部下は上司の、背中を見る
(本日のお話/1513文字 読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに、夜は英語塾へ。
恥ずかしながら、昨日
私の、物凄く大切な”手帳”を、
落としてしまいました。
が、心優しい方が
最寄りの駅に届けていただけたようで、無事解決。
中に1万円を入れていたのに、取られることもなく、
改めて、日本の治安の良さ、人の良さに、
「いい国だなあ」
と、グローバル化と呼ばれる今、
しみじみと感じ入った次第です。
*
さて、本日のお話です。
昨日、管理職研修について、
お客様とディスカッションする中で、
「リーダーは背中で語る」
という、しばしば言われる話の大切さについて、
思うところがございました。
本日はその話について、
気付きを皆様にご共有させていただけばと思います。
それでは、どうぞ。
■とある伝統的な会社様と、
人材育成についてディスカッションをする中で、
こんな言葉を担当者様がこぼされていました。
「結局、マネージャーが動かないと、
部下はやらないんですよね」
グローバル化と言われる今、
これからの人たちには昇格条件として、
「英語力(TOEICとか)」を上司は部下に求める。
その一方、当の上司は、
「俺には関係ないし(逃げ切れるだろう)」ばりに、
全く英語など勉強する姿勢はない。
英語どころか、何も勉強する姿勢が、見えない。
しかし、上司は部下に
「君たちの時代は、絶対英語が必要だからね。
もっと勉強するんだぞ」
という。
■さて、こんな状況だったとして、
果たして多くの部下は心から
「よし、やるぞ!」
とモチベーションが上がるだろうか、と言えば、
その答えは恐らく「否」ではないか、
と思うのです。
もし直属の上司が、
はたまた、周りの多くの上司が、
「もっと攻める姿勢が大切だ」
と口で言いつつ、当の本人が
全く何にもやっていなかったら、どうか。
何もやろうともせず、
”逃げ切る姿勢”全開だったとしたら、どうか。
恐らく、部下達は、
自分で自分に火をつけようと思う人
勝手に勉強なり、自己投資なりする人がいる一方、
同時に、
「(いや、そう言っているアナタはどうなのさ??)」
と、口に出さず、
心の中で思ってしまい、
何だか燃えるに燃えられない、という人も、
いるのではないだろうか、
そのように思うのです。
■「7つの習慣」は、
リーダーシップに関するビジネス書として、
有名な本ではありますが、実はそれに続く
「第8の習慣」という本があります。
これは「偉大なリーダー」が持つ要素について
語られている本なのですが、
その中でお伝えしている
中心的な考え方の一つが、
『メンバーは働き方を選んでいる』
という話です。
その上司や会社が、
自分をどう扱ってくれるのかで、
人は自分の「働き方のレベル」を決める。
その上司や会社が、
どういった人なのか、
どういった会社なのかにより、
自分の力を120%出し切るのか、
それとも80%程度で働くのか、
残念ながら50%も出しきれず働くのか、
という働き方は、無意識的に
”実はメンバー自身が選んでいる”
そのように、言うのです。
■先述した、
「結局、マネージャーが動かないと、
部下はやらないんですよね」
という話は、まさしく同じ話でしょう。
まず、マネージャー、リーダー自身が、
背中を見せて、率先しているかどうか。
メンバーに対して「模範となっている」かどうか。
そのような姿勢が、
わかりづらいことのようですが、
非常に重要なことではないか、
そのように思うのです。
人は口に出さずとも、
必ず相手の行動を見ているもの。
もし、誰かに何を伝えようとするのであれば、
【まず自らが模範となり、率先してその行動をすること】。
それこそが、人を動かす上で、
非常に大事なことではないだろうか、
そんなことを思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。