「絶対ツラい」が確定しているレースに出る理由 ーふくしま128kmマラソンの話ー
(本日のお話 1854字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
本日から三連休ですね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
2週連続で連休が続くと、ちょっとだけ気分が緩まる気がします。
*
さて、私ごとですが、趣味の一つが「ランニング」です。
そして、この9月の三連休に勢いで申し込んでしまった「福島ジャーニーラン(128km)」なるものがあり、そのために現在家族で福島に来ております。
実は、一昨日まで、出場を迷っていました。
いや、正直なところ1週間前まで出るつもりではありませんでした。
仕事や家族や練習不足や、出ない理由は山のように挙げられました。
しかし迷った挙げ句、結局出ることにしたのでした。
その逡巡とした気持ちを自分で見つめつつ、「絶対ツラいとわかっているレースになぜ出るのか?」という理由を、自分なりに考えてみたのでした。今日はこのことについて、書いてみたいと思います。
よろしければ、お付き合いいただけますと幸いです。
(ゆるい、個人的な話なので、ゆるりとお読み流しくださいませ)
■3つのマラソン、その共通点
「ランニング」といっても、なかなか幅広いです。
同じ走るでも、短距離と長距離はわかりやすく違いますね。
または、長距離でも、様々あります。
1)ハーフマラソンとかフルマラソン(よくいうマラソン)
2)100kmを超えるウルトラマラソン(24時間テレビでおなじみ)
3)200kmなど超えて走るジャーニーラン(謎な人たちが集まる大会)
などなど。その他にも定義がありそうですが、そんな区分けもできそう。
私は主に長距離の、ウルトラマラソンを比較的好み、毎年100kmマラソンを走るのが日課になっています。そして、いつからか263kmなどのジャーニーランにも仲間入りしてしました。
ちなみに、全てのマラソン(特に2.3の長い系)の共通点は「ツラい&しんどい」です。私は、毎回参加するたびにリアルに泣きながら走っています(ツラくて)。
■「走ったから出会えた体験」がある
そんなふうに、毎回泣きながら走るわけですが、逆に言えば「泣けるほど頑張る」というのは、果たして日常にどれだけあるのか?とも考えられます。要は捉えようですね。
「ただのMやん・・・」
とツッコまれたらそれでおしまいなのですが、それほどに感情があふれる経験というのは、やっぱり早々ないものです。
特に肉体の負荷を感じるもの、そして短い時間に深くノミで掘ったような体験は、記憶に深く刻まれます。そして、その記憶は時が経つほど、その記憶の彫り跡は美しく輝いていきます。
以前、その体験をnoteの記事にも書かせていただきました。未だに見返すたびに、涙とともに輝いた思い出として蘇ります。
これは、お金では決して買うことができない「走ったからこそ出会えた体験」であり、陳腐な表現ですが、まさに「宝物」になりました。
■「出会えるかもしれない体験」に会いにいく
そして、今回結局出ようと思った理由ですが、「出会えるかもしれない経験に会いにいきたい」と思ったからです。
なんてカッコよくいった(つもり)ですが、もっと正直に言えば、「参加せずに出会えたかもしれない経験を逃したと思いたくない」という、ややせこいとも言える感情のほうが、近いかもしれません。
練習をしておらず、ただただ厳しい時間になることは100%確定、確定だけでなく確率変動で、ツライしんどいの鬼連チャンが続くことも、ほぼ確実です。
しかし、今回、自分が縁のない「福島」という場所で、もしかしたら、出会えなかったような景色や、物語に出会えるかもしれない、仲間との面白い話があるかもしれない。
そんな事を考えていたら、やっぱり参加しよう、参加したほうがいい、と思ってしまったのでした。
■まとめ
「迷ったらやれ」などとよく言われますが、時間や資金等のリソースが許すのであれば、体験や経験変えていけたほうが、幸福感は高まる気がします。
もちろん、特に何にも出会えないかもしれませんが、幸運にも出会えたとしたら、それがかけがえのないことになるわけですから、ガチャを一旦回すのは悪くなさそうです。(難しいのはどのガチャを回すか、でもありますが)
臨時で、妻と息子も巻き込み、本当はどこかゆるりとお出かけしようという予定が、福島旅行&ジャーニーランというツアーになりました。
私の128キロのジャーニーランは、9/15 18:00からスタート、夜中の会津若松の山中を走りつつ、翌18時までに郡山駅に帰ってくる予定です。(できるだけ)楽しんでまいりたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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