無用の用
(今日のお話 1048文字/読了時間1分)
■おはようございます。紀藤です。
週末は、会社での初のファミリー会。
家族を連れて、皆でバーベキューということで、
普段とは違う一面で、楽しい時間を過ごしました。
また、両日とも早朝7時などからテニス。
その後は、ひたすら読書。
久しぶりにゆっくりした休日を
過ごすことができました。
■休日を通じて、
読書・運動・人間関係など
改めて「7つの習慣」でいう、
”刃を研ぐ”(読書・運動)などの大切さを感じました。
今日はそのお話について、
少し感じたことをしたいと思います。
■さて、最近もっぱら読んでいたのが、
山崎豊子さんの『白い巨塔』。
(今更ではありますが・・・)
何度もドラマ化・映画化された有名な作品で、
1960年代の大学病院を舞台にした、
医局内の腐敗を描いたお話です。
ずっと勧められ、
読みたいと思ってはいたものの、
結構なボリュームがあるため、
少し躊躇をしておりました。
■しかし、いざ読んでみると、
「大学病院の封建制」
「医局部内の政治」
「病院の歴史・派閥」
など、山崎氏の取材に取材を重ねた、
当時の医療に関する問題点を知ることができ、
また、その人間模様やストーリーから、
「相手を貶めるとしっぺ返しを食らう」
「誠実さが重要」
「能力だけを誇示すると、いずれ破たんする」
などの”人生における原則”、
なども感じることができました。
■しばしば、読書について
「長い小説は、ちょっと読むのが億劫になる」
「難しい話は、あまり好きではない」
「実用書の方が好き」
などの意見も聞くことがあります。
でも、実際に触れてみると、
ぱっと見、自分には役立たない、
直接つながらないと思われる事でも、
・自分のあり方を考えさせられたり、
・発想の転換が起ったり、
・はたまた全く知らない世界の気付き
があったりする。
そんなことを感じさせられたわけです。
だからこそ、私の仕事に直接関係しそうな、
・自己啓発書、ビジネス書、実用書
など以外”こそ”、
積極的に学ぶことが重要なのだろうな、
としみじみと感じたわけです。
■読書でも、人間関係でも、運動でも、
「今の自分に直接必要じゃないこと」
と思われるものがたくさんあります。
でも、そのような世界を知ることで、
思わぬ気付きがある。
かの有名な老子がいった、
【無用の用】
という言葉があります。
これは、
「役に立たないと思われているものが、
実際は大きな役割を果たしているということ」
を表しますが、
私たちもより楽しく、視野を広げるために、
「無用の用」こそ、大切にして、
知らないことに好奇心を持ち、幅を広げることが、
人生をより豊かに、楽しくしてくれるのだろうな、
としみじみ思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。