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684号 2015年12月22日

「界王拳」の使い方を考える

(今日のお話 1351文字/読了時間1分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
ならびに溜まっていた諸業務など。

朝早くから夜遅くまで、
久しぶりに連続的な長時間労働になりつつあり、
やや疲弊ぎみな師走です。

今日は、そんな

”忙しく、猛烈にがんばっている状態”

を考えてみて、ふと感じた、

「理想的なエネルギーの使い方」

について、思うところを共有したいと思います。

それでは、どうぞ。

■忙しい時期に、猛烈に働き、
脳内に大量のアドレナリンが出しながら、
バリバリと仕事をこなしていく。

100メートル走を全力で走り続けるかのごとく、
全力、全身、全霊で取り組む。

このスタンスは、
「仕事の基礎体力」をつける意味では
とても効果的だと思います。

何となくゆるゆるとやるより、
一生懸命、全力でやったほうが、

間違いなく良い結果も出るし、
前向きな気持ちも醸成されるのではないでしょうか。

しかしながら、昨今

365日24時間、本当に気を張り詰めて、
走り続けるということは、
心身的にあまり健康的ではない、

それもまた一つの事実だと思うのです。



少し話がずれますが、
ドラゴンボールという有名なアニメがあります。

その中で

『界王拳』

という必殺技が登場します。

ちなみに、こんな技。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『界王拳』とは???

主人公である孫悟空の代表的な技の一つであり、
宇宙より襲来するサイヤ人に対抗するために界王に教わった技である。

使用すると、体が赤いオーラに包まれ、
界王拳の倍数と同じだけ戦闘力が上昇する。

あまりにも強力な界王拳は体への負担が大きく、
使用後は全身に激痛が走ってしまうため長続きしない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

つまり、

”一時的に物凄く強くなるけど、
無茶して使用すると、その後戦えなくなる”

というも両刃の必殺技です。


■そして、思うのですが、
先に申しあげたような、

・猛烈に働き、
 脳内に大量のアドレナリンが出しながら、
 バリバリと仕事をこなしていく

・100メートル走を全力で走り続けるかのごとく、
 全力、全身、全霊で取り組む

というような状態は、
まるで『界王拳』のようなものではないかと感じるのです。

確かに、一時的に物凄くパフォーマンスは高まる。

しかし、延々とそれを継続しようとすると、
身体や心にダメージが来て、

・急激な倦怠感
・モチベーションの低下
・心身の疲労

などが起ってきてしまい、
結果的に大きな目標から遠ざかることになる、
そんな事態もありえるのではないか、

そのように思ったのです。


■もちろん、全力バリバリで
頑張ることを否定しているわけではありません。

むしろ個人的には、
そういった体育会系の考え方の方が、
しっくりくるし、そうあるべき、
と思っているのが本当のところ。

でも、界王拳でも、
全力全身の仕事でも、

『使いどころが大事』

なのではないか、そのように感じます。

理想は、一時的ではなく、
長期的に結果を出し続けられること。

そのために、あまり無理をして、

”激痛で動けない”

という状態は避けたいもの。

ちなみに、主人公の孫悟空は、
自分自身を修行し、能力を高めることで、

「界王拳20倍」&「長時間使える」

ようになりましたが、
今の自分に合った、
適切なエネルギーの使い方を考えながら、
少しずつ幅を広げていきたいものですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 精神には休養を与えねばならぬ。
絶えず緊張を加えれば、
精神の飛翔を妨げることになる。

セネカ

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