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3888号 2024年10月17日

強み診断の隠れた名作『Strengths Profile』を受けてみました

(本日のお話 3680文字/読了時間5分)

■こんにちは。紀藤です。

引き続き沖縄に来ております。
昨日は1件のアポイント。社内のミーティングなどでした。

また、本日の話に繋がりますが、
前からずっと調査をしたかった強み診断の「Strengths Profile」について
その質問項目やレポートなどの読み込みをしていました。

ストレングス・ファインダー、VIAとの違いなど含め、大変興味深いものでした。
色々作れそうだな、創りたいなあ、という気持ちがむくむく育ってきています。



さて、本日のお話です。

今日は上述の「Strengths Profile」をテーマにお届けしたいと思います。

まず、強み診断で有名なものは、世界で3つあります。
日本で最も多くの方が受けている「ストレングス・ファインダー(クリフトン・ストレングス)」、そして学術的な信頼性が高い「VIA」、最後が今回ご紹介する『Strengths Profile』です。

「Strengths Profile」は英語でしか受けられず、日本ではあまり知られていませんが、100万人以上が受けている強み診断の名作です。

昨日試してみて、実に面白いものでしたので、今日はその内容についてシェアさせていただきます。

それでは、早速まいりましょう!

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<目次>
・Strengths Profileの特徴
特徴1:強みが「60項目」ある
特徴2:「実現した強み」「実現されていない強み」「学習した行動」「弱み」の4つで結果がわかる
特徴3:行動を起こすための「ゴールプランナー」が提案されている
・受検の方法
●フリースタータープラン(無料)
●入門プロファイル(15ドル)
●専門プロファイル(40ドル)
●リーダープロファイル(70ドル)
・受けて感じたメリット・デメリット
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■Strengths Profileの特徴

まずStrengths Profileについて、簡単に特徴を説明します。
ストレングス・ファインダーやVIAなどの他のツールと、何が違うのでしょうか? 以下、大きく3つのポイントがあります。

◯特徴1:強みが「60項目」ある

ストレングス・ファインダーは34の資質(強みのもと)、VIAは24の強みで分類されています。Strengths Profileは、「説得力」「書く」「時間管理」など、より行動をイメージできる60の強みが定義されています。

また、強みは以下の5つのカテゴリ、Being(あり方)の強み、Communicating(コミュニケーション)の強み、Motivating(モチベーション)の強み、Relating(関係構築)の強み、Thinking(思考)の強み、に分類することができます。

◯特徴2:「実現した強み」「実現されていない強み」「学習した行動」「弱み」の4つで結果がわかる
「パフォーマンス」「エネルギー」「使用頻度」の3つのカテゴリーについて60問ずつ、1:まったくあてはまらない~7:大変良くはまる、の7件法で合計180の質問に答えます。

(ここから)
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●「実現された強み」(Realized Strengths)
・(パフォーマンス:高い、エネルギー:高い、使用頻度:高い)
・実現された強みとは、すでに上手に使えている強みです。その強みを使うときパフォーマンスが高まると感じ、またエネルギーの高まりを感じるものです。
・「賢く使う」ことが推奨されます。

私(紀藤)の「実現された強み」のTOP7は「成長志向」「ナレーター(話すこと)」「ミッション(目的を持つ)」「ドライブ(自分を駆り立てる)」「楽観性」「他者の自尊心を高める」「ライター(書くこと)」でした。(合計は13個/60個中)

●「実現されていない強み」(Unrealized Strenghts)
・(パフォーマンス:高い、エネルギー:高い、使用頻度:低い)
・実現されていない強みとは、まだ伸びしろがある強みです。使うとパフォーマンスが高まり、エネルギーも感じますが、使用頻度はあまり高くないものです。
・「さらに使う」ことが推奨されます。

私(紀藤)の「実現されていない強み」のTOP7は、「モラルコンパス(信念に従って行動する)」「プライド(最高品質を目指す)」「カウンターポイント(他の視点をもたらす)」「ジャッジメント(決断を下す)」「インプルーバー(より良く行う)」「戦略的認識」「自己認識」ででした。(合計は10個/60個中)

●「学習された行動」(Leaned Behaviors)
・(パフォーマンス:高い、エネルギー:低い、使用頻度:変動する)
・エネルギーは感じませんが、パフォーマンスは高く、使用頻度は状況によって変わるものが「学習された行動」です。(後天的に開発された強みとも言えるかもしれません)
・「必要なときに使う」ことが推奨されます。

私(紀藤)の「学習された行動」のTOP4は「アクション」「勇気」「無条件(無条件で人を受け入れる)」「思いやり」でした。(合計は26個/60個中)

●「弱み」(Weakness)
・(パフォーマンス:低い、エネルギー:低い、使用頻度:変動する)
・パフォーマンス、エネルギー共に低く、使用頻度はまちまちなものが「弱み」です。これはあまり使っていないものとなります。使っても自分らしく感じされるものでもなく、成果も出ないと感じているものです。
・「あまり使わない」ことが強みを活かす上で役に立ちます。

私(紀藤)の「弱み」は「競争」「問題解決」「詳細(細かいことに集中する)」でした。(合計は11個/60個中)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)

◯特徴3:行動を起こすための「ゴールプランナー」が提案されている

また強みを活用する上で、具体的に行動につなげるためのゴールプランナー(目標設定)のシートが準備されています。
エネルギーが高まる、「実現された強み」「実現されていない強み」から3つずつ行動計画を考え、「学習された行動」「弱み」では1つずつ行動計画を考えるツールです。
強みのフォーカスをしつつも、弱みにも目を向けるということで、効果的なプランナーがデフォルトでついているのはGOODポイントだと感じました。

■受検の方法
以下、Strengths ProfileのURLよりログインして、受検をします。(すべて英語ではありますが、今はGoogleでも翻訳機能があるので、問題なくできると思います)
https://www.strengthsprofile.com/

そして「アカウントを作成」→「180問の質問に回答(約30分)」→「結果の表示」がされます。ちなみに無料版から有料版まで大きく4つのパッケージが用意されています。

(ここから)
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●フリースタータープラン(無料)
1)実現された強み(TOP3)、実現されていない強み(TOP3)、学習された行動(TOP2)、弱み(TOP1)の「強みの項目のみ」が表示。
※3ページのレポート

●入門プロファイル(15ドル)
1)実現された強み(TOP7)、実現されていない強み(TOP7)、学習された行動(TOP4)、弱み(TOP2)の「強みの項目+簡単な説明+開発ヒント」
2)「実現されていない強みの活用のヒント」
3)「キャリアガイド:強みに合った8つの職種」
※12ページのレポート

●専門プロファイル(40ドル)
1)実現された強み、実現されていない強み、学習された行動、弱みの「60すべてランキングと強みの項目+簡単な説明+開発ヒント」
2)「実現されていない強みの活用のヒント」
3)「キャリアガイド:強みに合った8つの職種]」
4)「強みの5ファミリー(カテゴリ)」ごとの強み
※22ページのレポート

●リーダープロファイル(70ドル)
1)実現された強み、実現されていない強み、学習された行動、弱み、のすべての「強みの項目+簡単な説明+開発ヒント」
2)「実現されていない強みの活用のヒント」
3)「キャリアガイド:強みに合った8つの職種が示される」
4)「強みの5ファミリー(カテゴリ)」ごとの強み
5)「リーダーシップの発揮のポイント」を表示
-実現された強み7つ、実現されていない強み7つについて、「自分を導く・他者を導く・組織を導く」の3つの観点でヒントを解説
-学習された行動4つ、弱み3つについて、「リーダーシップへの影響」と「求められたときにどう使うか」を解説
※24ページのレポート
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)

■受けて感じたメリット・デメリット

まず、受けてみて率直に感じたことは「めっちゃ当てはまっている!」でした。そして面白いし、役立つ、と感じました。それぞれ具体的にメリット、デメリットを書いてみます。

まず、メリットの1つ目は、「60の強み項目が具体的である」ことです。
この中では「書く」「話す」「他者の自尊心を高める」など具体的な項目がありました。これはストレングス・ファインダーやVIAにはない強みの項目で、具体性があるため、仕事にも役立てやすいと感じます。

メリットの2つ目が、「実現された強み」「実現されていない強み」「学習された行動」「弱み」の4項目で示されることです。
たとえば「実現されていない強み」はエネルギーの高まりを感じるしパフォーマンスも高いと思えているのに、使えていないわけです。ここに焦点を当てることで、自分の強みの活用を更に広げ、深める事ができると感じました。
また「弱み」の項目は、チームで共有することで、上手くマネジメントし合う、補い合うことができるツールにもなると思いました。

メリットの3つ目は、「キャリアガイド」があることです(専門プロファイル以上)。ここで、43の仕事分野から8つの職種が示されましたが、まさにコーチングや教育、スポーツなどが示されており、「あ、今その仕事してる!」と嬉しくなりました。

一方、デメリットは、「項目が多いこと」です。60もあると、どれを開発しようか、とどうしても悩ましく思うことは否めません。そういう意味では、ややビジネス向け・玄人向けとも言えるかもしれません。

大変参考になるものでした。実に面白かったです
ご興味がある方は、ぜひ受けていただけると発見があるかと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

※本日のメルマガは「note」にも、図表付きでより詳しく掲載しています。よろしければぜひご覧ください。

<noteの記事はこちら>

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