「美術館をどうやって楽しめばよいですか?」を妻と、ChatGPTに聞いてみた
(本日のお話 3359字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日日曜日は、家族で木場公園と、
隣接する東京都現代美術館へ
行ってまいりました。
ちなみに、走って行ったので
往復6kmのランニングでした。
*
さて、本日のお話です。
先日妻(←デザイン関連の仕事をしている)が
「自分が好きだった
デイヴィッド・ホックニーの展覧会がある。
もうすぐ終わるからいきたい!」
とのことで、
家族で公園に遊びに行くついでに
訪れてみようか、となりました。
その中で、美術の楽しみ方がわからない私(紀藤)は
「美術館をどうやって楽しめばよいのか?」
と(妻と)ChatGPTに
それぞれ聞いてみたのでした。
すると、そのやりとりも含めて
色々と視点の広がりを感じたのでした。
ということで、本日はそのお話を
ゆるくご共有させていただければと思います。
それではまいりましょう!
タイトルは
【「美術館をどうやって楽しめばよいですか?」を妻と、ChatGPTに聞いてみた】
それでは、どうぞ。
■「絵を観に行く」というのは、
いつぶりでしょうか。
(『ファイナルファンタジー展』は
数年前に観に行った記憶がありますが…)
私の尊敬する複数名の人生の諸先輩方は、
「現代美術」に造詣が深い方が多く、
”美術館”なる存在に、
以前から気になっておりました。
ただ、なかなか実際にいく機会がないと、
「美術館の面白さ」を感じることはもとより、
考えることもないのが現実です。
■しかし、いざ足を運んでみると、
・その美術館を取り巻く雰囲気、
・そしてお洒落な丸眼鏡の人たち
(なぜかとても多い気がした)
などに刺激を受け、色々と興味が湧いてきます。
*
まず、妻に聞いてみます。
一応彼女は美術系の学校を卒業しており、
デザイン系の仕事を長らくしています。
「デイヴィット・ホックニー展、
どんな風に、楽しんだらよい?」
すると、以下のように回答がありました。
「見て、これ好きだな、とか
色が綺麗だな、とか
そんな感覚を楽しめばよいと思うよ」
■なるほど。。。
そんな感じでよいのか。
何度か美術館に足を運んでいるであろう人が
そういうと、なんとなく安心できる気もします。
加えて、ChatGPTにも、
「美術館の楽しみ方」を聞いてみました。
やり取りを、一部引用します。
(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Q、デイヴィット・ホックニーについて教えてください
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
{ChatGPT}
デヴィッド・ホックニー(David Hockney)は、1937年にイギリスのブラッドフォードで生まれた画家で、現代美術の重要な人物の一人です。
彼の作品には絵画だけでなく、写真やデジタルメディアを使用した作品も含まれます。
ホックニーはポップアートの影響を受けており、彼の作品には鮮やかな色彩と独特の視点が特徴的です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なるほど、、、
「現代美術で重要な人物の一人」なのか。
一つの答えは新たなる疑問を生み出します。
■気になったことを、引き続き、聞いてみます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Q、現代美術で重要な人物とありますが、そのように評されるに至った経緯を教えてください。
どういう観点が現代美術に重要なインパクトをもたらすために必要なのでしょうか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
{ChatGPT}
デヴィッド・ホックニーが現代美術で重要な人物と評される理由は、
彼の革新的なアプローチと美術界への多大な影響にあります。
以下に、その主な理由を挙げてみましょう。
1)ポップアートへの貢献:
ホックニーは1960年代に登場したポップアートのムーブメントに参加し、その発展に寄与しました。
彼の作品には、ポップアートの特徴である鮮やかな色彩や日常の物を題材にしたシンプルなデザインが見られます。
2)フォトコラージュの革新:
1980年代には、ホックニーは写真を使ったアート「フォトコラージュ」を開始しました。
これは複数の写真を組み合わせて一つの画像を作る技法で、彼独自の視点や時間の経過を表現する方法として注目を集めました。
3)デジタルアートへの挑戦:
21世紀に入ってから、ホックニーはiPadやiPhoneを使ったデジタルアートの制作を開始しました。
これは美術の新たな可能性を切り開く試みであり、彼のアプローチの柔軟性と現代技術への適応力を示しています。
これらの革新的なアプローチは、美術の伝統的な枠を超えて新しい表現の可能性を探求し、現代美術において重要なインパクトをもたらしました。
そして、これがデヴィッド・ホックニーが現代美術の重要な人物とされる理由の一つです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ふむふむ、、、
まだ文字だけではよくわかりませんが、
こういう観点が評価をされた人なのか、
ちょっとだけ枠組みをもらえた気がします。
■しかし、ここでもまた、
ちょっとだけ気になることがあります。
そういえば、
「現代美術」
と繰り返し登場しており
これまではその言葉の意味を
なんとなくのイメージで捉えていました。
果たしてどういう特徴を持つのだろうか・・・?
■再度、ChatGPTに聞いてみました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Q、ちなみに現代美術とは、美術の歴史の中でどのような特徴を持つのでしょうか?
他の美術の分類も含めて教えてください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
{ChatGPT}
美術の歴史は大きく以下のように分類することができます。
1,古代美術:人類の歴史とともに始まり、紀元前までの美術。
2,中世美術:紀元後から14世紀頃までの美術。ビザンツ美術やロマネスク美術などがあります。
3,ルネサンス美術:14世紀から17世紀初頭にかけての美術。人体の美しさや自然の再現に注力されました。
4,バロック美術:17世紀から18世紀初頭にかけての美術。動きや情熱を強調する傾向があります。
5,ロココ美術:18世紀の美術。繊細な装飾や優美な曲線が特徴です。
6,浪漫主義美術:19世紀初頭の美術。個人の感情や自然の美しさが強調されました。
7,現代美術:19世紀末から現在にかけての美術。伝統的な枠を超えた実験的なアプローチが多いのが特徴です。
現代美術は、過去の美術の概念や形式を壊し、新しい表現の方法を試みるアーティストたちが登場した時期から始まります。
代表的なムーブメントには、印象派、キュビズム、抽象表現主義、ポップアートなどがあります。
また、フォトコラージュやデジタルアート、インスタレーションアートなど、
新しいメディアや技術を取り入れた作品も多く見られるようになりました。
現代美術は多様で実験的な作品が多く、時には理解が難しいものもありますが、それが現代美術の魅力でもあります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とのこと。
(以下、各時代の代表的な作品等を
いくつか聞いておしゃべりをしてみました。)
■すぐに文字で、
何かしらの答えらしきものを求めるのも、
軽薄な感じがしなくもありません。
しかし、こうした一連のやりとりを
行ってみて感じたことは、
『足を運ぶと疑問が湧く』
ということでした。
上記の話で言えば、
ホックニー展に足を運んだことで、
これまで幾度となく耳にしていた、
しかし、右から左に通り過ぎていた
「現代美術」という世界に関して、
思いを馳せる機会になりました。
また本当に入り口にも立っていないと思いますが、
各時代の美術と、現代美術の違いなども、
考えるきっかけになりました。
■かつ、個別のホックニーさんの作品も、
文字だけでは
それが何を表しているのか
わからないにしても、
様々な作品を見た上で、
提示されているような視点で見ると、
1)ポップアートへの貢献
2)フォトコラージュの革新
3)デジタルアートへの挑戦
という評価に至った背景も感じられる
(ような気がする)
ことで、実に充実した時間になりました。
■一連の様子を見ていた妻が
「なんだか真面目なことをしているね・・・」
とツッコミを入れていましたが
楽しみ方は人それぞれということでしょう。
最後に、物販コーナーに言った時に
「この『はじめての絵画の歴史』って本、
https://amzn.asia/d/6NFjJnN
気になるなあ。読んでみたいな」
と私(紀藤)が言うと、妻は
「その本、家にあるよ。
1年くらい前に買った」
とのこと。
、、、!!
興味を持ってみないと
あるものでも”ないもの”として
日々を過ごしてしまう、、、、
そんな自分の視点の狭さも、
美術館へいくことを通じて
発見をした次第でございます。
知らないことに
もっとアンテナを立てようと思った1日でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
=========================
<本日の名言>
私の言語の限界が私の世界の限界を意味する。
ウィトゲンシュタイン
==========================