1%確率を高める努力
(今日のお話 1334字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4件のアポイント。
ありがたいことに、
進めている企画が増えてきており、
何かとバタバタとしております。
緊急になる前に、前もって物事を進める重要性
(=「7つの習慣」では”第二領域”と言います)
を痛感する今日この頃です。
今週も後半、頑張ってまいります。
*
さて、本日のお話です。
最近、仕事とは、
細かい部分こそが重要なのだろう、
ということを感じる機会が増えてきました。
そんな中、少し前に、
私の大好きなテニスで、
テニスコーチから言われた
「プロの姿勢」
について、共通するものがあるな、
と感じましたので、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
テーマは、
「90%と95%の違い」。
それでは、どうぞ。
■「神は細部に宿る」、
という、有名な言葉があります。
一見同じように見えても、
一流の仕事というのは、
細かい部分、末端の僅かなところにこそ現れる、
そんなことを比喩した言葉。
確かに、
アジアの露天で買った、ニセのブランド財布も、
実際の店舗で売られている、本物のブランド財布も、
遠目には同じように見えるもの。
しかしながら、細かい縫製や、
作りこみを見ると、その違いは歴然です。
「細かい部分」にこそ、
その物事の真価は現れる、
これは一つの事実なのでしょう。
■この話に通ずる話で、
先日テニスのコーチが、こんな話を聞かせてくれました。
「紀藤さん、プレイが雑ですよ。
勝つためには、”1%確率を上げる努力”をしなきゃダメです。」
「1%確率を高めるために、相手の動きにもっと注目して、予測を高める。
1%確率を高めるために、0,05秒でも早く動き出す意識を持つ。
1%確率を高めるために、ギリギリまでボールを見る。
その積み重ねで、球をミスせず、
良いコースに打ちわけられる確率が、
90%から95%になるんです。」
「もし、同じ実力の人でも、
そのこだわりの多寡によって、
90%の確率 VS 95%の確率で戦ったとしたら、
95%の人が勝ちます。
【1%確率を上げる努力】が大事なんです」
■この話を聞いて、
「なるほどな」と思うと共に、
このことは仕事でも同じことが言えるのではないか、
と思ったのです。
先ほどの、
パチもんのブランド財布でなく、
一流の職人が作ったブランド財布こそが、
「真の価値」を人に与えることと同様、
パッと見は同じだったとしても、
細かい違い、わずかな差にこそ、「価値」が生まれるものです。
私達の日常の仕事において、
些細なことに見えること、例えば、
・企画書のレイアウトを、ほんの5ミリ
ずらして印象を変える
とか、
・プレゼンで、大事なコトを話す際に、
ほんの0コンマ何秒、間を置くようにする
とか、
・人に声をかけるときに、必ず名前を呼ぶ
とか、
「そんなの大した違いじゃないではないか」
と思えることこそ、違いが生まれてくるのでしょう。
■概して一流の人は、
「ここまで意識しているのか」
という姿勢・細やかさで取り組んでいるもの。
私のテニスのコーチは、彼のこだわりとして、
”ラケットを打つ逆の手(左手)の、
小指の先の角度まで意識して打つ”
ことを心がけているそうです。
実際100%出来ているかどうかは置いておいても、
もし自分が、
自らの専門分野において、
より高いレベルを目指そうと願うのであれば、
【1%確率を高める努力】
を常に忘れないことが重要なのだろう、
そのように思う次第です。
つい雑になりがちな自分に対する、
自戒を込めつつ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、良い1日となりますように。