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3795号 2024年7月15日

おすすめの一冊『人生がときめく片づけの魔法』

(本日のお話 1456字/読了時間5分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日沖縄から東京に戻ってまいりました。

引き続き、出版ゼミにて、「ベストセラーから学びましょう」とのことで、売れている本を読んでおります。

専門書に比べて格段に読みやすい一方、なぜか心理的な抵抗を感じている自分に気づきした。なぜだろう?とその理由を紐解くと、「読書とは知的格闘であるべし」みたいな自分の前提に気づいたのでした。

なんというか、たとえその本が難しくても、その著者の世界にお邪魔をする、その中で得られるものがあるものだ!という意固地にも似た感覚を持っている事に気づきました。
これは大学院の専門書などを読もうとした、副作用みたいなものかもしれません。

そんなつぶやきは、おそらく自分の文章にも表れている気もします。
いつからか、分かりづらくても仕方ないよね、、、みたいに横柄になっており、それが私の発信の限界にもなっているようにも感じ、反省をしました。

魅力的な文章をかけるように、引き続き、ものを書くことについても勉強していきたいと思います。



さて、本日も引き続きおすすめの一冊のご紹介です。
今日の1冊は、超有名なこちらの本です。

世界1400万部という、とてつもない売れ行きの本書。Forbesが選ぶ「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた、こんまりさんこと近藤麻理恵さん。

「片づけ」という、多くの人が悩まれている課題について、そのあり方からメソッド化しています。それでは、内容を見てみましょう!

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『人生がときめく片づけの魔法 改訂版』

近藤麻理恵 (著) /河出書房新社
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■残す基準は「ときめくか」

本書の重要キーワードはただ一つ、「心がときめくものを残す」ということです。

逆にいえば、心がときめかないものは捨てる、と言えます。モノは自分を豊かにしてくれるもの、ただし、その役目を終えたモノには、もう心がときめかなくなっている。

それでも捨てられない理由は2つ、過去へに対する執着か、未来への不安かどちらかである、と述べます。

そのモノとの出会いに感謝しつつ、役目を終えたものにお別れを告げましょう、そうすることで、自分が過去に片をつけることになり、人生全般にも上手く回り始めると述べます。

■片づけは祭りである 〜片づけのステップ〜

人の生活にこれほど関わっているものにも関わらず、私たちは「片づけ」について、学んできていません。(確かに!と思いました)

ゆえに、自己流でやっているし、いろんな整理術を工夫するものの、結局散らかってしまう。。

その中で、「ときめくものを残す」ことは前提として、より具体的な方法を示しています。

まず一つが、片づけには2種類あると理解すること。一つが「祭りとしての片づけ」で、これはある時期に一気に、ときめくものだけを残して、あとは捨てる(別れ告げる)ことです。

こちらは極めて重要ですが、思い出のものから片づけとすると、手が止まり失敗してしまう、などあるため、順番が重要とします。

スムーズに片づけるための、基本の順番は、はじめに衣類、次に本類、書類、小物類、そして最後に思い出品。この順番がベストであるとします。

手放す抵抗感が少ないもの×大きく場所をとるもの=成果が目に見えてわかるものから片づけ始めるのがポイントのようです。

もう二つ目が「日常の片づけ」です。これは、どこに何を片づけるのか、定位置・定管理をすることと述べます。これは一度決めて、それ通りに行います。

■まとめ

本を読んでいて、「片づけが無性にしたくなってきた」というのが率直な感想です。

おそらく、それは著者のこんまりさんが、片づけに対する並々ならぬ思いを持って、そしてそれを言葉にされている熱量のようのものを、著書から感じ取ったのかもしれません。

言葉にするのはなんとも難しい感覚ですが、そんなことを覚える著書でありました。

余談ですが、私は服のセンスがないので、一年に一度あるかないか、服を買い替えるタイミングでは、服などが好きな妻(デザイナー)に一緒に来てもらい、いくつか見立ててもらういます。

そのときに、2つ3つの中で、どれか一つ決めかねているときに、いつももらう質問が「どれが一番ときめく?」でした。

本人はこんまりさんメソッドからネタとして使っていたそうですが、それを知らない自分には、たいへん判断しやすく、ときめくっていい言葉!と思っておりました。

ときめき、大事にしたいものですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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