「出来る技」ばかり使わない
(今日のお話 1285字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
日曜日は家でひたすら読書。
『華麗なる一族』(著:山崎豊子氏)や、
『憲法と平和』(著:長谷部恭男)など。
憲法の話は私の頭ではやや難解で、
理解するのが困難を極めておりますが、
少しずつ読み進めております。
*
さて、本日のお話です。
最近、仕事をしたり、
または本を読んだりしていて、
ふと思うのですが、
”「自分が出来ること」のみに固執してしまう”
デメリットをしばしば感じます。
今日は、そんなことを感じつつ、
テーマとして、
「出来る技ばかり使わない」
というお話で、思うところを
ご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■私は営業の仕事をしていますが、
お客様とお話をするとき、
またはプレゼンをするとき、
いくつかの
「勝ちパターン」
があると感じています。
(勝てない時もままありますが 汗)
王道の流れとしては、
・最初にお客様のことをヒアリングし、
・そしてそれに合わせて提案をする。
・その時に必要な懸念点を埋めるよう情報を集める、
のような大まかな流れの中に
「こんな聞き方が効果的」
「こんな説明の仕方がよく伝わる」
などの自分の工夫が入り、
そして「勝ちパターン」を構成している。
そんなイメージでしょうか。
そして、こういうようなものは、
私だけでなく、多くの営業に携わる人が持っているはずですし、
あらゆる職種において、
仕事の「勝ちパターン」みたいなものが、
あるのではないかと思います。
■そんな中、最近、
自分自身のことを振り返り、
ふと思うことがありました。
それは、
「あれ、自分、”いつも同じやり方”ばかり使ってね?」
という、ふとした疑念でした。
きっと私だけではないと思うのですが、
ある程度経験を積み、特定の分野で仕事が
”こなせる”ようになってくると、つい、
「得意な技」
「やりやすいやり方」
「いつものパターン」
ばかり連発して使うようになり、
他の新しい技術を身に付けることに対して、
積極性を失ってしまうことがないだろうか、
と思ったのです。
■営業なんか、まさしくそう。
「こういったパターンで話せば、
ある程度は聞いてくれる」
という”商品説明の仕方”がある程度いくと
見つかるものです。
しかしながら、通り一遍等な説明だけでなく、
お客様の考えや価値観などに応じて、
”ちょっとした工夫”を重ね、
別の角度から魅力を説明すれば、
「へええ!それはすごい!」
と、もっと高いレベルの、
結果を生み出せる可能性は、
きっとあるはずなのです。
しかしながら、
今までの「技」は使い勝手がいいので、
経験を経るほど
「いつものやり方を使い倒す」
「昔覚えた得意技を、使い倒す」
ということをついしがちではないか、
そのように思ったのです。
■移り変わりが激しい世の中、
同じ方法だけに頼り、そこに改善がなければ、
追いかけてくる多くの強豪に
淘汰されることだって、十分ありうるはず。
「7つの習慣」でも、
”第7の習慣 刃を研ぐ”において、
私達が長期・継続的に成果を得る人生を送るためには、
『日々、自分の肉体・情緒・知性・精神を磨くこと』
が重要である、と言います。
すなわち日々、わずかなことでも、
”継続的な改善”
を心がける事が大事、ということ。
と、いうことで、
【出来る技ばかり使わない】
このことを念頭に、
自分の得意分野、専門分野だからこそ、
日々刷新、日々改善を続け、
毎日歩んでいきたいものですね。
(と、自分にいい聞かせた次第です)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、良い1日となりますように。