気づいたら「会員制クラブ」に入会してしまった話。
(本日のお話 2324字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、研修動画の撮影。
また出版企画の作成と、沖縄での友人経営者とのランチでした。
その他、10kmのランニング。
明日は「沖縄ウルトラマラソン100km」への参加です。
全然気合を入れて練習していないのですが、まずは無事に完走したいと思います。
朝5時スタートで、制限時間は14時間。
どうなるのかが楽しみです。
*
さて、本日のお話です。
個人的な話なのですが、先日、経営コンサルタントの友人と食事をする機会がありました。
お店の場所は、銀座の某所。友人が予約してくれました。
「会員制のクラブなので、一緒じゃないと入店ができないので、お店の前で待ち合わせをしましょう」
18時の少し早めの食事会。
しかし、食事を終え、その場所を後にするころには、私自身がその「会員制クラブ」の会員になってしまっていたというお話を、今日はお伝えしたいと思います。
それでは、どうぞ。
■「会員制のクラブ」という場所
少し前に、あるお世話になっている大先輩と、ランチの機会がありました。そのランチの場所が、大手町の駅直結の、大きなオフィスビルにある「会員制クラブ」でした。
地図に従って店を探します。しかし、地図上でエントランスと書かれた場所には何もありません・・・。そこには「灰色の壁」がそびえ立つのみ。
「分かりづらい場所なので。」と言われていたその場所を注意深くみると、その脇にボタンっぽいものがあります。それを押すと、ウィーンと扉(一見壁に見える)が開きました。
そして、そこには隠しエレベーター的な8~9階建ての、会員専用のお店が入っていたのでした。ロールプレイングゲーム世代として、こうした設定だけで胸がトキメキました。
お客さんも、なんだかそれっぽい人々。自分のカジュアルすぎる服装をやや恥ずかしく思いながら、提供される贅沢な空間と料理に、「東京ってこんな場所があるんだ・・・」と、拭いきれない田舎者のアイデンティティが刺激された1日でした。
ちなみに、興味本位で調べると、どうやら東京にも、日本にも、こうした様々な「会員制クラブ」があるようす。あんまり詳しくないですが、政治、経済界など、普段(少なくとも私は)接することがない人が使う場所が、色々あることを、その時に知りました。
高いところは、入会費がウン百万円とかするとかなんとか。
未知の世界です。
■銀座の中心、カードリーダー、バニーガール
丸の内の「会員制クラブ」。
何度か言ったことがある麻布の「アメリカンクラブ」。
そして今回は、銀座の「会員制クラブ」。
ただ一つ違うのは、誘ってくれたのが友人であること。
漂う好奇心をうっすらと身にまといつつ、お店へ行きました。友人と豪雨牛、エレベーターで5階まで上がると、大きな壁のような扉。そして、扉の隣にはカードリーダー。
この「壁のような扉」は会員制の象徴なのでしょうか。
友人(会員)が「ピッ」とカードをかざすと、ウィーンと扉が開きます。
すると、なんとそこにはバニーガール(!)が立っていました。
予想外過ぎて一瞬面食らいます。
・・・ってか、バニーガールって、生まれて初めて見た。
銀座の中心、カードリーダー、バニーガール。
冒頭の3連コンボのみで、「特別な感じ」は伝わってきます。
■なぜ友人は「会員制クラブ」に入ったのか
時間はまだ18時。お店は空いています。
客席はゆとりがあって、友人が「ゆっくり話すなら使える場所」と言っていたのがわかる気がしました。
ちなみにこの場所は、私の仕事関連の相談をしたくて、私から友人に声をかけました。「せっかくなので、食事でもしながらどうですか?」と。
しかし、私自身が相談したかったことは「この空間が一体何なのか?」「そもそもどうしてここの会員なのか?」「なんで入ろうと思ったのか?」という興味に、完全に上書きされてしまいました。
すると、友人が色々と教えてくれました。
ざっくりこんなお話でした。
「仕事関係の食事もある中で、お店選びって大変じゃないですか。周りが騒がしかったり、席の間が狭かったり。
ここ(会員制クラブ)だと、席のスペースもあって、話にも集中しやすいです。客層も落ち着いているし、接客もよく見てくれている。だから使い勝手がいいんです」
とのこと。
他にも、入会の理由を聞くと、
・場所が便利(新宿・池袋・赤坂・銀座などにある。また名古屋・大阪・京都・仙台・新潟にもあり)
・誕生日月にディナーチケットを2名分送ってくれる。(友人は奥様との食事にも使ったそう)
・料理も安定して美味しい。店舗ごとに和食、洋食などの違いがある。アラカルトでもコースもあり。
・様々な人といっしょに来られる。4名以上の食事会は6000円/1名くらい。個室もあるため小さな子どもと一緒に来てもOK(店舗による)
などなどを教えていただきました。
そして、会費は高いんだろうなあ、と思っていると、「月額6000円程度」とのこと。先日いった丸の内のクラブは、月額4万円(推定)だそうで、それくらいであれば、会食の頻度や、お店探しの手間などを考えて「あり」だよな、と感じていたのでした。
▽▽▽
その他に、運営している会社の方針として、人材育成に力を入れていること、会員紙にもそうした組織行動・心理学系の知見が紹介されている、などもありました。
また、定期的にボトルキャンペーンなどがあり、その際にバニーガールが、やや押しの強いセールスバニーになるのがやや困惑するそう。それもまた、利益を上げるためのインセンティブと思えば、よくできているとも思えます。(ちなみにボトルといっても、良心的な価格です)
会費も15年継続される人は半額になる(月額約3000円)なども顧客を大切にする感じもあります。また、スタッフさんも、顧客が落ち着いているので安心して働けるそうです。顧客にとって、働く人にとって、組織にとっての「三方よし」の仕組みになっていること。
それらの仕組みや文化が、人材開発・組織開発にも関わる友人として、そうした仕組み含め好感を覚えている、とのことでした。
■「会員制クラブ」に気づいたら入っていた
そんな話をして「面白い・・・」と内心興奮していると、ホールリーダー的な着物の方が近づいてきて、名刺を渡してくれました。
そしてニッコリと笑みをたたえつつ、「入会にご興味はありますか?」とのこと。
これはなにかの罠か?と一瞬思いましたが、別に友人は私の質問に答えているだけであり、何か意図があるわけではなく、そんな人でもありません。
自分も色々とお店探しに苦慮する場面が最近しばしばあり、仕事の関係から銀座周辺でいつも使えるところはないだろうか・・・と感じていた矢先でした。
そんなにリスクになる金額でもないですし、仕事上、会食もそれなりにあるので、まああまり合わなかったらやめればよいか、とのことで、ものは試しに入ってみることにしました。
ということで、気づけば図らずも「会員制クラブのメンバー」になってしまいました。
何があるかわからないものです。
■まとめと後日談
ちなみに入会した今月の12月は誕生月だったので、食事券を貰えました。
妻と行こうかなと思って、その話をしました。「・・・ちなみにバニーガールがいてね」とった瞬間に、明らかに怪訝な顔に。「それって、男の目の保養的なやつでしょ」とのこと。
どうやら、バニーガールは人によって賛否がわかれそう。
なので、事前にそういうコンセプトもあるんだよ、と伝えるのは大事かもと思いつつ、これもまた一つのネタとして面白そうだな、と思った次第です。
繋がらせていただいている方には、こちらのお店を待ち合わせにさせていただくかもしれません。その節は、よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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