言葉の機能をフル活用して、相手との距離をグッと縮める方法
(本日のお話/1564文字 読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は朝8:00より3件のアポイント。
意義深いプロジェクトが動いてきて、
これからが楽しみになってきました。
また、夕方からは英語塾、
そしてその後は、休日に通っている学びの場
「サムライ塾」の同期の送別会。
(久しぶりに終電過ぎまでコースで
ヘロヘロになってしまいました 汗)
さて、「サムライ塾」なる集まりの、
同期の仲間たちは、かなり優秀です。
外資系コンサルティングファームやら、
帰国子女やら、ピカピカのキャリアの持ち主。
一般的に、超が二回付くくらい優秀な人。
そんな仲間が集う飲み会の場でしたが、
何気ないきっかけで、急に距離が縮まったのでした。
今日は、
そんな距離が縮まった影響を考えつつ、
「言葉が意識に影響を与える」
というテーマで、
思うところをお伝えしたいと思います。
それでは、どうぞ。
■言葉とは、面白いものです。
国際問題やら、憲法第九条やら、
普段話さないような真面目なテーマについてディスカッションをしていると、
自然と言葉も「ですます調」になってしまうもの。
塾の同期だから、
それぞれ歳も近いものの、
ビジネスのマナーとしてお互いを、
「紀藤さん」
「〇〇さん」
「××さん」
というように、
苗字に「さん」付け&「ですます調」で
お互いを呼び合ってしました。
まあ、よくある光景ですし、
別に珍しいことでもありません。
むしろ社会人としては、
「礼儀・礼節」として当然のこと。
■しかし、先日、
同期のメンバーの1人が、
こんな提案をしたのでした。
それは、
「同期同士の敬語禁止」
というものでした。
せっかくお互い、
本音でぶつかり合ったり、
議論している場にいるんだから、
壁は取っ払おうよ、フランクに話そうよ、
そんな理由で設けられたのでした。
すると、
何とも面白いものです。
それまでと過ごした時間が
長くなったわけでもないのに、
相手をニックネームで呼んだり、
「〇〇ですよね」を「〇〇だよね」に変えるだけで、
不思議とグッと距離が縮まる感じがするのです。
■これは、よく言われることですので、
知っている方も多いかもしれません。
しかし、これは別に気持ちの問題でなく、
『言葉は、思考に影響を与える』
ということが、
心理学的にも証明されているのです。
前向きな言葉を使うと、前向きになるし、
後ろ向きでネガティヴなことを言っていると、
なんとなく暗い気持ちになってくる
不思議なものですが、そんな影響は
間違いなくあるようです。
■日本人は、
”礼儀・礼節・遠慮・配慮・慎ましさ”
などを大事にする民族だと思います。
だから、
「相手に対して思いやりを示す」
という風習のためでしょうか。
丁寧な敬語・謙譲語・尊敬語を駆使して、
「そのようにおっしゃっていただいて、誠に恐縮極まりない限りです。
寛大な処置に心より御礼申し上げます。」
みたいな、ものすごく丁寧な言葉を、
必要以上に使ってしまうこと、
しばしばあるのではないか、
そう思ったのです。
■しかし、改めて思うのですが、
「言葉はツール」です。
海外の人が、親しみを込めて、
挨拶の時にシェイクハンドやハグをしたり、
ファーストネームで呼びあうことで、
親近感を高め、壁をなくすような効果も、持っているもの。
”馴れ馴れしくしすぎて無礼になる”
ということもありますが、逆に考えると
それを気にしすぎて、本当はもっと近づけるのに
”言葉を丁寧に使いすぎて壁を感じさせてしまう”
ということがあっても、
それはそれでもったいないことをしている、
そのように捉えることもできるのではないでしょうか。
■日本語は奥深く、美しい言語と言われます。
だからこそ、その機能を最大限活用しつつ、
日々の人間関係をよくするツールにできたら、
素晴らしいことだよな、
タメ口のススメというわけではないですが、
そんなことを「敬語禁止ルール」という飲み会の出来事から、
ふと思った次第です。
私も、良い感じで、フレンドリーにできる
言葉の使い方、接し方、練習したいと思います(苦笑)
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。