勝ちパターンより、野生と直感を大事にする
(本日のお話 1456字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
その他研修の準備など。
また、本日土曜日は、
リベラルアーツをテーマにした
終日の研修でございました。
*
さて、本日のお話です。
涼しくなってくると、
研修が増えるシーズンに突入します
それに伴い、研修で登壇させて頂く機会も
増えている今日この頃。
そんな”ファシリテーター”
としての役割を担う中で
「直感の大切さ」
について、思うことがありました。
今日はそのお話について
思うことを記載してみたいと思います。
それではまいりましょう。
タイトルは
【勝ちパターンより、野生と直感を大事にする】
それでは、どうぞ。
■同じテーマの研修を、
何度も繰り返しやっていくと、
”勝ちパターン”
のようなものが
出来上がってくる感覚があります。
(なんか偉そうですけど・・・汗)
ちなみに勝ちパターンといっても、
言うなれば”はずさないパターン”であり、
このコンテンツを、
このスケジュールでやれば
一定の納得度は得られる
そんなもの内容です。
■そうしたパターンを持つと、
事前に描いた準備が力を持ちます。
「あ、今スケジュールから5分押しだ。
コメントを聞くのをやめにして、
少し巻いていこう」
とか、
「今日は質問が多くて、
スケジュールよりも押し気味だから
グループワークをちょっと短くしよう」
みたいな感じ。
事前に、分刻みで計画をし
・このコンテンツを何分くらい語ろう
・どこで全体に問いを投げかけて、
どのような発言を狙おう
・まとめスライドはいつものコレで締めよう
みたいに、
ちょっとだけ積み上がった経験で
”結果予測がしやすいプログラム”ができ、
それらのものに、ある意味依存する、、、
そんなイメージを持つこともあるのでした。
■それは、決して悪いことではありません。
安定感のあるプログラムは、
受講者の方の反応が予測できるので、
安心です。
それくらい、
”受講者のリアクションの
理論的飽和点”
のようなものを越えた、
とも考えられるかもしれません。
よくできた脚本と予測できるリアクション。
それに沿って進めれば
ある程度の合格点を取ることはできる。
悪くありません。
■しかし一方、そうしたものは
「確かに目標は達成して
GOODだけどGREATではない」
という
・そこそこで終わる
・もう一歩踏み込みが足りない
・受講者の心に刻まれない
そうしたことが
最近起こっていたのかもしれない、
、、、そんな事をふと思ったのでした。
■タイムスケジュールでは
含まれていない内容だけど、
”この内容は是非伝えたほうが良い”
と直感が言っている。
セオリーでは話し過ぎかもしれないけれど、
今は伝えるべきタイミングな気がする、、、
こうした言葉にできない、
直感のようなもの。
人と人が作り出す空気は、
AIでは見えない何かがあると思います。
そしてそれを
「実践知」とか
「野生」と呼ぶのでしょう。
■本日土曜日、
かなり当初の計画よりも、
内容を変更して研修を行いましたが
(まさに野生重視にて)
懇親会の際に、参加者の方に、
「これまでのプログラム(紀藤的によくできたと思っているプログラム)
より面白かったし、気づきが多かった」
という話をいただき、
改めて”野生”とか”直感”を大切に、
心を開いて参加者の皆様と向き合いたい、
そんな事を思ったのでした。
青臭いかもしれませんが、
準備と知恵だけでなく、
熱意と勇気と直感も大事に、
良質な学びの場を受講者の方と
共に作っていきたいものだ、、、
そんな事を思った次第です。
(参加いただきました皆様、ありがとうございました!
皆様に元気をいただきました)
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<本日の名言>
内容のない思考は空虚であり、
概念のない直感は盲目である。
カント
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