「超ウルトラマラソン(263キロ)」とはこんな大会です
(本日のお話 2057字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は終日新入社員のフォロー研修の
2日目でした。
また研修終了後、
青森の弘前市へ新幹線にて移動。
深夜に到着とのことで、
大量の荷物と家族の大移動も含めて、
ヘロヘロになっておりました。。。
*
さて、本日17時より
「みちのく津軽ジャーニーラン(263キロ)」
がスタートです。
諸々の状況から完璧とは言い難い状況ですが
大会に参加するからには
最後まで完走したい、、、!
切にそう思っております。
本日は、そんなちょっと変わった(?)
「超ウルトラマラソン」について
どんなレースなのか、
そして走るに当たっての率直な気持ちについても
書きしたためてみたいと思います。
それでは、参りましょう!
タイトルは
【「超ウルトラマラソン(263キロ)」はこんな大会です】
それでは、どうぞ。
■「みちのく津軽ジャーニーラン」。
なんだかゆるーい名前の大会なのに、
実際はかなりしんどいレースです。
コースは
青森の弘前市の街中から始まり、
津軽半島の最北端の龍飛崎まで100キロ北上。
そして、ぐるりと半島に沿って南下、
弘前に戻ってくるというコースです。
合計263キロです。
直線距離だとちょうど
東京駅から名古屋駅までくらいです。
うーん、長い。。。
■100キロのマラソンを
「ウルトラマラソン」と呼びますが、
100キロ以上を
はるかに超えるマラソンを、
100マイルレース、
それをさらに超えるレースを
「超ウルトラマラソン」
と呼んだりすることも。
ウルトラなのに「超」。
超サイヤ人ゴッドブルーみたいな感じでしょうか。
(よくわかりませんけど)
■ちなみに私(紀藤)は
これまで超ウルトラマラソンに
相当するレースは4年前の2019年に
みちのく津軽ジャーニーランの
177キロ(短い部門)を走った経験があります。
その時の記憶を思い出すと、
「二度とやりたくない」
でした。
31時間ほどで完走しましたが、
尋常じゃないしんどさ。
睡眠不足と疲労により、幻覚も見えました。
(車が一瞬でワープしました)
そのあまりの辛さの中、さらに長い
263キロ(長い部門)を走る人を見て、
「絶対自分には無理」
と強く思った記憶があります。
(なのに申し込んだ理由は、また後ほど)
■ちなみに、
この大会のスケジュールは
7/15(土)17:00〜 スタート
7/17(月)~20:00 ゴール
です。
制限時間は51時間。
参加者は男性141名。
女性が22名です。
40代が多い印象です。
コースについては、
青森の津軽半島ですので、
田舎道または、海岸線沿いの道。
途中96キロ地点と、178キロ地点に、
大レストポイント(休憩所)があります。
そこで食事や仮眠をとることができます。
あとは自販機やコンビニ(ほぼないですが)を
頼りにしつつ、ひたすら走ります。
また、当たり前ですが、
街灯も山道にはありません。
ライトを持って走らないと
完全な闇。。。
■加えて、
後半は足が完全に壊れます。
走ることができず、
ほぼ歩きのようになります。
基本は1kmあたり11分くらいで走る(歩く)
ことをすればよいのですが、
それは休みなく動いた場合。
眠ることもできますが、
その分制限時間までの余裕がなくなるため、
2日間で眠れるのはおそらく
私の場合よくて4時間くらいと思われます。
■ちなみに、
こういった超ウルトラマラソンで
一番辛いのが何かというと、
「眠れない」
、、、これに尽きます。
どこかで
「拷問として
睡眠を絶つこと」
なんて話を
聞いたことがあります。
睡眠を絶たれると、
精神的な不安、頭痛、
ミスが増える,記憶障害、
イライラなどが発生します。
私は31時間の前回でも、
本当に生き地獄で、誰にともなく
「寝かせてくれ!!」と呟き
絶望的な気持ちになったことを覚えています。
マラソンのレースは、多くの場合
そのしんどさや痛みを忘れて
幸せな記憶だけ残るのですが、
この177キロはいまだに
恐ろしい記憶がのこっています。
■、、、とそんな心情も吐露しつつ、
なぜ申し込んだのか。
正確にはなぜ申し込んで”しまった”のか?
理由は一つ、
「新しい世界が、きっと見えるから」
です。
■人の限界はどこで来るのか。
それは自分で決めた精神的な限界であると
私は思っています。
初めて20kmを走るとき、
20kmなんて、絶対ムリ!と思いました。
でも、できました。
そして、次に背伸びをして
フルマラソン42kmを走るときも、
フルなんて絶対無理!と思いました。
でも、できました。
次に、100kmマラソンを友人に誘われたとき、
そんなのあり得ない、ムリ!と思いました。
でも、できました。
177kmマラソンも、
そんなの人間のすることじゃない、
と思いましたが、
なんとかできました。
そうやって、
何か新しいハードルを超えるたび、
”自分で定めていた
自分の可能性が広がっていく”
と感じ、それが自分の中で
しんどさを越えた喜びややりがいになっている、
と感じています。
これまでの自分とは
思考が一段変わる感覚。
この成長の感覚が気持ちよく、
また生涯の思い出になるのです。
■これまで、
出場したレースは一度も
「DNF(Do Not Finish=リタイヤ)」
をしたことはありません。
でも、今回は本当にわかりません。
天気予報は雨。
リスクもたくさんあります。
でも、きっと
これを超えた先に、
新しいことが見えるはず。
そう信じて頑張りたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
「僕はずっと山に登りたいと思っている。でも明日にしよう」
おそらくあなたは永遠に登らないでしょう。
レオ・ブスカーリア
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