自分が、どう受け止めるかを決める
(今日のお話 1556文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は終日、
チームのキックオフミーティング。
昼間はお客様とランチミーティングでしたが、
(Mさん、ご足労頂きありがとうございました)
その他は朝から夕方までレンタル会議室で、
今期の方向性や戦略について議論し合いました。
改めて、
”終わりを思い描いてから始める(第二の習慣 7つの習慣より)”
ことの重要性をひしひしと感じた1日でした。
■さて、本日のお話です。
私の尊敬する講師の方から、
「主体性」について、
考えさせられるお話を聞きましたので、
皆様に共有したいと思います。
では、どうぞ。
■私たちは、人間関係の中で働いています。
そうすると、
色々な意見・評価を受ける機会も
誰しもにある程度あるもの。
特に「人から評価を受ける」という意味では、
<研修講師>と言われる職種では、
尚更その傾向が強い。
そこで、お世話になっている、
ある講師の方に、こんな質問をしました。
「講師の方って、色々な評価を受ける機会がありますよね。
例えば、人によっては”もっと厳しいやり方がいい”、と言う人もいれば、
”いやいや、もっとユーモアを交えた方がいい”、とか。
でも、それは、
判断する”価値観”に拠ったりするので、
何が正解かわからなかったりしますよね。
そんな時、相手の評価やフィードバックを、
どう受け止めるんですか?」
というような質問。
要は、
「プラスのことも、マイナスのことも、
言いたい放題、言われやすいという立場で、
講師のアナタは、果たして人の意見をどう捉えるのか?」
そんな素朴な質問でした。
それに対して、その講師は、
こう答えました。
「基本的に、フィードバックは嬉しい。
だから率直な意見は、歓迎。
でも結局、それを聞いた上で、
【僕自身が、それをどう受け止めるか決める】から、
プラスの意見でも、マイナスの意見でも、
どちらでも歓迎ですよ。」
と。
■この話を聞いて、
「”主体的”とは、こういうことを言うのだろうな」
と感じ入ってしまいました。
たまに、こんな人がいます。
「Bさんの指示、上司のCさんの言っていることと違います!
私、どうすればいいんですか?!」
とか、
「Dさんには、”熱意があるところがいい”って言われたけど、
Eさんには、”もっと知的な振る舞いを覚えた方がいい”って言われました。
一体、どうすればいいんでしょう…?」
みたいな人。
確かに、
素直で真面目な人であればあるほど、
色々な意見を、どれも真剣に受け止め、
その矛盾に耐えられなく思い悩んでしまう、
ということもあるのかもしれません。
しかし”主体的である”とは、
人の意見にどれもこれも従い、
YESということではない。
そんなことを、講師の話を聞き、
改めて思い出したのです。
■「7つの習慣」の
”第一の習慣 主体的である”という習慣において、
主体的な人とは、
「刺激と反応の間にスペースを空けることができる」
と言います。
これは、先ほどの例で述べるなら、
”たとえ、他人からのネガティブな評価や
多くの人の様々な意見に晒されたとき(=刺激)でも、
一時停止して、自分の選択を選ぶことができる”
という話になります。
もっと極端に言ってしまえば、
”相手の意見を受け止めるか、
はたまた聞き流すのかどうかも、自分が選ぶ。
(そしてその結果の責任も、自分が引き受ける)”
ということになるのでしょう。
■私たちは、
より影響力の大きなことをしようとすればするほど、
また動けば動くほど、多くの人と関わり、
そして意見を受ける機会も増えるのだと思います。
そんな中、
”自分の軸を持ち、
相手の意見をYESというか、NOというか、
自分で選ぶことができる”
という能力は、一つの必要な能力ではないだろうか、
そのように思ったのです。
結局は自分の人生。
人が何と言おうが、いつでも最後は、
自分がどうするか決めることができる、
このことは常に胸に留めておきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。