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3508号 2023年10月2日

アイデアが溢れ出す?!「ウォーキング+ほにゃらら」

(本日のお話 2156字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

週末は秋から始まる諸々の研修準備、
夜からは1件のミーティングでした。

色々な方とコラボレーションする機会が増えており
たくさんお力を貸して頂けることが、
大変ありがたい限りです。



さて、本日のお話です。

運動の秋!ですね。

そんな涼しくなった最近ですが、

”ランニング5km
ウォーキング5km+読書”

が密かなマイブームです。

川沿いの人がいないところを
ウォーキングをしながら本を読む。

そうすると、色んなアイデアが広がり、
仕事についても「ああ、こうすればよいのだ!」と
頭がクリアになる感じがして、実に心地よいのです。

今日はそのお話について、
エビデンスとなる論文の話も含めて、
ある書籍からのお話をご紹介させていただければと思います。

それではまいりましょう!

タイトルは

【アイデアが溢れ出す?!「ウォーキング+ほにゃらら」】

それでは、どうぞ。

■少し私のお話をさせてください。

今から10数年前のお話。

私(紀藤)が20代半ばくらいでした。

そのとき、なんとなく
”外資系企業”なるものに憧れて、

「いつか英語を使う、
外資系企業に転職したい」

という思いで沸き起こっていた時期がありました。



そんな勢いで、
「とりあえず英語を勉強しようか」と

週末の近所のモスバーガーで
単語帳を作って覚えていたのでした。

(まあ、英語を使う仕事には
結局つくことはありませんでしたが)

■しかし、「英語を勉強するぞ!」といいつつ

疲れた週末の勉強は、
そもそも気が乗るものではありません。。。

速攻で机に突っ伏しては
眠ってしまっておりました。

これはいかん、、、
モスに寝にきたわけではないのに、、!

と、

どうにかせねば、ということで
近所をウロウロと練り歩きつつ、

”歩きながら”

英語を喋りつつ
学習していた記憶があります。

■、、、しばらくすると

その”歩きながら”学習した
その単元が異様に頭に残っていることに
気が付きました。

まさに、

”歩くことによって、学びが加速した”

ことが実感としてあったのでした。

そして

「なにコレ・・・
歩きながら勉強って
めっちゃ定着するじゃん」

と思った記憶が未だに刻まれております。

(しかし、当時は歩く筋肉が貧弱すぎて、
筋肉痛になってしまったので、
その後再度やることはありませんでした汗)

■さて、そんな記憶が

脳裏に薄っすらと残る中、
約1年前、ある本と出会いました。

それが

『運動脳』
アンデシュ・ハンセン (著), 御舩 由美子 (翻訳) /サンマーク出版

という本。

※内容を簡単に要約してます↓↓
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/11125/

この本には、

・有酸素運動をはじめとした運動が、
どれほど脳にプラスの影響を与えるのか

について、

最新の研究結果などを
科学的な観点から説明しています。

(この本は超絶オススメです。
ウェルビーイングも、ストレスも、
とにかく運動が大事!!と思わされます)

そして、その中で

「歩くことが
アイデアの創発に与える影響」

についても、
詳しく書かれていたのでした。



以下、関連する部分について、
一部引用をいたします。

(ここから)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<アイデアが歩き出す>

近年、”運動をすると創造性が増すこと”が
科学的にも立証されている。

そのなかでも抜きん出て目覚ましい結果を報告したのが、
スタンフォード大学の研究チームが行った実験だ。



この実験には、176名の被験者が参加し、
創造性を測る数種類のテストを受けた。

被験者たちは、屋内や屋外で歩いたり、座ったり、体を休めたりといった
様々な条件下でテストを受けることになる。

この研究論文のタイトル
「アイデアを歩かせよう:創造的志向におけるウォーキングの効能」こそが、
結果をそのまま表している。

被験者が

”歩きながらテストを受けた場合、
5人に4人の割合で好成績をあげた”

のである。

その差は明らかだった。

とくにブレインストーミングと新しいアイデアを出す能力において、
歩きながらテストを受けた被験者の成績は、
歩かずに受けた被験者をおおむね60%も引き離していた。



ただし、収束的思考ーー
「正しい」回答や共通点を探す能力は上がらなかった。

また創造性が増すのに、
歩いた場所は関係ないことがわかった。

※アンデシュ・ハンセン (2022)『運動脳』を引用の上、一部編集して記載
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ここまで)

とのこと。

■うーん、めっちゃ納得。。。

このお話を読んだ時に、
体感覚として、深く納得してしまいました。

他にも著書『運動脳』では、運動することが

”「暗記力」を高める効果”

もあるという点にも言及されています。

(よって、私の「歩きながら英語学習」も
いくばくかの影響があるのでは、と推察します)

■そして、最近の私のマイブーム、

『ランニング5km
ウォーキング5km+読書』

ですが、この紹介されていた実験を踏まえると、
あながち悪くないアイデアを広げる方法である、

と感じさせられたのでした。

(本をただ読むのではなく
頭の中で対話が始まるイメージです)

もちろん、人にぶつかったりとか、
そういう危なさがない場所でやることがポイントなのですが(←ここ大事)

たとえばそれが

「ウォーキング+読書」でも

「ウォーキング+内省(振り返り)」でも

「ウォーキング+ブレスト(ジョブスみたいですね)」

でも、

『ウォーキング+ほにゃらら』

によって、私達の脳は、
更に目を覚ますのかもしれないな、、、

そんな事を感じた次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

最も使えるアイデアは
脱線したり行き先が見えない会議から生まれるものである。

ジェフ・ベゾス
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