『7つの習慣』の中で、最も大切な習慣とは何か?
(今日のお話 1956文字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
火曜日は祝日でしたので、
朝からテニス、読書をした後、
溜まっていた仕事を片付け、昼寝をし、
また夜からテニス。
1日2回もテニスができるなんて、
なんて贅沢なのでしょうか。
また、本日からは、
お世話になっている会社様のマネジメント研修。
もう週の中盤。引き続き頑張ります。
■さて、先日読んでいた本の1つが、
『7つの習慣のコヴィー博士の教え』
(著:ロイス・クルーガー/訳:本田健)
というものでした。
この本は、
フランクリン・コヴィー社の共同創業者であり、
最もコヴィー博士の近い存在であったロイス氏が、
コヴィー博士の等身大の姿と
彼のリーダーとしてのあり方を記した本。
ロイス氏の古き回顧録を読んでいるようで、
興味深く読んでしまいました。
その中で、私自身、
特に衝撃を受けた箇所がありました。
今日は、そのお話について共有したいと思います。
では、どうぞ。
■私が衝撃を受けたお話。
それは、
「『7つの習慣』の中で、最も大切な習慣とは何か?」
という
フランクリン・コヴィー共同創業者ロイス氏の問いについて、
コヴィー博士が何と答えたか、
というお話。
ちなみに「7つの習慣」とは、
第1の習慣 主体的である
第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
第3の習慣 最優先事項を優先する
第4の習慣 Win-Winを考える
第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣 シナジーを創り出す
第7の習慣 刃を研ぐ
という内容です。
どれも字面を見るだけでも、
大事そうで、欠かせないもの。
もしやはり敢えて一番重要というのであれば、
「第一の習慣」が一番先であるから、
一番重要なのではないか、
そんな風にも考えられます。
では、
コヴィー博士が言う、
「最も重要な習慣」とは
どの習慣なのでしょうか。
以下、ロイス氏の著書からの引用にて、
その回答をお伝えいたします。
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空港へ向かうスティーブン・R・コヴィーと私の間には、
居心地の悪い沈黙が漂っていました。
2人だけでの出張は今回が初めてとのこと。
私は緊張でドキドキしていました。
まだ仕事を始めたばかりだったからです。
私は何を言えば気の利いた会話が成立するだろうかと考え、
思わずこんな言葉を口にしてしまいました。
「スティーブン、『7つの習慣』の中で、
いちばん重要なのはどれでしょうか?」
スティーブンはクルッと顔を向け、
厳しい調子で言いました。
「君は知らないのか?」
(中略)
・・・
「『第2の習慣』だよ、断然!!
『終わりを思い描くことから始める』だよ」
それを聞いて不思議に思いました。
「じゃあ、なぜそれを『第1の習慣』にしなかったのですか?」
「良い質問だ。」
スティーブンは言いました。
「鶏か卵か、どっちが先かの答えを
見つけ出そうとしているようなものだ。
私は、『主体的になる』を第1の習慣にすることに
最終的に決めたんだ。
なぜなら、まずは主体的に自分が達成したい目標を
選ばなければならないからだ。
だが、いちばん重要な習慣は、
『第2の習慣 終わりを思い描くことから始める』
だ。」
『7つの習慣のコヴィー博士の教え』より
(著:ロイス・クルーガー/訳:本田健)
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■古今東西、今も昔も変わらず、
多くの偉人賢人が
・志が大事
・夢が大事
・目的が大事
・目標が大事
同じようなことを、
品を変え言葉を変え、
飽きるほどに言ってきました。
でも、それは、
「終わりを思い描くこと」
すなわち目的・夢・志を持つことが、
それだけ重要なことである
という証明だと思うのです。
コヴィー博士は、
「第2の習慣 終わりを思い描くことから始める」
ことが、なぜ大事なのかについて、
こう続けています。
「『第二の習慣 終わりを思い描くことから始める』が大事なのは、
ほかのすべての習慣に意味と背景を与えてくれるからだ。
自分が選択をするための基盤になるんだ」
■例えば、
「どこへも行きたくない」、
「何者にもなりたくない」、
「今のままでいい」、
という何の目的・目標も持たない状態だったとします。
本心でそんな風に思っている人が
いるかどうかはわかりませんが、
もし仮にそんな気持ちでいたとしたら、
誰に何と言われようが、
その人は変わろうとするはずもないし、
当然、変われるはずもありません。
”何処へ行きたいかまだ、わからないけれども、
より良い自分になりたい、
より良い未来にしていきたい”
そんな思いこそが、
全ての原動力になるのではないか
そう思うのです。
「自分がどうしたいか」
「どこへ行きたいのか」
「何者になりたいのか」
仕事もプライベートも関係なく、
自分自身の目的・目標を考え探し続けることは
本当に大切なことである、
改めてそう強く思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。