妻の涙から学んだ、「熱意は波紋のごとく伝播する」という原則
■こんにちは。紀藤です。
本日は「7つの習慣」土日特別公開コースの2日目。
お休みの中、はるばる愛知、静岡など、
遠くから起こしただける方も。
さすがに熱気があり、
ポジティブな雰囲気に包まれています。
本当にありがたい限り。
また、参加者の皆様同士、
色々な繋がりが生まれていることも素敵です。
普段と違う、素晴らしい人脈ができるのも、
特別公開コースのメリットだな、とも感じた次第。
さて、本日のお話です。
昨日の夜、図らずも、
とある「漫画」を読みふけってしまい、
久々に夜更かしをしてしまいました。
(今日仕事があるにも関わらず汗)
その漫画にハマった理由を考えていたときに、
これは「妻から受けた影響かもしれない」と、
ふと思い立ちました。
今日は、
「想いは波紋のように、人に影響を与える」
というテーマで、思うところを
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■昨日、図らずも読み耽ってしまった漫画。
それは、1990年後半に流行った
「囲碁」の世界を舞台にした漫画。
デス・ノートなどで有名な作者が描いており、
当時、その画期的視点から人気を博した作品です。
その名も、『ヒカルの碁』。
、、、
これが面白くて面白くて、
仕方がない。
気付けば、ソファーで妻と並んで
一晩で16巻も読み進めていました。
気づけば夜2時。
夜更かしは好きではないのに、
つい没頭ししすぎててしまった。
しかしまた、なぜこんなに
ハマってしまったのだろう。。。
その深層心理を、自らに矢印を当てて、
しばらく考えていた時に、
「もしかするとm,最近の妻の影響かもしれないな」
と思ったわけです。
■妻は、本年度の初めから、
「囲碁・初段プロジェクト」と呼ばれる、
”3ヶ月で囲碁の初段を目指す”
という体育会系の
囲碁習得プログラムに入塾をしました。
(通常、初段取得には1~2年はかかります)
元来、新しい世界に飛び込むのは、
さほど得意ではない妻。
しかし、ある友人に熱烈に背中を押され、
とりあえず始めることになった4月。
最初は、私も、
「とはいえ、いつもどおりマイペースでやっていくのかな」、
と思ってました。
しかし、そのヨミは、
大きく裏切られることになったのです。
妻はやればやるほど、
その魅力に取り憑かれるように、
碁に没頭していきました。
■水曜夜と、土曜午後は囲碁の塾。
「今日、囲碁だから遅くなります(妻より)」
というLINEのメール。
帰ってからは、黙々と復習。
夕食後の夫婦の団欒の時間も、
全て囲碁の勉強時間になる。
朝も夜も、パソコンの前に座り、
ひたすらネットで、碁、碁、碁。
移動中も、詰碁、
化粧をしながら棋譜並べ。
気がつけば、まとまった会話をしなかった1ヶ月間。
そして、6月末。試験直前。
大会前の1週間になると、
夜23時まで渋谷の囲碁サロンにでかけ、
鬼神のごとき集中力で練習をする妻。
さながらセンター試験前1週間の、
大学受験生のごとしです。
そして、試験前日、
師匠とネット碁でぎりぎりまで対局。
うなりながら、自らの失敗を責め、
パソコンの前でうなだれた妻をふとみてみると、
打ちひしがれた様子で、
目に涙を浮かべてさえいる。
さすがに、驚きました。。。
まさか、ここまでやるとは。。。
■、、、
結果的には、妻は初段試験の結果、
1勝3敗。
残念ながら、初段合格は、
なりませんでした。
しかし、それからも、
その熱は冷めることなく、
「今度は9月の初段試験に受ける!」
と意気込み、アマゾンで、
・楽しい詰碁
・攻め筋の方向
・必勝の石運び
そして、私を昨日虜にした、
『ヒカルの碁』(全22巻)
を買いました。
そして、ますます”碁まみれ”になっている、
それが、我が家の近況でございました。
■そして、気づいたら、
そんな妻に、無意識に影響されている
自分がいることに気が付きました。
実は、『ヒカルの碁』も、
昔は読んだことがあった。
でも、その時はそんなに
面白い、とも思わなかった。
しかし、今は、
昔とは感覚が違う。
なんというのでしょう、引き込まれる感覚があるのです。
もしかすると、そのようにはまった理由は、
・”妻を惹きつけてやまない「碁」という存在”が
その熱意に感化され、自分の頭に焼き付いたこと、
・そして、妻を通して影響を受け
「碁」に興味を持ってしまったから、
なのかもしれない、そう思うようになりました。
だから、たかだか
漫画かもしれない、
『ヒカルの碁』
に心奪われてしまい、
夜更かしまでして読むことになったのではないか、
何となくですが、
そのように感じたのです。
■色々語ってしまいましたが、
一つ、強く確信することがあります。
それは、
【熱意は、人に影響を与える】
ということ。
誰かが真剣に何かに打ち込んでいる。
挑戦をしようと、涙すら浮かべる。
没頭するように、寝食を忘れてハマっている。
その様子は、他人からみて、
不思議に映るかもしれません。
何をやっているんだろう、
と疑問に思われるだけかもしれません。
しかし、これらのことを、
もし身近な人が目の前でやっていたりすると、
他人とはいえども、多少なりとも気になる、
影響を図らずも受けてしまうのではなかろうか、
我が妻の、涙すらほとばしる
囲碁への真剣さに触れ、
そのように感じたのです。
■「7つの習慣」では、
『インサイド・アウト』
という原則をお伝えしています。
これは、
”自らが変わることで、周りが変わる”
という意味。
よくあるのが、
「誰々がどう」
「上司がどう」
「会社がどれこれ」
という”外”のことをいう人がいますが、
本来であるならば、今自分自身の、
目の前のことに全身全霊、真剣に取り組むことで
周りに影響を与えられるもの。
■見えなくとも、湧き出る熱意は、
波紋のように、人に伝播していきます。
まず、自分が出来ることに集中すること。
そんな姿勢を大事にしていくことが、
大切なことではないだろうか、
そんなことを改めて感じた次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。