優れた経営者の時間の使い方
(今日のお話 1889字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに、午後からは、
「グローバルで活躍するリーダーの育成」と称した、
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(お越しいただきました皆様、 ありがとうございました!)
来月は
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新入社員研修を検討中の皆様、
ぜひお越しくださいませ。
きっとお役に立つはずです。
*
さて、本日のお話です。
話は変わりまして、
先日参加したドラッカー塾で、
「優れた経営者の時間の使い方」
について、興味深いお話を聞きました。
皆様に、ぜひご共有させて頂ければと思います。
それでは、どうぞ。
■今、話題のキーワードとして、
「生産性」とか「働き方改革」
などという言葉を、
よく耳にするようになりました。
そして、その問題の
根本になってくるのは、
「自分の時間をどう使うか?」
という究極の問いであるように思います。
■そんな中、面白いお話を、
「ドラッカー塾」の先生より聞きました。
それは、こんなお話でした。
*
ドラッカー塾の”経営者向けコース”において、
ある宿題が出るそうです。
それは、
「自分の時間の使い方を、1分単位で計測する」
そして、それを先生に提出をする。
そんな宿題です。
結局、有限な資源である
「時間」は誰に対しても平等です。
経営者として影響力を発揮するためには、
この”時間の使い方”が成果を分ける、
最も重要な要因の一つである、
がゆえに、「汝の時間を知る」ということで、
このような宿題が必須ということなのでした。
■面白いもので、
「時間の使い方」
というものは人により、
本当に千差万別です。
ドラッカー塾において、
経営者から提出された
「時間の使い方」に関する宿題を見ても、
全くと行っていいほど、違うそうなのです。
例えば、
・現場に入り、仕事に時間を費やす経営者
・社員とのコミュニケーションに時間を費やす経営者
・事業計画を立てることに時間を費やす経営者
・現場には入らないけれど、職場を見て回ることに
時間を費やす経営者、
その時間の使い方は、実に様々である、
ということでした。
■そんな中、こんな質問を、
ドラッカー塾の先生にしてみました。
「優れた経営者(=業績を上げつつける経営者)は、
どのように時間を使っているのですか?」
するとドラッカー塾の先生は
このように答えました。
「経営者を12年間追ってわかったことは、
優れた経営者、成果を上げ続ける経営者は
『計画』
『社員とのコミュニケーション』
『現場を見に行くこと』
などに、意識的に時間を使っています。
逆に、失速する経営者は、
”目先の今の仕事”
”自分が手を動かす仕事”
”緊急の仕事”
にばかり時間を使っている傾向がありますね。
結局、経営者は、
事業を、未来を作る時間を取らないと、
ダメということですね」
と。
■そして、この話を聞いて、
改めてしみじみと思いました。
【目先の仕事だけ、ただ闇雲にやっていても、
未来は作れない】
のではないだろうか、と。
・上司から頼まれたこの仕事を終わらせないといけない。
・明日はこの企画書を提出しないといけない。
・見積書、早く出さないと。
・先輩から飲みに誘われた。(昨日も行ったけど、付き合いだし)
そんなことを繰り返し続けるのみだとしたら。
きたるべき時に備えて、
「自分の知識を磨くこと」
「将来につながる勉強をすること」
「人間関係を作っておくこと」
「自分の健康管理をしておくこと」
などを、全く疎かにしたとしたら。
きっと先述した、
”失速する経営者”
のようになってしまうのかもしれません。
■「時間をどう使うか?」
この問いの重要性は、
今も昔もずっと言われていること。
マネジメントの父と言われたドラッカーは
『汝の時間を知れ』
と言い、時間の使い方について、
強くその必要性を説いています。
リーダーシップの大家である
「7つの習慣」のコヴィー博士も、
『第3の習慣 最優先事項を優先する』
において、時間管理について、
”緊急ではないが、重要なこと”
に時間を割く必要性を、強く伝えています。
失速せず、成長し続けるために、
そしてより豊かに、望むべく人生を過ごし続けるために、
ぜひ改めて時間の使い方、
見直したいと思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
皆様にとって素晴らしい一日になりますように。