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653号 2015年11月6日

私にとっての日常は、あなたにとっての非日常

(今日のお話 1156文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。

11月の四半期末のため、
色々とバタバタとし始めております。

「緊急じゃないけど、重要なこと(=第二領域)」を
忙しさにかまけて後回しにしていると、次第に、
「緊急かつ重要なこと(=第一領域)」
になってくることと感じます。

ああ、おそろしい。
計画は大切ですね。

さて、本日のお話です。

ある人から、

「自分の視点を変える方法」

について話を聞きました。

当たり前な話ですが、
最も効果的だと私も感じる内容でしたので、
皆様に共有したいと思います。

■「自分に劇的な変化をもたらしたければ、
 自らのパラダイム(物の見方)を変えなければならない」

これは、7つの習慣の
コヴィー博士が言った言葉。

そして、実際その通りなのでしょう。

しかしながら、
”自分の物の見方”なんてなかなか簡単に変わらない、
それが出来れば苦労しない、

という声もしばしば聞くようです。

では、どうすればよいのか。
どうすれば「物の見方」を変えられるのか。

この時に、私がお世話になっている方が、
こんなことを言っていました。

「物の見方を変えたければ、
 100人の人と会って、飯を食え。」
と。


■これも当たり前の話ですが、

私たちはそれぞれ、

育ってきた環境も、
読んできた本も、
出会ってきた人も、
携わってきた仕事も、
全部違います。

だから、当然ながら、
それぞれにとっての、
日々の”当たり前”は違うわけです。

例えば、
私は人と会うことが仕事。

ふと振り返ると、
この2年間で数えれば約1000名を超える方と、
名刺交換をしています。

そして、これは私にとっての
”日常”であり、”当たり前”ですが、

きっとある人にとっては、

「そんな人もいるんだ」

と思われるかもしれません。

逆に、研究職として、1日中ラボに入り、
知的な仕事をし続ける人の日常は、
私にとっては”非日常”です。
想像がつきません。

はたまた、
どこかの偉い経営者が、
どんな話を誰として、どんな毎日を送っているのか。

これもまた、
その経営者にとっては当たり前でも、
私にとっては”非日常”です。
話を聞いたら、目からウロコの話もたくさんあるのでしょう。

そして、もし、です。

自分と全く違う人々の
”日常の話”を聴く機会が
それこそ100回以上あったらどうか。

きっと、「自分の当たり前」の感覚は、
少しずつ影響を受け、
変わりうるのではないでしょうか。

劇的に変わらないにせよ、
何かしらの影響は受け、既成概念に影響を与えるはず、

私はそう思います。


■繰り返しますが、人は、
それぞれにとっての「当たり前」が違います。

いうなれば、

【私にとっての日常は、あなたにとっての非日常】

です。

人と多く会い、語ることで、

”他の人の日常は、自分の日常と違う”

ということを数多く知り、肌で感じること。

それが”自分の物の見方”に、
大きな影響を与えるはず。

人は”見聞きしたもの”しかイメージができない、
と言われます。

だからこそ、
多くの人の人生の多様さを見聞きすることが
自らの視野を広げることになり、

ひいては、
自分を変えるきっかけになるのだろう、

そのように思う次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 脱皮できない蛇は滅びる。
意見を脱皮していくことを妨げられた精神も
同じことである。

ニーチェ

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