”世界一貧乏な大統領”が語る、「本当の幸せ」とは
(今日のお話 1369文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
研修実施のご依頼が増えており、
ありがたい限りです。
ちなみに突然ですが、
11月3日(火・祝)に、日本初の
<かけがえのない家族文化を作る
「7つの習慣 家族実践編セミナー」>
というイベントを実施いたします。
全ての成功は、先ず家庭から、
とも言われますが家庭の大切さは言うまでもありません。
(でも、素晴らしい関係を築くのは、意外と難しいですよね)
■さて、本日のお話です。
皆様は、
”世界一貧乏な大統領”と言われる大統領を、
ご存知でしょうか。
彼のスピーチから、
「今私たちが見直すべきもの」
について考えさせられる内容がありました。
本日はそのお話を、
皆様にご共有したいと思います。
■世界一貧乏な大統領。
そう呼ばれるのは、ウルグアイ大統領の、
ホセ・ムヒカ氏です。
ムヒカ大統領は、
自分の資産の80%を寄付し、
現在は18万円しか持っていない。
給与も90%を寄付。
自分は月1000ドルで、
国民の平均的な暮らしと同じ、
非常に質素な生活をしているそう。
だから、
”世界一貧乏な大統領”。
そう呼ばれています。
■「なぜそんなことをされるのですか?」
ある記者がムヒカ大統領に、
質問をしたところ、彼はこのように答えました。
「我々は豊かさを勘違いしている。
大統領は、皇帝のような生活をしなければならないと
思い込んでいる。
しかし、大統領とは多数派の代表。
だから、その国の平均でなくてはならない。
国が豊かになり、国民が少し豊かになったら、
自分も生活レベルを上げる。
それが大統領たるものではないか。」
そして彼は『貧しさ』について、
このような話を続けます。
「”貧乏”とは、少ししか持っていないことではない。
限りなく多くを求め、
それでも満たされないことをいうのだ。」
■物が豊かな国に生まれ、
基本的に困らない私達の心に、
警鐘を鳴らす言葉にも感じますね。
そして、彼は加えて、
「本当の幸せとは何か」について
こう語りました。
「”本当の幸せ”とは命あるものからしか生まれない」。
”本当の幸せ”とは、
人との繋がり、
自然のぬくもり、
愛情、友情
そういった”命あるもの”からのみ、
感じることができる。
多くのモノを飽くことなく集めても、
お金を大量に稼いだとしても、
本質的に満たされることはなく、
心が貧しくなるだけである、
と。
■「豊かになる」というと、
給料を上げたり、
多くのモノ、良いモノを体に入れる、
という考え方が、
どこかで根強く残っているのかもしれません。
でも、人が働くのも、
頑張るのも、生きるのも、結局は、
「より幸せになりたいから」
に尽きる、
そのように思います。
■もちろんお金やモノも大事。
しかし、人は、
・誰かと繋がりたい
・役に立つ仕事をしたい
・学び、成長したい
という本質的な欲を持ち、
それを満たしてこそ、
幸福感、充実感を得られる、
ということは
忘れてはならないのではないか、
そのように思います。
「自分が、本当は何が欲しいのか?」
「どんな瞬間に充実感、生きた感覚を感じるのか?」
ムスカ大統領が言うような、
本質的な問い、
「貧乏とは何か」
「幸せとは何か」
そんな疑問に想いを馳せながら
深く考えてみることも時には大切なのではないだろうか、
そのように思う次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。