目指すは ”素の姿” こそ素敵な、素肌美人
(今日のお話 1603文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント、
並びに2月に開催する「7つの習慣」の講演の打ち合わせ。
私もしばしば利用させて頂く、
有名飲食店の店長様向けに開催させて頂きますが、
きっと良い気付きの機会になると確信しております。
(M様、引き続きよろしくお願いいたします!)
また、本日より2日間、
営業研修「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」を
某有名IT企業様向けに実施させて頂きます。
(※ちなみにこちらは、米国のトレーニング・インダストリーという
研修の評価機関において、3年連続でTOP20社に入賞している、
多くの指示を頂いているプログラム。)
ご受講頂く営業の皆様にとって飛躍のきっかけになれるよう、
最大限尽力させて頂きたいと思います。
*
さて、本日のお話。
昨日ご紹介いたしました、
『投資は「きれいごと」で成功する』(著:新井和弘)
の続きについて。
それでは、どうぞ。
■予測はしない。
投資先企業をすべて明かす。
赤字、非上場でも長期投資をする。
一般の投資信託からすれば、
「ありえない」と言われる運用をしながら、
日本一の最優秀ファンド賞を受賞した、
金融ベンチャーの「鎌倉投信」。
その目的は、
『いい会社を応援すること』 である。
がゆえに、投資家(受益者)もあたたかい目で、
投資先企業を見守り、応援し、
ひいては社会貢献に繋がる、
そんな「あたたかい運用」をすることができる。
そんなお話を、昨日はご紹介させていただきました。
■さて、ここで一つ疑問が浮かびます。
「いい会社」とは言うけれども、
「いい会社」の条件とは、何か。
そもそも、「いい会社」とは、
どうやって見分けるのだろうか。
このことに関して、著者の新井氏は、
このように語ります。
”「いい会社」は、
企業の素の姿で見分けることができる”。
*
例えば、鎌倉投信の投資先の一つである、
イケウチオーガニックというタオルメーカーの話。
自社で風力発電の権利を買い、
その電力でタオルを折る「風で織るタオル」と命名された、
商品を作っている、エコが売りの会社です。
しかし、その姿勢がどこまで本気なのか。
これは見てみないと判りません。
企業は、どうしても外向きには
「お化粧」をしがちです。
ですから外向けの数字も、ホームページも、
見えるところは綺麗に飾りつくろおうとするもの。
でも、本当に会社が、
すなわち社長のこだわりが本物なのかどうかは、
「何気ないワンシーン」にこそ、見えてくる。
それを見極めるため、新井氏は、
敢えて自分の身分を明かさず、
休日の”タオル折り教室”に、
地元の小学生に交じってこっそり参加したそうです。
偉い人が見ていなくとも、
社長が言っていることとやっていることは、
一致しているのか。
社長のビジョンやポリシーは本物か。
熱い気概を持っているのか。
普段の「素の姿」が、
本当に信頼に足るものかどうか。
実際の社長の姿を見て、
1年間で5本しかペットボトルを飲まない、とか
(ペットボトルは環境に悪いため)
初代プリウスをずっと乗り続けている、
などの事実を知る。
そして、”素の姿”も、
外向けに言っていること、掲げていることと
一致をしていることを知り、
”この会社こそ、「信頼」ができるいい会社である”
と判断することができる、
そんなお話が紹介されていました。
(実際に、イケウチオーガニックは、
本当に100%言行一致の素晴らしい会社だそうです)
■「いい会社」は”素の姿”でわかる。
そして、この話は、会社だけでなく、
私達一人一人にも言えそうです。
偉い人の前では、上手に振舞う。
お客さんの前だけ、いいカッコする。
好きな人の前だけ、いい人ぶろうとする。
(こういう人、周りにも1人2人、いますよね)
確かにそれで一時的には、
印象を良くすることができるかもしれない。
でも、わかる人にはわかるでしょうし、
そもそも”素の自分”が素敵でなければ、
始めはよくとも、
付き合いが長くなるにつれてだんだんとボロが出て、
売上が低迷していく会社のごとく、
資産を食いつぶし、信頼も減り、
衰退の一途をたどっていく
そんな風になりがちなのではないかと思うのです。
表面だけお化粧をしても、
それは真の実力ではありません。
化粧ももちろん、大事です。
でも、もし私達が、
「投資」で、長期継続的に勝つかのごとく、
長期・継続的に得たいものを得ようとするのであれば、
目指すべきは
【”素の姿”も素敵な素肌美人】
と呼べる姿であるのだろうな、
そんなことを思った次第です。
”素の姿”を見られても、恥ずかしくないよう、
日々精進ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。