ハキハキしゃべると「自分の意思」もハッキリする
(本日のお話 1453字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
引き続き日曜日も宮崎に来ております。
祖父の49日で親族が集まりましたが
平和な週末でした。
こうして集まれるのもどんどん
貴重な時間になっていくのだろうと思います。
良き時間でございました。
*
さて、本日のお話です。
今日は、とある日常の会話からの気づきについて。
お伝えしたいと思います。
テーマは「話し方が思考に与える影響」です。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは
【ハキハキしゃべると「自分の意思」もハッキリする】
それでは、どうぞ。
■先週、お仕事で
研修関連のある動画を撮影していました。
約半日ひたすら合計100テイクくらい、
ひたすら喋り続ける&録画し続ける日。
撮影をしていた妻より、
「よりハキハキ、
滑舌良くしゃべったほうが
聞きやすいよ!」
というドバイスにより
「意識的に滑舌良くしゃべる」ことを意識して
ひたすら半日しゃべり続けたのでした。
■、、、さて
半日間、通常と違う形、
すなわち
「文法的」に
(主語・述語、末尾のです、ますも含めて)
そして、
「発生的」にも
(子音、母音、一音一音ハッキリしゃべる)
滑舌良く、ハッキリ喋り続けることを通じて、
「ああ、自分はいかに普段
モニョモニョ喋っていたのか」
ということに気付かされました。
同時に、半日もそうした話をするのは
ある意味一種のトレーニングのようなもの、
とも言えるレベルでしょう。
その余韻なのでしょうか、
動画撮影が終わったあとも、
”日常生活でも、
いつもよりハキハキしゃべる”
ようになっているのを感じたのでした。
■そんな中、
”思わぬ副作用”
を感じたのでした。
それは、
「ハキハキしゃべると、
”自分の意思”もハッキリする」
ということ。
(うん、ハキハキなだけにハッキリ、
ですね、、、(汗))
■「話す言葉」とは
「思考の一部」を切り取って
具現化したものです。
本人の脳内の思考は、
色々な情報が混ざり合い、
抽象的でかつ複雑なものです。
その中で、
その思考を全部伝えるわけにはいかない、
ゆえに、
・相手の状況(興味や関心、レベルなど)見て
・自分が伝えたいことを考慮して、
・何を伝えるのかを選択肢て話す、
そんな風に
「思考」が「言葉にされる」という
バトンが渡されていくと感じております。
■その中で、
「こういう考えもある」
「ああいう考えもある」
「そういう考えもある」
と、混ざりあった思考がある中、
『ハキハキと、ハッキリ喋る意識』
を持つと
思考→言葉にする仮定で
「結局、自分は何を
”一番強く”思っているのか?」
を都度スクリーニングを
かける作用が起こるように感じるのです。
すると、
(色んな思いはあるけど)
「今一番、表面化していて
伝えたい思いについてはコレ」
と自分でも気付くことができて
なんだかスッキリするように思ったのでした。
■「思考が言葉になる」
というパス(矢印)もあれば、
「言葉にするから、思考が定まる」
という逆のパス(矢印)もあります。
これはコーチングで
相手との対話で自分の思考が
クリアになる作用と似ています。
また、かつて英語塾に通っていた時、
「”英語”という文法で話すと、
思考がクリアになる」
(=結論から先にいう、主語を明確にするなど)
という感覚があったのを思い出します。
(対して話せませんが)
英語を話すときは日本語とくらべて
思考が具体的かつ、意思が明確になる、
これも言葉による作用なのでしょう。
■ということで、
話し方が
思考に与える影響を考えてみた、の巻でした。
職場の課題の多くは
コミュニケーション不全から生まれる、
ということからも、
あながち侮れないテーマだな、とも思う次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
考えるという事と書くという事は
二つの事実を指してはいないのである。
言葉という技術を飛びこして何か考えるなどとは
狂気の沙汰である。
小林秀雄
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