キャリアカウンセリングを受けてみました
(本日のお話 2013字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
宮崎から東京に帰ってまいりました。
その他、夜はとあるきっかけで
キャリアカウンセリングを受けてみました。
(実は初めて・・・!)
*
さて、本日のお話です。
今年の3月にキャリアコンサルタントの資格を取得し、
それから「日本キャリア開発協会」なる団体の会員になりました。
毎月、勉強会などなど案内がくるのですがその中で、
”キャリアカウンセリングルーム <11月>予約開始”
なる連絡が来ていました。
どうやら、
キャリアカウンセリングがオンラインで
お手頃に受けることができるそうです。
今日はその経験と、また感想について
記述してみたいと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは
【キャリアカウンセリングを受けてみました】
それでは、どうぞ。
■私(紀藤)ですが元々は
「コーチング」を学んでいました。
一方、キャリアについても興味があったので
「キャリアカウンセリング」についての技法も勉強し
半年前にキャリアコンサルタントの資格を取得しました。
■ちょっと余談ですが
キャリアコンサルタントの資格自体は
エントリーとして資格取得ができるため
合格率は6割程度と高めです。
2023年9月で、7万人ほどいます。
しかし、その後の
「二級キャリアコンサルタント技能士」となると、
合格率は2割を切っており、
「一級キャリアコンサルタント技能士」ともなると
合格率は1割を切ります。
一級とのもなると、
全国でも620名程度と、なかなかの少数となります。
■そんな訓練を積まれた
一級や二級のキャリアコンサルタント技能士の方から
キャリアカウンセリングを受けることができる、、、
しかも、1時間6,000円(税別)、、、!
(コーチングだと、2~3万円も多い)
これは受けるしかない!、と思い、
ポチリと申し込んでみたのでした。
■ふと思えば、
私は独学でキャリアコンサルタントの資格の
取得したため、
「キャリアカウンセリングを
自分自身が受けたことがない」
ということにはたと気づきました。
(あまりよろしくないのですが・・・)
ゆえに、
・キャリアカウンセリングとはどういうものか
・コーチングとカウンセリングの違いとは
などを肌で感じたい、
そんなことも思っていたのでした。
■さて、結論と、
キャリアカウンセリングを受けて思ったこと。
それは
「キャリア”カウンセリング”は
より自分の「悩み」を吐露しやすい」
というのが率直な感想でした。
対話は、クライアント(私)と
カウンセラー(キャリアコンサルタント)が
共に作り上げていく形になります。
ただ、曲がりなりにも
一応キャリコンの資格をとったので、
その文脈として多いパターンが
「悩んでいる」
「課題を感じている」
という、
どちらかというと”痛みや葛藤”を
前提とした文脈のほうが多いことを認識していました。
ゆえに、
”キャリアカウンセリングの基本は
とにかく「傾聴」する”
こと。
それをコーチングよりも、
より色濃く行う必要があることを学んだのでした。
■ゆえに、
”あんまり人にいうのも憚られる
ネガティブな思い、自己否定的な思い”
のようなものも、
きっと受け止めてもらえるだろう、
という前提があるので、遠慮せずに、
自然と口に出すことができる。
そしてそれを期待にそぐわず
ひたすら傾聴していただける、、、
そして受容・共感をしていただきつつ
ときに質問をされて、課題や悩みとされるものの実体に
気づきを得ていく、、、
特に目的を定めることなく
それを1時間ひたすらくり返していきました。
(対話の流れは覚えていませんが、
実に話しやすく、自分の内的世界を旅ができた感覚です)
■では、なぜそうした
「口に出しづらい否定的な思いを含めて
話をすることができたのか?」
と考えたとき、それは
クライアントの私自身が、
そしてカウンセラーが
『今はコーチングではなくて
カウンセリングの時間である』
と思えていたからでは、、、
と思ったのでした。
だからこそ、目的や目標に浮上するのではなく
深い部分に潜ることが許されたような、
そんな感覚がしたのでした。
■コーチングなのか、
カウンセリングなのか。
その境界は曖昧ではあります。
書籍『コーチングよりも大切なカウンセリングの技術』
小倉 広 (著) (日本経済新聞出版)
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/10439/
によると、
コーチングとカウンセリングは
以下のような違いがあると言います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<コーチング>
・「目標達成」を主な目的とする
・「傾聴・質問・承認」の技術を用いる。
・「部下」が主体に考えさせ、問題解決を促す。
<カウンセリング>
・「気づきによる全人格的成長」を目的とする。
・「受容・共感」の技術を用いる
・「部下」を主体に考えさせる。
問題解決は必ずしも行わない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とのこと。
どちらがいい悪いではなく、機能の違いです。
しかし、「コーチング」は、
目指す方向を明確にし、前に進むこと、
により軸足を置いている傾向があります。
たとえば、コーチングの『GROWモデル』
というものがありますが、これは、
・相手の「目指す姿(Goal)」と「現状(Reality)」を聞く
・そしてギャップを認識し、取ることができる「選択肢(Option)」を考える
・「どうしていきたいのか(Will)」を聞く、
という流れになります。
つまり、「目標達成」に重きを置いているモデルになる、
ともいえます。
■コーチングによる「目標達成」なのか
カウンセリングによる「気づき」なのか
コーチングによる「質問・承認」なのか
カウンセリングによる「受容・共感」なのか。
この微妙なニュアンスの違いが、
双方にはあり、それによって対話の質も変わってくるのだな
そのように思いました。
絶対に傾聴してくれる、
受容・共感してくれるという
文脈に包まれた安心感。
こうしたお互いの認識があると、
自らの内側、深淵にまでより降りていくことが
可能になるのかもしれないな、、、
そんな事も思った次第です。
とても素晴らしい時間でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
我々を救ってくれるもの、
それは友人の助けそのものというよりは
友人の助けがあるという確信である。
エピクロス
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