ゆとり世代の新人教育について
■おはようございます。紀藤です。
さて最近、時期柄か、
「新入社員の研修」について、
お話を聞くことが多くなってきました。
そして、お客様とお話をしていて思いますが、
改めて「初めの教育」の大切さ、ひしと感じています。
今日は、特別号として、
「教育について思うこと」
について改めて思うところを
皆様に共有させていただきたいと思います。
■先日、聞いた話。
戦後日本がまだ焼け野原から復活途中だったときのこと。
海外から、ある有名な大学教授が
復興の状況を見るため、日本にやってきたそうです。
そして、まだ建造物もままならない中、
いくつか、キラリと大きな、立派な建物が
作られ初めていることを目にして、
一緒にいた日本人に、こう聞いたそうです。
「あの、建築中の、立派な建物は何ですか?」
帯同する日本人は、こう答えました。
「あれは、学校ですよ。
学校を作っているんです」
そして、それを聞いた時、
その教授はこう言ったそう。
「日本は、間違いなくまた立ち上がるだろう。
教育は、国の要だ。」
と。
■よく言われることですが、
あらゆる組織は「人」で出来ています。
そして、当然ながら、
その「人」が活き活きと、自ら貢献意欲、
達成意欲を持ち働くことができれば、
いい仕事が増え、会社は成長する。
逆に、その「人」が、
言われた通りにやっていれば、
給料も保証されるし、食いっぱぐれることもないだろう、
などと、”寄っかかる”考え方を持っていれば、
会社は持続的な成長など、見込めない。
至ってシンプルですが、
そんなものなのだと思います。
そして、人にとって大切な
”「働き方」のベースがいつ作られるか?”
と問うて見た時、やはり
「入社してスグの教育」
が非常に重要だと改めて思うのです。
鳥が生まれた直後に見たモノを、
自分の親と思いこんでしまうように、
新入社員などは、初めて出会った
「働き方」を基軸に考えて仕事をする、
そんな傾向があるのではないでしょうか。
私の場合、新入社員の時、
飲食店の会社に入社をしましたが、
「朝10~深夜2時まで働くこと」が
当時、当たり前だと思っていました。
(今となっては考えられないですが 汗)
■新入社員のときに、出会ったものは、
そのまま純粋に受け止められるもの。
だからこそ、当たり前かもしれませんが、
・プロ意識を持って仕事をする
・仕事の目的を自分で考える
・人と協働する大切さを学ぶ
・勉強し続けることを学ぶ
そんな「自分を成長させ続ける姿勢」を
早い段階で身につけることが、
非常に大事なのではないか、
そう思うのです。
とにもかくにも、
「教育」(特に若い人に対して)
は、本当に大事だな、
という思いが日増しに強くなる今日この頃。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
皆様にとって素晴らしい一日になりますように。