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661号 2015年11月18日

ラグビー日本代表のヘッドコーチから、「リーダーシップの真髄」を学んだ

(今日のお話 1389文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

また夜は恒例のテニス。
もう、これがあるだけで毎日が幸せです。

さて、スポーツと言えば、
先日からラグビーワールドカップの
日本の素晴らしい勝利の話題が、
未だ熱を帯びていますね。

正直なところ、私は
ラグビーについては全然わからないのですが、

今回の日本を勝利に導いたヘッドーコーチ、
エディー・ジョーンズ氏の指導方法が
「週刊ダイヤモンド」で紹介されていました。

非常に感銘を受けたので、
今日はそのお話から、

「リーダーシップのあり方」

について感じたことを、共有させて頂きます。

それではどうぞ。


■既に皆様もご存じかと思いますが、

ラグビーワールドカップ2015で
世界第3位の南アフリカチームを破るという大金星を
上げた日本チーム。

ちなみに日本チームは、
過去25年間のワールドカップで、
今まで1度しか勝利をしたことがありませんでした。

では、なぜこのような、
華々しい成果を上げることができたのでしょうか。

それは、日本チームが実力をつけたことに
他ならないと思うのですが、

それを先導した
日本ラグビーのヘッドコーチ
エディ―氏にまつわる逸話があります。

まずエディー氏は、2年程前、
ラグビーのトップリーグの人が集まる場で、
こう言ったそうです。

「君たちはラグビーを殺している。

 意味が分かるか?

 本気で変えたいなら、
 君たちが変わらないといけない。」

そして、それ以来、
激烈な指導をしてきたとのこと。

エディー氏曰く、
日本人は当時フィジカル面において、
強みはなかったそう。

でも、その代わりに一つ秀でた点は、
「精神的な忍耐力の強さ」が凄まじく高かった。

だから、そこを活かし、
1日4回朝から夜まで練習するという、
とてつもなくハードな練習を課し、
結果的に大変な能力の向上に繋がったそうです。


■そして、着目すべきはここから。

そんな、エディー氏自身は、
どのようなリーダーシップをとっていたのか。

まず、彼自身
誰よりも早く朝5時前にはグラウンドに出て、
選手達の練習を先導していた。

また、どんな状況でも、
エディー氏自身が、世界で勝てると信じていた。

そしてこのことが、
選手達にも深く、伝わっていた。
それは、信頼でなく、尊敬の域に達していた。

また、選手が音を上げるほど100%を要求した。
でも同時に、自分は片時も休まず、
100%のサポートをし続けた。

すなわち、
リーダーであるエディー氏自身が、

・選手の模範となっていた。
・選手の能力を信じ続けた。
・選手の力になるために、出来る全てを行っていた。

このような姿勢を、
弛むことなく継続していたわけです。

そして、その結果、
チームへと影響を与え、
奇跡的な勝利をもたらした

関係者にインタビューした記事において、
このようなことが語られていました。


■確かに、リーダーたる者、
マネジメントやコーチングの能力やスキルがあることも、
重要な要素です。

でも、人は”見えない部分”にこそ、
その人の本質を見出すのだと思います。

本当に、全身全霊で取り組んでいるか。

本当に、自分たちのことを考えてくれているか。

本当に、口だけではなく、実行しているかどうか。

こういった側面を感じ、
全人格を賭してぶつかれると信じられるからこそ、

人は人についていくと、
覚悟を決められるのではないか、

人が人に影響を与え、
何かを変えうるのではないか、

そう思うのです。

華々しい結果の陰にある努力の蓄積がある。

”見えない部分の大切さ”に、
今一度想いを馳せた次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 あなたの話は信じてもらえないかもしれない。
でも、あなたの行いは誰もが信じるでしょう。

ルイス・キャロル

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