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3820号 2024年8月10日

質の高い学びの場は、参加者がつくり、繋がり合う

(本日のお話 2654字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

木曜・金曜は、「ストレングス・ファインダー」の研修の実施。また土曜日は、「VIA」の一般向けワークショップの実施でした。

また土曜日の一般向けの対面ワークショップは、なんと「約3年」ぶり。

あまりにも久しぶりで、こうした企画を行うという選択肢も忘れていましたし、実はちょっと憂鬱だったのですが(苦笑)、参加頂いた皆さまが素晴らしい方ばかりで、たいへん元気をいただける時間でした。
(ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!)

今日はそんな対面ワークショップを通じて、思ったことをゆるっと書いてみたいと思います。それではどうぞ。



■質の高い学びの場は「参加者がつくる」

「質の高い学びの場」。

どんなものかを考えてみると、「参加者がテーマについて学び合い、かつ参加者同士で関係性を深め合い、またテーマから発展するような深い話題が出て学びが広がり、深まっていく」ような場であるように思います。

そして、本日対面で行ったVIAのワークショップは、まさにそんな内容のものだったように感じています。ちなみに、私がスゴい「ではまったくなく、「参加者の方がスゴかった」というお話です。

まず、参加者12名中、5名がストレングス・ファインダーの認定コーチであること、ゆえに問いへの洞察や答えられる内容が、深い。内省する力が、深い。場作りの力も、さすがの一言。

あれ、オレ、何もしなくてもいいんじゃね?
途中で錯覚してしまうほどでした(んなわけないのですが)。

とはいえ実際、参加者の方々が心許せる方が多かったことあり、ファシリテーションが超ゆるゆるでした(すみません汗)。
それでもいい時間になったと感じられるのは、「学びの場は参加者がつくる」もの、という一つの事実を感じた時間でもありました。



■質の高い学びの場は「繋がりを育む」

そしてもう一つ思ったこと。それは、室の高い学びの場は「繋がりを育む」ということです。

今回集まられた皆様は、自分がこれまで様々な場所でご一緒させていただいた方(前職、勉強会、大学院、メルマガでの繋がり)でした。

それらの方と対面で、温度を感じながら学び合うことは「繋がりを育む」という感覚を覚える時間でした。

思えば、機会は人がもたらしてくれるものです。人との話から、新しい情報、学びの種、新たなチャンスが生まれることは少なくありません。本当に有益な情報は、本やインターネットではなく、身近な人が持っていることも大いにあるわけです。

堅い言い方をすると「社会的資本が大事」などと「人の繋がり」の重要性が語られることがありますが、質の高い学びの場はテーマについて学ぶだけではなく、繋がりを育むことの大切さを感じさせてくれるものでもあるなあ、と感じたのでした。



■まとめ
これは独り言のようなものですが、企業研修では、初めての人に対して、そして全く前向きではない人も、どうしても存在します。

そして、そうした後ろ向きな人は、どうしても周りに影響を与え、周りの方の学ぶ姿勢を削いでしまうこともあります。
そういう意味でも、参加者とともに学びの場はつくる、と思いますし、普段はそうした人も含めて巻き込むことに骨身を砕いているので、終わった後には燃え尽きてしまう感覚になることもありました。

しかし、元々が前向きかつ温かい繋がりの人達と学ぶと、こうも素敵な時間になるのだな、と嬉しく思ったのでした。

主戦場の企業研修でももちろんそこに向き合いますが、時には繋がっている皆さまと共に学んだり繋がり合える場を、これからも作れたらいいなあ、そんなことを時間でございました。

次はいつになるか不明ですが、また別途企画をしてみたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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