この1日に命を捧げる
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
「7つの習慣」を昔お読みになられて、
かつ影響を受けられたという外資系の日本支社長と、
教育について意見交換や、
はたまた「7つの習慣」プログラム説明会
http://www.franklincovey.co.jp/seminar/event/category/series7h/
にお越しいただいた方との打ち合わせなど。
提案依頼をいただく機会が増えており、
動きが早まってきそうな期末です。
さて、本日のお話です。
昨日ご訪問させていただいた、
とある不動産関連の会社にて、
「時間への意識」
について、考えさせられることがございました。
今日はその学びについて、
皆様にご共有したいと思います。
それでは、どうぞ。
■「契約までにかかる日数 平均2日」。
昨日ご訪問した会社様の、
ホームページにこんな言葉が書かれていました。
ちなみにこの会社様、
「働きがいがある会社」でも上位を獲得し、
かつ急成長を続けている会社。
オフィスに入った瞬間に、
なぜかボクシングのリングがあるという、
非常な熱気を感じる、そして少し変わった(良い意味で)企業です。
そこの人事の責任者様と
お話をしている際に、
「2日で契約って、すごいですよね」
と気になっていたキーワードを
何気なく聞いたところ、
その理由について、こんな回答が返ってきました。
『お客様とのご縁は1度しかないと思っています。
だから、 ”出会ってからの2日間”に
営業は、持てる限りの全ての力を尽くすんですよ。』
そう、当然のごとく、、
サラリと言われていました。
そして、だからゆえに結果的に、
”平均2日で契約”
という、とんでもない実績につながっており、
そして会社も業績を伸ばし続けている、
そんなことをお聞かせ頂きました。
■このお話を聞いた時に、
同じ営業として、身につまされると共に、
こんなことを思いました。
私たちはともすると、
「仕事でもプライベートでも、
”まだ次がある”と、つい思ってはいないだろうか」
、、、と。
ビジネスにおいて、お客様にお時間を作っていただく。
会社の仲間を集めて、ミーティングをやる。
はたまた、プライベートにおいて、
妻、夫、または子供と、旅行へ行く。
久しぶりに親に会い、食事と時間を共にする。
あらゆることに言えると思いますが、
「まだ次があるし」
なんて、どこかで思っていると、
図らずともその時間を
なんとなく雑に扱ってしまったり、
または気が抜けた炭酸のように、
張り詰めた気持ちを持ちきれなかったり、
失敗について鈍感になったり、
そして結果として、
「密度の濃い時間」にならず、
漫然と終わってしまう、
そんなことになり得ると思うのです。
■しかし、考えてみれば当たり前ですが、
「次がある」とは限りません。
次があるとどこかで思っていても、
それがやってこないことだって、大いにある。
次の機会がやってこないことは、
自分の些細な行動(失敗)からだったり、
または不幸な出来事だったり、
タイミングだったり、
理由は様々であるにせよ、
いつか突然、終わりを告げるものです。
だからこそ、よく言われるように、
「今、この瞬間を大切にせよ」
というような姿勢・スタンスこそが、
大変に重要になってくる、そのように思うのです。
■先ほどご紹介した会社様においても、
「契約まで、平均2日」という結果に至るために、
時間に込める重さ、想いがとんでも強く、
まさしく、
【この一瞬に命を捧げる】
くらいのものであるがゆえ、
濃厚かつ、濃密な時間となり、
卓越した結果につながっているのだろう、
そのようにも感じます。
■『人を動かす』という書籍で有名な
成功哲学の祖・デール・カーネギーはこういいました。
『人生とは今日一日のことである』
(デール:カーネギー)
今、この瞬間に、
全力を尽くすことができているか。
まだ次があると思い、
漫然とこの時を過ごしてはいまいか。
そんなことを問い続け、
日々をかけがえのない、
後悔がない素晴らしき積み重ねにしていくよう、
全力を尽くすこと。
さすれば、たとえ上記の会社様のごとく、
契約は2日で取れずとも、
より良い結果、望ましい結果ににつながっていくのではないだろうか、
そんなことを思った次第です。
(宮本さん、素敵な気づきをありがとうございました!)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。