「思考のフレームワーク」を知り、試し、装填することで、劇的な成果を生む
(本日のお話/1953文字 読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに企画書など。
最近、仕事もプライベートも含め、
個人的に嬉しい出会いが多く、
ツキを感じる今日この頃。
ありがたい限りです。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
いつも「あり方」の大切さ、
木で言えば、見えづらい「根」の部分こそ、
重要であるとお伝えしております。
しかしながら、同時に、
目に見える部分、木の「葉」の部分、
すなわち、
「スキル」とか「技術」
と言われるようなものにも、
便利なエッセンスが多々あるなと感じます。
今日は、最近ご紹介頂いた本、
『頭がいい人は、なぜ方眼ノートを使うのか?』(著:高橋政志)
より、学んだことを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■私がよくやってしまいがちな失敗に、
「情報を取り入れすぎて、混乱する」
ということがあります。
例えば、企画書を作る前に、
「アイデアを整理してみよう」と思ったとき。
”マインドマップ”のようなもので、
考えを列挙して、拡散させていくことをよくします。
しかしながら、調子に乗ってどんどん書き進めて、
その後、改めて見てみると、
・「事実」と「自分の意見」がごちゃごちゃになっている
・ 問題の「大小」がまざってよくわからなくなっている
・ 人に伝える時に、何と伝えたらいいのか、さっぱり検討がつかない
(情報が散らかりすぎていて)
というような状況になっている。
ああ、困った、と。
メルマガで、まとめるときも
同じことが起こることがあります。
いい本と出会い、紹介したい!と思えば思うほど、
それが重厚で濃厚な本であればあるほど、
言いたいことが溢れ、
脇道にそれていって、
結局、何が言いたいのかわからなくなる、
みたいな。
そんな混乱した状況に陥り、
思考の袋小路で立ち止まってしまう。
そんなことが、しばしば起こるのです。
■そうした悩みを通じ、
最近、よく思うこと。
それは、情報が増えている今の時代、
重要かつ、キーになるスキルとは、
「情報をインプットするスキル」
よりも、
『情報を取捨選択肢、上手にアウトプットするスキル』
ではないだろうか
そんなこと、
頻繁に感じるようになりました。
■では、どうすれば
『情報を上手に取捨選択(特に捨てる)』
ができるのか?
その一つの方法として、
冒頭に紹介をしました、
『頭がいい人は、なぜ方眼ノートを使うのか?』(著:高橋政志)
を読み、改めて、
「思考のフレームワーク」
とは、大変なものだな、
と思ったのです。
ちなみに、
この本で言われていることは、
実にシンプル。
大まかにはこんな内容。
法則1:「方眼ノート」を使う
法則2:「見出し」をつける
法則3:「3分割」して使う
(本当はもっと色々書いてありますが、
大まかには、この3つです)
単純で、シンプルだから、と
バカにすることなかれ。
これらのことをやってみると、
確かに効果があるように感じたのです。
「法則1:方眼ノートを使う」、
というシンプルな話も、実際やってみると
マス目が綺麗なフォーマットになっているため、
・行頭・行間を揃えやすい
・文字の大きさを揃えやすい
・図形やグラフが書きやすい
・余白(スペース)が取りやすい
という状態が、
自然と実現されやすくなります。
結果、見やすく、
整理されたまとめ方ができる。
思考も整理された感覚を覚える。
かつ、「法則2:見出しをつける」ことを
実行してみると、ただそれだけで
「何が”本題”なのか忘れなくなる」
という効果も感じるのです。
加えて、「法則3:ノートを3分割する」というものも、
「事実→解釈→結論」
という、コンサルのフレームをイメージし、
縦線をノートに引くだけで、
確かに頭が整理されるような”まとめ”ができる。
単純なのですが、
このようなことを通じて
”「思考のフレームワーク」はパワフルなツールである”
ということを、
改めて思ったのです。
■世の中には、
たくさんの考え方があります。
今回紹介したような
「思考のフレームワーク」も、その一つ。
どんな状況でも当てはまる、
”完璧なフレームワーク”というものはないでしょうし、
何が自分に合っているのかも、人により違うもの。
しかしながら、
過去の先人の方々が作ってきた
「考え方のツール」を、
知っているか知らないかは、
情報をインプットする際も、
アウトプットする際も、
またプレゼンをするとか、
会議を進める、とか、
交渉をする、とか、
あらゆるシーンで、
効果的に進められるかどうかに、
深く関わっているように思います。
【「考え方のツール」を知り、試すこと】。
このサイクルを高回転で回し、
自分なりの仕事の仕方に、
”新たな装備”のごとく、
様々な先人の考え方を装填できたら、
より洗練された働き方、考え方に
近づけることができるのではないだろうか、
そのように思う次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。