”東十条の隠れ家的駐輪場”から、「新たな世界の見つけ方」を知る
(今日のお話 1803文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は皆様、仕事納めの方も多かったようですね。
私もやり残していた残務処理、
また諸々の業務など、午後から仕事をしておりました。
気分的なものですが、
何となく年内にキリが良い所まで終わらせたいと思うのは、
私だけではきっとないはず。
お蔭様で、気持ちよくお休みに入れそうです。
この年末年始は、
最近ずっとできなかった『第二領域』として、
読書&勉強に精を出したいと思います。
2016年飛躍すべく、
良い意味で、オフになりすぎないよう、
年末年始も気合を入れて行きたいと思います。
*
さて、本日のお話。
私の身近な話ではありますが、
住んでいる街を歩いていて、
「意外と知らないことが多い」
ということをはたと感じることがありました。
”視点を変える”という意味で、
ささやかではありますが、
一つの発見に小さな感動を覚えましたので、
皆さまに共有させて頂ければと思います。
それでは、どうぞ。
■私のプライベートの話ですが、
私は現在、東京都北区に住んでいます。
そして、たまに自転車で
「東十条」という駅を使っていますが、
一つ、悩みがあるのです。
それは、いつも駐輪場が大変込んでいるということ。
朝の気持ちとして、
出来るだけ無駄なく、さっと電車に乗りたい、
そう思っているときに、
駐輪場をあれこれ探すと、
ちょっと切ない気持ちになってきます。
だから、出来るだけ
近くの駐輪場に停めたい。
それが朝イチのミッションです。
*
ちなみに、東十条駅にはいくつか駐輪場があります。
一番駅の入り口に近い駐輪場は、
ほんの20メートルくらいの距離。
ただし、停められる台数が30台くらいで、
本当にすぐ埋まってしまいます。
そして、次に近いのが、
50~100メートルくらい離れている駐輪場。
こちらはやや多く100台くらいは停められます。
しかし、とはいっても100台。
結構な競争率です。
朝8時を回ってくると、
大体埋まってしまいます
この2つが埋まると、
残念ながら、駅の反対側までいかなくてはなりません。
こちらは非常に大きな駐輪場で、
必ず空いているものの、
恐らく500メートルくらい離れているため、
物凄く遠回りになってしまうのです。
些細だけれども、
ちょっと気になる、
”駐輪場・争奪合戦”
なるものが、朝から繰り広げられている、
そんな街に住んでおります。
■そんな中、先日時間が空いたので、
駅の周りを散策してみたのです。
東十条はローカルなお店がたくさんあることで有名で、
面白いなあ、こんなお店があるのか、
と思いながら見て、
これまた小さな発見を体験していました。
すると、です。
駅からほんの100メートルも
離れていない小さな路地裏に、
駐輪場(収容台数30台くらい)があることを見つけました。
駐輪場の舗装がきれいで、
支払いもPASMOが使用できることから、
比較的最近できたものなのでしょう。
そして、注目すべきは
その場所には全然、自転車が停まってなかったのです(!)
「素晴らしい!
こんなところに、こんな隠れ駐輪場があるなんて
全然知らなかった・・・!」
と一人感動をしていたのです。
(マニアックな感動ですみません...)
*
それを見て感動すると同時に、
ふと思いました。
「恐らく、今までの私と同様
この駐輪場に気付いている人はいないんだろうな」
と。
■長く住んでいる街、住み慣れた場所。
皆様にもそう言った、
”慣れ親しんだ環境”と呼べるものが
あるのではないかと思います。
しかしながら、
同じ場所に住んでいても、
いつもと同じ場所で、
いつもと同じ経路で、
いつもと同じ方法で通勤したり、
いつもと同じ店で買い物したりして、
実は、
『いつもの慣れ親しんだ道・場所しか、よく知らない』
ということ、あるのではないか、
とふと思ったのです。
きっと、多くの東十条を使っている人も
”いつもの慣れ親しんだ道”
を離れて、わざわざ路地に入る人はいなかった。
だからこそ、”東十条の隠れ家的駐輪場”も、
確かにそこに存在していたはずなのに、
誰にも使われていなかった。
こんなことが起っているのでは、
と思うわけです。
■年の初めだからこそ、しばしば
「視野を広く持とう」
「新しい世界に飛び込もう」
などと、言われたりします。
でも、もしかすると、
「新しい世界」
「知らなかった世界」
というものは、意外と身近にあるかもしれません。
だからこそ、
敢えて道を外れて散策をしてみる。
新しい店に飛び込んでみる。
敢えて脇道にそれてみる。
そうしたことで、
新たな発見に出会えるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。