張りたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

「僕はずっと山に登りたいと思っている。でも明日にしよう」
おそらくあなたは永遠に登らないでしょう。

レオ・ブスカーリア
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